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化粧箱を印刷するにあたっての四方山話・・・

 

化粧箱を製造するにあたって色々な話があります。

今回は印刷に的を絞った話をしていきたいと思います。

主に、印刷方式としては『平版印刷』『凸版印刷』『凹版印刷』『孔版印刷』

の4種類があります。その各々の特徴は・・・(安易なネーミングですので)

その名前からも分かるように・・・

『平版印刷』 ・・・ 版が平らで、水と油の関係を利用し

インキを版に移し→一度、ブランケットに転写後→印刷物に印刷を行う

のですが、その際、版上に親油性の部分と親水(=油をはじく)性の部分を作り、

新油性の部分にだけインクが付くことにより、印刷デザインを再現する印刷方式です。

『凸版印刷』 ・・・ 版に凸凹があり、凸の出っ張った部分にインキを付け、

印刷物に転写する印刷方式です。もっとも歴史が古く、原理が最も単純な

印刷方式と言えます。分かりやすく言うと、印鑑とか、子供のころに学校で作った

イモ版です。

『凹版印刷』 ・・・ 凸版同様、版に凸凹があるのですが、今度は逆に凹んだ

部分にインキを溜め、印刷物に転写する印刷方式ですが、構造は水車を

ご想像頂けると分かりやすいかも?

グルグル回る水車が下からインキを汲み上げ、上がる途中で『ドクター』と

呼ばれる刷毛みたいなもので、凸部分にもついているインキを、掻き落す

ことで、凹んだ部分にのみインキが残り、そこだけが転写されます。

『孔版印刷』 ・・・ 版に孔(あな)を開け、その孔(あな)からインキを落す

ことで、インキを転写する印刷方式で、シルク印刷が代表的なもので

スクリーン印刷とも呼ばれます。

これまた小学校の頃、鉄筆等で文字や絵を描き網をかぶせたうえで、

上からインキを流し、ローラーでゴロゴロ、ゴロゴロ。。。。。そう、ガリ版印刷を

思い浮かべて下さい。

我々の扱うオフセット印刷は『平版印刷』です。化粧箱作成において

美粧性・コスト・製造ロット・・・色々な点から総合的にに見て最もよく使用

されている印刷方式です。

このオフセット印刷についての四方山話を少し綴ってみたいと思います

 

化粧箱の印刷方法・・・オフセット印刷について

前述したように、オフセット印刷は種類としては平版印刷になります。

その名の通り平らな版を使用した印刷方式なのですが

この版には撥水性が有る部分と親水性の有る部分とがあり

それを版胴にセットします。

で、版胴を回して水を溜めている部分を通ります。

このとき親水性の有る部分にのみ水が付着します。

つづいてインキを溜めている部分を版が通るわけですが

この時既に水が付着した部分には水と油(インキ)の

関係でインキが付かず、撥水性があり水を弾いていた部分にだけ

インキが付着します。

あとはインキと水の付いた版をブランケットというゴム胴に

転写してそこから紙へと転写をする。

これによって紙に任意の色を任意の場所に転写できますので

これをインキの数だけ繰り返し、色の掛け合わせによって

様々な色表現を行い印刷完成!というわけです。

利点としては

①かかる圧力が強くないので、細かい文字等もある程度まで表現できる

②版が固い紙に直接触れないため、摩耗が少なく大量生産が可能である

の二点が主に挙げられます。

ちなみに版からブランケットへと画像を剥がして移す、

さらにブランケットから紙へと剥がして移すと

剥がす(off)移す(set)を繰り返すことから

オフセット印刷と呼ばれているそうです。
と、印刷方法としてはこんなところですが

もう一ネタ。

より綺麗で安定した色を出すための印刷の方法

→特色を使います。

印刷時に使用するインキにはCMYKの4色が一般的ですが

4色の掛け合わせで色表現を行うため、微妙な調整を必要とする

色のときにはその色を表現するため専用のインキ(特色)を使用します。

このことによって掛け合わせでの微妙な色の寄り(赤っぽくなったり等)

を防止し、より安定した色を表現できるようになります。

 

オフセット印刷する化粧箱の美粧性とその特性

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弊社の印刷方式としては、オフセット印刷です

基本的にはCMYKのカラー4色が使われることが多いです。

CMYKとは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)

のことで、この配合比率を変えることによってすべての色を表現することが可能です。

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理論的には上記画像のようにCMYの3原色だけでも可能です

が、実際にこの3色で黒を表現すると汚~い灰色になったり、

バランスによって赤っぽい青っぽい黒になるため、また、細い線・

文字等を再現するための見当の問題等から、黒は黒インキとして

独立しています。

そして配合比率を変えると言っても、実際に印刷する際には

その濃度を変えるのではなく、アミ点の大きさを変えることに

より、配合比率を変えて再現して行きます。

(まぁ、実際には印刷濃度によっても若干の調整は可能です)

で、その『アミ点とは?』ということなんですが、

文字通り『網目のような点』のことで、化粧箱に印刷された

写真や人物等々をよ~く見ると(一般の方はあまりお持ちで

ないと思いますが、拡大率15~20倍のルーペなどで見ると

より良く分かりますが)、小さな点の集まりによって再現され

ているのが分かります。

 

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実に不思議です。

人物の顔・風景写真等々すべてが、このCMYKの4色の

『点』の集まりだけで再現されております。

そして、この『点』の一番キレイに再現できる印刷方式が

オフセット印刷なのです。だからこそ化粧箱はとても美しいのです。

ただ、すべての色が再現できるとは言いますが、実際には難しい色もあります。

特に淡ーい色【薄緑・薄オレンジ・薄ピンク・・・・】の場合、CMYの

ほとんどが数%のということになると、紙のうえに小さな点が

少しづつしかつきません。ということは、ほとんどが紙の色に

なってしまいます。で、その紙の色が汚ければ・・・・ということです。

*ちょっと、この部分は分かりにくいでしょうね。かつ、これだけの理由でもないですし・・・・・

そもそも厳密に言うと

CMYの色(インク)自体が、純粋なCMYでもないとか?

で、そんな時は特色という別練りインキを使用することでほぼ解決します。

 

UV印刷を利用して化粧箱の付加価値をアップ!

この章では「UV印刷」での化粧箱作製について

書いていきたいと思います。

で、そもそも「UV印刷」とは何ぞや?

という方のためにご説明を…

 

UV印刷とは?

紫外線を浴びせることによって

瞬間で乾燥する性質を持つインキと

それに紫外線を浴びせるための紫外線照射ランプを

用いた印刷方法です。

従来の油性インキとの最大の違いはやはりその

速乾性であり、この性質のおかげで数々の利点があります。

①製造時間短縮

→油性インキの場合、通常は半日~一日は

乾燥させてからでないと次工程には移れないのですが

UVインキだと速乾するため印刷工程終了後すぐに

トムソン等の次工程に移ることができるため

製造にかかる時間の短縮になります。

②パウダーいらず

→速乾するためブロッキング※¹防止として

使用されるスプレーパウダー※²が必要ないので

パウダーによる表面加工の悪影響が無くなります。

※¹ブロッキング
印刷終了後、インキが未乾燥のままの紙に圧がかかる等によって上の紙とくっついてしまい
次工程での作業時に悪影響を及ぼしたり紙を汚したり、傷つけたり…という現象です。

※²スプレーパウダー
油性インキでの印刷時に使用します。↑のような現象を防止するために印刷時に
細かいパウダーを紙全体に噴射し、紙と紙の間に空間を作ることによって
紙同士のインキの接着を防ぎつつ乾燥を促します。

③高い耐磨性

→①,②はどちらかというと製造側から見た

UVインキの利点ですが、これは購入する側から

しても大きな利点になりますね。

油性に対して擦れ等に強いです。

それでも表面加工を行った方がより良いですが。

④特殊紙への印刷

→これが書きたいが為にここまで書いてきました(笑)

個人的には速乾性の強みのなかでも特にこの点が推しです。

というのも油性インキでは乾燥に時間がかかるために

例えば銀ホイルの加工がなされた紙とか

PPのフィルムが貼られた紙だとか

これら油性ではインキが弾かれて浸透させることが

難しい紙でもUVなら速乾させることで

インキを固着させるため、印刷が可能です。

と、UVインキについては大体こんなものでしょうか。

ただ欠点としてはインキ・紫外線照射ランプとともに

コストが高いので油性に比べると費用が高くなる。

というところですね。

 

銀ホイルを使用した化粧箱なんか中々かっこいいと思いますよ。

 

化粧箱、黒印刷の2つの表現の仕方

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黒のことを印刷業界では墨と表現します。

つまり、黒印刷というのは墨印刷という表現を用いります。

黒というものは色の濃さの最終形でこれより濃い色は存在しません。

黒そのものの濃度を濃くすることはできても

色を黒より濃い色にすることはできないのです。

厳密に言うと、濃いのではなく暗いという表現は正しいのかと思いますが。

この黒色。

色の4原色【C(シアン=藍)M(マゼンタ=紅)Y(イエロー)B(ブラック)】

の内の1色に当たりますが

この4原色から黒を除いた3原色を混ぜ合わせると黒になる

ということになっております。(厳密に言うと、黒にはならないわけですが。)

この原理を利用した黒の表現方法についてお伝えします。

 

黒印刷には2つの方法がある

墨ベタにはよく使われるものが2種類ありまして

1つは、単純に墨濃度100%のみで行う墨ベタ。

もう1つは色の3原色であるC(シアン=藍)M(マゼンタ=紅)Y(イエロー)

これら3色をそれぞれ40%~50%ほどに設定して

それに加えて墨100%を足して表現するリッチブラックというものです。

墨ベタ単体の方は何と言っても墨しか使いませんので

見当ズレの影響を怖がる必要がありません。(その部分においてはという意味です。)

そのため文字や小さなデザインのものなどに使用可能です。

ただし、これは墨に限りませんが1版のみでベタ印刷を行うと

ピンホール現象が起こりやすくなります。

そのため、範囲が広いもの等には同じ版を2つ作り

墨ベタを2度掛けたりもします。

ちなみにピンホール現象とはその名の通り

ベタ範囲の一部が穴抜けのように白くなってしまうことを指します。

ベタ印刷を行う版に埃等が付着してその部分にだけインキが乗らずに

印刷されてしまうことが主な原因となります。

版に埃が付着して発生しますので

2版で行っていればその分防ぎやすくなるという理屈です。

 

一方リッチブラックは

4色掛け合わせによって表現されるので

墨1色に比べてずっと鮮やかな黒色が表現されます。

またデザイン上、既にレギュラー4色を

使用しているのならば

わざわざ墨版をベタ用に追加する必要が無い分

費用を削減できたりもします。

欠点としてはやはり4版使ってのベタなので

墨ベタ単体に比べて見当ズレが発生しやすいので

文字や小さなデザインには不向きです。

また4色掛け合わせの分、若干赤みかかったり青みかかったりと、

墨の色の均質化も墨ベタに比べた難しいです。

 

墨を使わない黒表現

通常黒の表現を行う際には墨を用いるのですが

色表現の仕組み上CMYの3色を混ぜ合わせるだけでも

黒色は表現されます。

特定の色の光を吸収して反射する色を限定することで

色表現を行っているため、全ての色を吸収してしまえば

つまりCMYを混ぜ合わせれば黒色が表現される。ということです。

 

化粧箱のパール感を出すならグラビア印刷?フレキソ印刷?

『パール紙が高い!』

お客さまの悩みのご相談がありました。

弊社が受注していた案件ではなかったのですが、

色々話をしている時に、『この箱が高いんだよねぇ。まぁ、パール紙を

使っているからある程度仕方ないんだけど・・・比較だけになると思うけど、

一度見積もってみてくんない?』とのことで、見積りました。

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結果は・・・【やや安い】です(苦笑)。

まぁ最初から、たとえかなり安くても、初期費用等の実質的なことから、

人間関係のしがらみのことまで色々あり、弊社に移すという可能性は

ほぼ”0”と分かってはいたのですが。。。

まぁ、それは別として、今後の為にと思い、代替案も出しておきました。

それが、パール紙のかわりに『一般紙+グラビアパール』と『一般紙+

フレキソパール』です。

~~~~ここで再度少し印刷方式の話を~~~~~~

『グラビア印刷』 ・・・ 印刷方式は凹版印刷で、版に凸凹があり、版の

凹部分にインキを溜め、印刷物に転写する印刷方式ですが、構造は

水車をご想像頂けると分かりやすいかも?

グルグル回る水車が下からインキを汲み上げ、上がる途中で『ドクター』

と呼ばれる刷毛みたいなもので、凸部分にもついているインキを、掻き

落すことで、凹んだ部分にのみインキが残り、そこだけが転写されます。

『フレキソ印刷』 ・・・ 印刷方式は凸版印刷で、こちらも版に凸凹がある

のですが、今度は逆に凸の出っ張った部分にインキを付け、印刷物に

転写する印刷方式です。もっとも歴史が古く、原理が最も単純な印刷方式

と言えます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『一般紙+グラビアパール』と『一般紙+フレキソパール』を比較すると

値段的には、さほど変わりはありませんが、パール感は『グラビア』の方が

高いでしょう。

であれば、フレキソパールは意味がないと言えそうですが、フレキソ印刷の

特長として、溶剤系のインキではなく、水性インキを使用されているため

『エコ(=環境にやさしい)』であるといえるでしょう。

『エコ(=環境にやさしい)』は今後ますます重要視されるポイントの1つ

であると思います。企業ポリシーとして環境保護を大事にされている会社

さまにとってはアピールポイントにつながると思います。

 

化粧箱の生産を行う印刷機とその回転速度について

 

この章では化粧箱を生産するにあたっての

弊社の設備である印刷機とその速度について紹介しようかと思います。

オフセット印刷機、弊社では2台ありまして

1台が…UV・油性印刷兼用の菊全版5色印刷+水性コーター付きでして、

もう1台は…油性印刷の菊全版4色印刷機となっております。(弊社HPより)

オフセット印刷は大量生産に向くうえに鮮明な印刷が可能、という

印刷方法としては非常に優れたものなのですが、

(当HP、印刷の方法にてすこし詳しく書いております。)

さて、では実際どのぐらいの速度で印刷されていくのかと申しますと、

およそ一時間辺り10000枚ほどの回転速度です。

なんと一秒辺り約2.8枚!

もちろん使用する色数やデザインやベタの有無によっては

これよりも早く・遅くなりはしますが。

そしてこの回転数で排出されていく紙を時折抜き取っては

版傷やらピンホールやら見当ズレやら色具合やらと

様々な角度から目視検査を行い、もし何かしらの不具合が生じていれば

すぐに機械を止めて問題の解決を図ります。

とはいえ一秒に2.8枚も印刷されていきますので

あんまりのんびりと目視検査を行っていたのではあっという間に

印刷不良が増えてしまいます。

仮に1分もかけて検査していると、不良を発見して機械を止めても

その間に約170枚はその不良の状態で印刷されてしまうのですから

いかに早くかつ正確に検査するかが重要です。

こうしてオフセット印刷を終えた紙(刷り本といいます)を

次工程の打ち抜き現場へと移動させて、印刷終了となります。

 

化粧箱におけるデジタル印刷とは

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化粧箱を作成する際に使用するオフセット印刷の場合、

デザインデータから刷版(印刷用のハンコ)を作成し、

その版を印刷機に取り付けろことによって

デザインを原紙上に再現していきます。

それに対しデジタル印刷とは

版を出さずに、デザインデータから

直接、紙上に再現していくものです。

その代表的なのはインクジェット・オンデマンド印刷などでしょうか?

このデジタル印刷なのですが、、、、、

薄紙(チラシ・ポスター)では、少部数ならオンデマンド印刷の方が

安く、(印刷会社から見て)『製品』として扱われることが多いです。

また、パッケージの世界においては

現在は『色校正用として』や『サンプルダミー用として』使用されることが多いです。

現在は!です。

はじめにお話しました刷版にしても、

以前は一度フィルム出力してから、そのフィルムを焼き付ける刷版でしたが、

今や主役はCTPでフィルム刷版の方が少なくなってきました。

時代の流れは非常に早いですね。

・ロットが多くなるとオフセットの方が安い。

・罫線上に印刷すると罫割れを起こしやすい。

・原紙自体に凸凹面がある場合に上手く印刷出来ない。

これらの理由で、まだまだパッケージの世界には

乗り越えるべきハードルが多いことも事実です。

しかしながら逆に言うと、そのハードルを超えさえすれば、

一気に塗り替えられてしまう可能性もあります。

それほど、このデジタル印刷には、可能性を秘める所があるということです。

この章ではそんなデジタル印刷についてです。

 

デジタル印刷の仕組み

以下、リコーさんのHPからの抜粋です

 

=========ここから==========

 

≪デジタル印刷機のしくみ≫

デジタル化で高画質を実現「ガリ版」印刷に始まった孔版印刷は、今ではデジタル印刷機と

なって職場や学校で活躍しています。

1.読み取り・画像処理

原稿をセットして、製版スタートキーを押すと、光が原稿をなぞって

原稿パターンをドットパターンに変換し、製版部に送ります。

直接つないだパソコンやワープロからダイレクトに原稿データを送る

こともできます。

2.製版
マスター(版)のフィルム面は、サーマルヘッドの熱の力によって

原稿どおりに穴をあけられ、ドラムに巻き付けられます。

3.印刷

ドラムは、蜂の巣状に穴があけられたステンレスの板(版胴)で、

さらにその上からスクリーンと呼ばれる目の細かい布が巻き付け

られています。

ドラムの内側からインクローラーがインクを押し出して、版胴、

スクリーンを通過したあと、マスターの原稿パターンに沿って押し

出され、原稿パターンを紙に転写します。

 

4.浸透・乾燥

紙に転写されたインクは繊維に沿って浸透し、前の紙の上に

着地するまでに乾燥します。

 

=========ここまで==========

 

 

デジタル印刷の今後

とある機械メーカーの方の話を要約すると

デジタル印刷がオフセットに取って変わるというところまでは

かなりの時間を要するだろうとのことです。

その理由として

① ここ10年でそれほどの大きな進化は見られていない

(=今後も、早く進化すると言っても数年程度じゃない)

② そもそもターゲットが違う。

③ トナーが高いので、たとえスピードが速くなっても

大ロットでは原価でかなわない。

ということが挙げられます。

 

デジタル印刷の今後・・・裏を返せば

デジタル印刷はトナーそのものが高いので大ロットになってもオフセット印刷のように

コストパフォーマンスがよくなりづらいという側面があるとのことですが。

裏を返せば小ロットであれば

十分にコストメリットが出せるということでもあります。

事実、全く手も足も出なかった相見積案件があり、

お客様になんとか教えてもらったところ、

競合先さんはやはり『デジタル印刷』でした。。。

ちなみに、ロット300ヶです。

恐るべしデジタル印刷のコストパフォーマンスですね。

お客様からのニーズが増えれば対応策を考える余地ありの

課題となるやもしれません。

ということで、デジタル印刷についてお伝えいたしました。

用途によっては十二分に効果のある印刷手法の1つですね。

 

最後に化粧箱のネット印刷について

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インターネットが普及して随分経ちます。ネット販売されている物も多種多様になり、

ネット通販でお買い物をすることが当たり前の時代になっていますね。

印刷物という商品をネットで頼むことも普及しています。

テレビCMでもネット印刷の広告がばんばん流れているので、

皆さんも耳馴染みではないでしょうか。

名刺、ハガキ、チラシ、リーフレット、カタログ、パンフレットはもちろんのこと、

団扇やシール、CDやDVDのジャケットなんかもネット印刷で

購入することが出来ます。

化粧箱もネットで購入もで出来るんです。

最近、私も営業活動の中で、お客様から『今までは、ネットで頼んでいたんですよ。』や

『ネットで頼んだら安いからね。』というようなお話しをよくお聞きしました。

ネット印刷での購入の一番のポイントはやはり価格ということでしょう。コストメリットは、

購入される側にとって一番の要素になりすね。

なぜ、安く提供できるのか?

ネット印刷は、通販ですので、消費者側が商品を

見て注文し、指定された日に「商品」が届きます。

発注やデータの入稿などのやりとりはすべてweb上で行われます。

つまり通常の印刷会社で営業が担っていたやりとりを、

インターネットを通して行う為、印刷に占める営業マンの固定費用がいらくなり、

その分、コスト削減が可能になっているんです。

その他、印刷に必要な資材を前もって大量に調達し

大幅なコストカットをしています。用紙の種類などを

絞って販売しているのもこの点が要因になっていると思います。

化粧箱の販売で営業マンがいないということは、

ネット印刷で頼む場合、名刺やチラシ、カタログなどは

寸法が決まっており、印刷データさえ、その寸法で

作り依頼すれば、大丈夫です。材質についても

その製品に適した一定以上のもので、用紙されているので

問題はないでしょう。

ただ、化粧箱(パッケージ)はそうはいかないと思います。

中に入る商品の大きさはもちろん、重量や材質などに

合わせた、材質や形状などし事前のお打合せをし

白ダミーを作成しお客様とともに確認作業をすることが

大事な要素と考えます。

実際に、化粧箱ではないですが、私も以前のスマホのケースをネットで

購入したのですが、失敗してしまいまいた。

購入の決めては、オリジナルで文字が刻印

出来るというものでしたが、WEB上の注文の手順で文字

の種類・大きさ・位置などを選択していきました。

実際の商品が届いてみると、思っていたより文字は小さく

位置が違っていたんです。注文の方法がまずかったのかもしれません。

また、材質や手触り感も思っていた

ものとは少し違っていたので、結局使った期間は短ったのです。

やはり、実際に物を見て(打ち合わせ)をして物を

作る、購入することって大事だと思った次第です。

化粧箱は、ただ単に商品が入ればいいと言う物ではないと思います。

機能性や保護機能、如何に目を引くかなど

果たす役割が多いパッケージですので、私たち営業マンが

お客様と顔を合わせ、しっかりと打ち合わせをさせていただき

こだわりの良い箱をつくっていきたいと思っております。

 

長々と化粧箱におけるオフセット印刷について、あれやこれやと書き連ねましたが、

当社が出来る事は、当社の設備を最大限利用して、経験と工夫でお客様の要望に

近づける、いやお客様の希望を超える商品を適正価格で提供することが

使命だと信じ頑張ってまいりますので、どうぞお気軽にご連絡下さいませ!!

 

 

 

ご質問・ご相談は下記よりお気軽にお問合せ下さい。
小ロットでの対応もお任せ下さい!

作成時絶対に考慮すべき、販売におけるパッケージの役割とは

 

 

『パッケージNAVI』へようこそ。

私共は株式会社ケイパックと申しまして、主に化粧箱などの印刷紙器を中心としたオリジナルパッケージの製作会社です。お客様のご要望に都度お応えし、蓄積された経験と技術を以て、より良いパッケージをこれまでも製作し続けてまいりました。当ブログではパッケージ製作のための様々な情報・アドバイスなどを紹介させていただいておりますので、ぜひ皆様のパッケージづくりにお役立ていただけたらと思います。

 

最近、新規開拓営業でお客様へご訪問させていただいているなかで、色々なお言葉やご質問を頂戴します。

新規のお客様へご訪問させていただいたらまず、名刺交換でご挨拶をし、会社パンフレットで当社の業務内容や設備等のご説明という流れが一番多いわけですが、もちろん、私共は紙器・パッケージを製造していますのでそのあたりを詳しくお話させていただいております。要約しますと「設備は、紙器パッケージを一貫生産ができる設備をもっており、短納期・コストにおいて、メリットを出すことが出来ます。」といった感じでしょうか。

その際にいわゆる同業者様、同じ印刷業界の会社様などは、設備の細かな部分にご興味をいただき、こんな加工は出来るのか?というようなお話になることが多いですね。その結果、「当社の出来る事」に対してご注文いただけたりしております。

では実際にパッケージを必要とするユーザーのお客様からはと言いますと、設備等のご説明に対してはあまりご質問はなく、かわりに「ケイパックではどんなオリジナルのパッケージが出来るの?」であるとか、「パッケージ以外もお願い出来るの?」などのお話が多くなります。この時の「オリジナルのパッケージ」というのは、「当社独自の(他所では出来ない)パッケージ」であったり「面白い・珍しいパッケージ」を指しておりますので、広く言われるところの「既製品ではない、お客様の要望によるデザイン・形状・材質等のパッケージ」という意味ではありません。「他社にはない強み・アピールできる点」はあるか、と聞かれるわけですね。

ちなみに当社独自のものもございますので、後程ご紹介させていただきましょう(笑)。

先程の「お客様の要望によるデザイン・形状・材質等のパッケージ」ですが、当社ではお客様それぞれのご要望に沿う形でご提案しながら作り上げていきますので、ある意味すべての箱がお客様と当社でのオリジナルパッケージであると言えます。もちろん、当社しか出来ない、当社が考案したということも大事ですが、お客様と当社で一緒になりという点を大事にしていきたいと考えております。

ところで、そもそも『パッケージ』とは何なのでしょうか? 流石にお客様から「パッケージって何?」と訊かれた事はありません(笑)。が、果たして我々は本当にそれを詳しく知っていると言えるのでしょうか。

今回は、オリジナルと言わず『そもそもパッケージとは何か?』という事に端を発し、『パッケージを作る時に留意すべき、パッケージの役割』についてご紹介させていただきたいと思います。皆様が商品を販売するために必要となるパッケージ、それについて一度しっかり理解を深めてみることで、パッケージを作る時に考慮しなければならない点が見えてきます。

「いや、知ってるよ?」という方も、一度しっかりつかみ直してみることで新たな発見が出来たりもするのではないでしょうか?

 

最後までお付き合いいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

パッケージと販売 パッケージって何?

パッケージって何?ということですが、まず『パッケージ(=package)』を辞書で引くと大きく2つの意味に分かれます。

① 包むこと

これは、お店で買った商品を包装紙でラッピングしてもらうようなこともそうでしょうし、引っ越しの際の荷物の梱包もそうでしょう。そして、容器・化粧箱のような、そもそも包装するための物そのものを指すこともあります。

② ひとまとめにすること

これは、ソフトウェアを想像してもらえば分かりやすいかもしれませんが、色々なソフトを全部まとめて一緒に売る『パッケージソフト』・お好みのソフトをオリジナルにカスタマイズして・・・という『システムパッケージ』、その他にも、『パッケージツアー』などというのもありますね。

 

【当社の(製作会社の)・・・・・『パッケージって何?』】

当社の言うところの・当社のビジネスとしては、『パッケージって何?』と聞かれれば、今更ですが(笑)もちろん化粧箱です。

主に、厚紙を用いて、『印刷-表面加工-抜き-貼り』の工程によって作成される商品を入れる箱で、具体的には下記のようなものです。

 

サック箱(キャラメル箱)

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底地獄箱(底組み式箱)

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横底貼箱(底ワンタッチ箱)

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四隅貼箱

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吊り下げ用ヘッター付箱

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蓋・身 式組立て箱

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パッケージの用途としてはもちろん、『商品保護』が一番重要です。

お客様の商品に合わせて、その大きさ・形状・紙厚・紙質等々を選定し、お客様の商品を守る強度をしっかり保持しなければなりません。

 

次は、アイキャッチ性です。

皆さまも、デパート・スーパー・コンビニ等々買い物に行かれるかと思いますが、なんとなく目に入るものってありますよね。もちろん、デザイン(グラフィック面)でのアイキャッチ効果もありますが、例えば多角形の箱であるとか形状によってもアイキャッチ性を高めることは可能です。

 

その他には、利便性もあります。

これは、エンドユーザー様の使い勝手という部分もありますが、『製造側の』という意味では、販売までの途中経過におけるセットのしやすさだとか、組立やすさだとかの作業性という部分もあります。

 

【お客様の・・・・・『パッケージって何?』】

つぎに、お客様にとっての『パッケージって何?』を考えてみると・・・

お客様のとっては、あくまで商品の『資材』であり、商品自体へのこだわりに比べると、どうしても『後回し』的な想いになるのは致し方ありません(決して、いいかげんに考えられてると言っているわけではありません)。

そして、実際の手配も当然のことながら商品開発が最優先であり、商品が決まらないことには化粧箱は考えられるわけがありません。商品自体の形状が決まらないと、化粧箱の形状も決まらない。商品自体のデザインが決まらないと、化粧箱のデザインも決まらない。当たり前ですね。

 

しかも、商品自体にこだわり妥協せず商品作りをすればするほど、発売時期(=タイムリミット)の決まっているものについては、化粧箱に掛けられる時間が少なくなります。

このように、仕事の流れから見ても当然ではありますが、化粧箱は『後回し』となり、時間もなくなってくるなかで手配しなければならないものになってきます。そして、もっと言うと・・・こだわりを持って作った商品ほど時間がなくなるのですが、そんな商品ほど化粧箱にもこだわりたいのですね。

 

我々としては、その辺は充分理解しておりますので、常日頃からお客様とコミュニケーションをとるようにし、ある1つの仕事を手配させて頂く際には、時には、『しつこい』と思われているのでは?と後で心配するほど最初のヒアリングに時間を掛けます。

ただ単純に言われた通りのものを、言われた通りに作成するのではなく、お客様が本当に望まれていることをヒアリングするのですね。

分かりやすく言うと『底ワンタッチが良い』と言われるのは、『作業性が良くなるので底ワンタッチが良い』ということだと分れば、もっと作業性の良い形状をご提案することもできるということです。

 

また、最初のヒアリングに時間をかけるのは、その方が結果的に早いからです。

途中からでは、それまでの時間とコストが無駄になるばかりではなく、それこそ間に合わない為、妥協せざるを得ないという最悪のパターンになることさえあります。

 

【我々の・・・・・『パッケージって何?』】

我々はパッケージ(=化粧箱)を販売させて頂いているわけですが、パッケージ(=化粧箱)だけ販売しているわけではありません。

もちろんお客様もパッケージ(=化粧箱)だけを購入されているのではないでしょう。

 

それは、パッケージ手配する際における『知識・アドバイス』であったり、『スピード』であったり、『任せられる安心感』というものであったりします。

 

冒頭でのパッケージの意味の『②ひとまとめにすること』ではありませんが、物としての『パッケージ(=化粧箱)』と一緒に、より良いご提案はもとより、時間のないなかチェックが漏れそうな部分・抜けそうな部分を補填できるよう、『かゆいところに手が届く営業』を心掛けてパッケージのプロとして、細かいところまでフォローさせて頂き、ご期待以上のパッケージを作成できるよう、かつ、迅速に手配させて頂きます。

 

そして、『パッケージ(=化粧箱)』というものを介して、それを取り巻く全体をパッケージ化して、お客様自身の発展に寄与するサービスを構築していきたいと思います。

 

パッケージと販売 考慮すべき3つの役割!

良いパッケージとはどのようなものでしょうか? もちろん、中の商品が売れる為のパッケージが一番いいパッケージとは思います。しかし、パッケージには、基本機能として3つの役割があります。その3つの役割を考慮しながら最適で、しかも売れるパッケージを作る必要があります。

たとえば、どんなにアイキャッチ性に優れたデザインや形状でも箱がつぶれやすかったり、取扱いが難しかったりしたら困ります。

それでは、パッケージを作る時に考慮しておかなけらばならない3つの役割として、パッケージの基本機能3つ保護機能・利便機能・情報機能の観点から考えていたきたいと思います。

 

【1.保護の役割を満たしたパッケージ】

パッケージには、中の商品を保護するという役割が一番にあります。

いろいろな要因から商品を保護する必要があるわけですね。

 

①物理的な要因からの保護をする

流通段階での、圧縮や振動、落下などの衝撃による破損、変形等を防ぐこと。真夏での熱や、海外へなどの時には湿気や水などの要因も考えなければなりません。

その為には、パッケージの材質や形状、または個包装のパッケージを更に内装箱や外装箱に入れるなど、上記のような物理的要因を考慮して選定してく必要があります。

 

②生物的要因や人的要因からの保護も必要です。

生物的要因としては、虫の混入があります。たとえば中の商品が見えるよう穴の開いたパケージなどを作る場合、穴を開けっ放しにするのではなく窓貼りで透明フィルムを貼る方が良い、その方が虫などの混入を防ぐことが出来る、などと考えていく必要があるわけですね。

人的要因としては、悪戯や、犯罪もあるかもしれません。一度開けると、分かるような形状や対策をする必要があります。

その昔、『毒入り危険食べたら死ぬで』などというお菓子メーカーを相手にした事件もありました。パッケージに入れた商品であれば一度パッケージを開けて細工をしなければなりませんから、開封されたかどうかを見分けられることが出来るパッケージで対応することが一つの役割になります。

 

【2.利便性の役割を持ったパッケージ】

①流通や商品充填の際の利便性を持つ

これは、商品を運搬する為の運び易さや持ち易さ、または在庫時等の保管のし易さ等になります。

「大きすぎる」や「重すぎる」など、段積出来ないようなものではパッケージの利便性が高いとは言えないわけですね。

また、形状についても、商品の詰め易さなども考えておかなければなりません。蓋部分はA式タイプなのかそれとも差込タイプにするのか、ほかにも底部分ならワンタッチ底にするのかジゴク底にするのかなど、どれを選ばれるかで生産性にも影響が出てきてしまいます。

 

②販売する時の利便性を役割とする。

店頭に並べた時を考えてみてください。どのようなパッケージが並べ易いでしょうか。他にも、見分けのつき易さなども考えてみるべきでしょう。

また、個装箱を何個か入れた内装箱を店頭へ並べる場合もあると思います。内装箱の上半分を切り取って、内装箱ごと店頭にならべているのを多く見かけます。ディスプレイボックスと言われる内装箱ですね。

これも販売する時の利便性を考えてのパッケージとなります。

 

③お買い上げ後の利便性の役割を持つパッケージ

お客様に商品を購入していただいたあとの利便性も大切です。

開封のし易さであったり、また再封されるのかどうかであったり。それらを踏まえてパッケージを作る必要があると思います。他にも、処分のし易さし等も必要になるかもしれません。

 

【3.情報機能の役割としてのパッケージ】

①デザイン等、アイキャッチや商品アピールなど訴求する。

商品のことについて、しっかりと伝達が出来ているのかどうか。

そして、目を引く形状やデザインをしているのかどうかなどになります。如何にお客様の目を引くかが、商品売れ行きの要因となりますから、とても大切な役割になりますし、この点は、実際に重要視される部分になりますね。

 

②商品の必要事項の表示の役割。

商品に基づき、必要な情報の表示をするということです。たとえば食品衛生法やJAS法、薬事法によるものがありますね。

また、バーコードや、取扱の注意事項などもこれにあたります。パッケージの開封方法などの表示なんていうのもあります。

他にも忘れてはならないところとして、「紙マーク」や「プラマーク」「ダンボールマーク」など、材質の表示や廃棄する方法などの表示もします。

 

【パッケージにおける3つの役割のまとめ】

上記のように、パッケージを作成する際には、保護・利便・情報の3つのの基本機能を踏まえて作成することが必要であり、大事な点となります。

中に入る商品をしっかりと保護しつつ、アイキャッチ性に優れたデザインと形状。それにパッケージの扱いやすさを兼ね備えた、リサイクルや処分のしやすいパッケージを作成していきたいと思います。紙器パッケージでは、それらを全て満たしたパッケージの作成も可能なのだと考えております。

さらに、上記の事を踏まえ、パッケージを作成する際の最大の要素ともなるコスト及び品質の面で優れている、ということが必要になります。つまり、3つの役割を満たした上で一定の品質基準をもち、コストを抑えたパッケージが理想的なパッケージと言えますね。

もちろん、商品が売れるパッケージを!!であります。

 

パッケージのセキュリティとしての役割

パッケージにおいては、色々な場面でこのセキュリティが施されています。

当社の「SS-PAC」などもセキュリティ対策の一つで、陳列棚における開封防止に役立つ機能なので、その効用についてはこの後にご紹介しておりますので一読いただけたらと思います。

この他にも箱にセキュリティ性を持たせる方法は多くあり、簡単なのは封印シールで容易に開封出来ないようにする透明シールから、シールを一度開封すると図柄が箱に残り、再度シールを貼ろうと思っても貼れなくするような機能のあるもの等様々です。

印刷技術では特殊な印刷方法やインクを使って、ブラックライト等による照射で偽物か本物かを見極める加工を施したりするのもセキュリティの一つと言えるでしょう。

紙器に限らず、台紙や商品券にもセキュリティ機能が設けてある事があります。最も身近なものとしてはお札の透かし等はそれにあたります。これは原紙を抄造する際に工夫があり、一般的な手抄きでは透かしの入れたい部分に異物を置き、その部分だけが多層で出来上がっている原紙の中で薄い箇所が出来上がり、透過して透かし模様となります、機械抄きでは多層に蓄積された原紙材料に押し型を当てて薄い部分を設けることで透かしをつくります。

ただ、お札の透かしは黒透かしと言われ、凹凸のある金属版で紙の薄い所と厚い所を作って透かしを作ります・・・、コレはためしに作って見ても御用となるので要注意です(笑)

くわえて挙げるに、商品券はセキュリティを持たせる為に、原紙への特殊ホログラムの抄き込や特殊インキ等の印刷技術で加工してみたり、様々な技が組み込まれています。

商品開封の有無を調べる、異物混入を防ぐ、偽物との区別をつける・・・セキュリティという言葉に色々な技術が盛り込まれ、更なる進化をしているのが現状です。当社もその一端を担うがべく努力しておりますので、こうした御用の際にもお声掛けいただけますよう宜しくお願いいたします。

 

パッケージの役割 形式も間違えると?

これまでと反対の例ともなるお話を一つ。

 

四隅貼り箱はご存じでしょうか? 形状でいうとこんな感じの箱です。

photo04photo04-1

 

さて、とあるお客様から、このような形状からフタをなくしたような状態のものをオリジナルのトレーとして使用しているとお聞きし・・・。

ただ、現状非常に単価が高いとのこと。

よくよく見てみますと、四隅貼りと、とても似ているのですが、四隅貼りではなく、八点貼りでした。

 

仕上形状【左】は、四隅貼りでも八点貼りでも見た目一緒。でも貼り合せ部分【右】をみると2重になってるのが判りますでしょうか。
(但し、下記画像は実際に問合せ頂いた現物とは異なります)
hattenhari

そうです。それは高いはずです。

この八点貼りは、たこ焼きやお好み焼き(似たようなものでしょうか(笑))などを入れる時に、中面にPPラミを施したうえで使用されたりする貼り形式なのですが、理由はソースとか、その他水分が漏れないようにするためのものなのですね。

 

そして、今回お問合せ頂いた商材は、『漏れ予防』するような心配は全く必要ない商材だったのです(もちろん即、改善提案をさせていただきました!!)。

いくらオリジナルの、良いトレーとはいえ、無駄に高くなることは避けましょう!!という一例です。良いものを作っても、そこに意味がなければただただ高いだけとなってしまいます!

我々は常にお客様目線でアドバイスさせて頂きます。

 

役割を持つパッケージ 当社独自の『SS PAC』!

最後に、上記中でも触れてました、当社のオリジナルパッケージ『SS PAC』について。

ケイパックでは、オリジナルパッケージとして実用新案登録済みの封函式簡易開封型パッケージ『SS PAC』があります。

これは、お客様の声を形にしたもので、お客様からのご要望・問題点をお客様と一緒になり考えた結果生まれた商品になります。

 

これまでにも何度かご紹介させては頂いておりますが、あらためて当社一押し【SS Pac】のご紹介をさせて頂きたいと思います。

sspac

まずはその名の由来から・・・

日本語で言うと・・・『封函式簡易開封型パッケージ』でありまして、

これを英語で言うと・・・『Seal&Simple opening Package』となりまして、略して  【SS Pac】  であります。

(PacがPackでないのは、当社名が Kpac であるということも含んでおります)

 

そして、一番大事な『機能』および『特徴』は・・・

≪機能≫

その名の通り、サクッと封函出来て、バリッと簡単に開封できるパッケージであります。

具体的には・・・

body2

そして、

body3

となります。

※形状はこれだけではなく、バリエーションもございます。

 

≪特徴≫

なんと言っても一番はバージン性が保たれ、お客様に安心をご提供できるということですね。

また、現在、開封防止シールを使用されているという方々には、かなり有益な、是非とも・何が何でもご検討頂きたいのが、この開封防止シールが不要になるということです。それがどういうことかというのをもっと具体的に言いますと、

① 開封防止シール代がかかりません。。。(当たり前ですが)

② (開封防止)シール貼りの作業代が軽減できます。

③ サクッと簡単封函だからシール貼りに比べて時間が短縮できます。

 

①~③すべてコストメリットですよね?

 

・右に置いてあったものを左に変えることで取り易くする。

・棚の位置を変えてまっすぐ歩ける動線を作る。

・3歩先にあったゴミ箱を手の届く範囲にもってくる。

 

こんな≪1秒の効率UP≫の積み重ねでコストダウンを測らねばならない。図らねば他社に勝てないという時代に、なんと簡単なコストダウンだと思いませんか?

 

新商材はもちろん、既存品のリニューアルにでも、是非是非一度ご検討下さい。

 

パッケージの役割 最後に

作成時絶対に考慮すべき事として、『そもそもパッケージとは何か?』という事に端を発し、『パッケージを作る時に留意すべき、パッケージの役割』についてここまでご紹介させていただきましたが如何でしたか?

 

実際のパッケージ作成・製造となれば、このうえ更に「納期!」という大変重要且つ厄介な要素も絡んできます。そうした中で、常に留意してより良いパッケージを作成していくというのは難しいことではあるでしょう。

たとえば正月・バレンタインデー・ホワイトデー、ハロウィンにクリスマス。さらには各社様毎のイベント事。こうしたイベント事は、我々パッケージメーカーにとっても嬉しい限りではあります(何故ならイベント用オリジナルパッケージなど発生するからですね(笑))が、より趣向を凝らしたいにもかかわらず、より短納期となりがちでいろいろな意味で悲鳴が上がるわけでして。。。先の難しさもひとしおとなります。

 

しかし、パッケージの役割を考えて作成するという事も「絶対に」と掲げた程に重要な事であるわけで。難しくとも、より良いパッケージを作っていきたいものですね。

この記事が、少しでもそのお役に立てたらよいなと思います。

 

それでも難しい!

そんな時には、ケイパックに是非ともお声掛けいただければと思います。きっとお役に立てますよう、一生懸命あたらせていただきます!

 

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香りの付いた印刷台紙

扉を開けた瞬間、その空間を演出する芳香剤の効果は
言うまでもないことでしょう。
ただ、そのほとんどがプラ容器に入って、あきらかに
『芳香剤!』という存在感がたっぷりです。
そこで、インテリア的なちょっとした印刷物から香りが
でたとしたら・・・・

2016032603

印刷した紙から香りが出るなんてこと・・・・・出来るんです。

 

使い方は色々考えられますね。
・携帯ストラップとして。
・社内(自動車)等の芳香剤を兼ねた内装飾りとして。

もちろん、同様に部屋やトイレにも良いでしょうし、スポーツ
バックにつけても良いかも(使用後のウェアを入れても、
気にならない(笑))・・・ハンガーの首に引っ掛けておいても
同じような効果を発揮するかもしれませんね。

その他、芳香剤の香りサンプルとして売場に置いておくという
商用的な使い方もできるかもしれません。

ただ、使用期限が短くなるというのと、香りの強さが劣るのは
認めざるを得ない所ではありますが・・・・・しかも、両方とも
かなりのレベルで(泣)

作り方は、(香り印刷というのもあるらしいですが、今回は
違う方法で)単純に印刷した台紙に香りを含浸させるだけ!

2016032602

ただ、どんな印刷物でもいいかというと・・・・・NOです。
というより、香りを含浸させるため原紙を選ばなければ
いけません。

もっとも効果的であろうと思われるのは、他の物・他の
用途によく使われる紙です。
それは・・・・・・その名の通り『コースター原紙』です。
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化粧箱に高級感を付加する表面加工いろいろ

高級感を出す目的で、プレスコートやフィルム貼り(両方とも非常に艶のある加工)。表面保護だけではなく、商品の訴求効果を高め他社商品との差をつける事が出来ます。

ワンポイントのアクセントを強める箔押し。金箔、銀箔の質感は印刷では表現しきれません、ここを強調したい!この商品名を推したい!という時には大きな効果を生んでくれます。

そして安価なニスでも使い方ひとつで、デザインとしての表面加工になるのです。それは、マットとグロスの使い分け!一般的にニスのグロス感は他の表面加工より落ちるのですがそれを補う為に、際立たせたいグロスニスの部分以外にマットニスを引くのです。すると、光沢性のあまり高くない表面加工としてのグロスニスがマットニスとの対比で浮き上がってくるのです。しかも印刷加工内で出来る低コストの表面加工として・・・

これも立派なデザインといえるのではないでしょうか・・・・・
・・・・・化粧箱の製造をする中で様々な差別化を図るべく付加価値を高めるための加工を施す場合があり、ごく一般的に使用される上記のような加工以外にも色々なものがあります。これらの加工を知っておくことで提案の幅が広がることは間違いありません。

今回は例を取り上げながら、上記のような最もよく使用される『ニス』『ビニール引き』『プレスコート』『ラミネート』加工以外の加工についてお伝えいたします。

まずは・・・化粧箱全体を装飾する『ロールエンボス加工』

そもそもエンボス加工とは、ウィキペディアによると、その概要は・・・

『エンボス加工は裏面を押し上げて浮かす(したがって裏面は凹む)方式、表面に特殊なインクを付着することで凸部を形成する(裏面は凹まない)方式がある。紙に対する印刷の加工方法として広く利用されており、クレープ加工とも言う。インクを使わず紙に模様を入れたり、手触りを良くしたり、薄い紙を一枚一枚はがれやすくする効果がある。また書籍の表紙カバーで印刷をしたタイトルやイラストの縁をエンボス加工することで、見た目と手触りとの二重の効果を与えることが出来る。書類にはエンボス加工を用いてエンボス印を押印することがある。エンボス印を押す事務用品をエンボッサーまたはシールプレス、型押機などという。金属での例としては自動車のナンバープレートが代表的なものである。視覚障害者用の点字もエンボスの一例である。』
ということです。

こうやって書かれていると(表現も難しいので)よく分からないですね。

ということで、まずは、ド・ド・ド・ド・ドドッ~~と下記をご覧ください。

化粧箱のエンボス加工1 梨目

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化粧箱のエンボス加工2 ストライプ

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化粧箱のエンボス加工3 絹目

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化粧箱のエンボス加工4 布目

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化粧箱のエンボス加工5 皮シボ

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化粧箱のエンボス加工6 格子目

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化粧箱のエンボス加工7 キャンパス

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化粧箱のエンボス加工8 クレープ

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これらはエンドロール版と呼ばれる、箱の全面にエンボスされる版のパターンです。・・・・・というか、印刷紙全面ですので、部材等々付合せの場合は、全部同じエンボスになります。

これらは全て在版ですので、お好きな柄が使用可能です。

特に『クレープ柄』などは、お持ちのところは少ないのではないでしょうか?まぁ『クレープ柄』に限らず、お好きな柄があれば是非お声かけ下さい。また、これで全種というわけでもありませんので、『こんな版は?』ということがあれば、お気軽にお問合せ下さい。

なお、1点注意事項が・・・・・

『布目』とか『絹目』とかの名称に関して・・・・同じ柄なのに会社によって呼び名が違う・同じ名称なのに会社によって柄が違うという場合がありますので、使用される際は、必ずサンプルを確認して下さい。

化粧箱の一部をエンボスすることにより高級感を出す

先程は化粧箱全体に対してエンボス加工を施す『ロールエンボス』の話でしたが、もちろん一部分だけをエンボス加工することも可能です。
と言いますか、どちらかというと、一部分だけをエンボス加工する方が一般的かとは思います。

エンボスには大きく分けて『浮上げ』と『型押し』があり、両方ともエンボス加工と呼ばれます。また、表面に特殊なインキを塗布することにより、凸部を作ることもエンボスと呼ばれたりもします・・・
要は、表面がボコボコ・凸凹な状態のものを総じてエンボスと呼ばれます。
『浮上げ』は凸版と凹版の両方を使用し、挟み込むようにしてプレスすることで、盛り上がるように浮き上がらせる方法です。『型押し』とは、凸版だけを使用して、表面から押し込むことにより、版部分を浮き下げることで立体感を付加します。
エンボスの特徴としては、インキや箔材などを使用せず、立体感だけでデザインを表現することで、箔押しとはまた一味ちがう付加価値・高級感を加えることが出来ます。
また、エンボスは印刷や箔押しと組み合わせること(印刷部分を浮き上げる・箔押し部分を浮き上げる)ができ、より存在感のあるデザインを再現できます。

エンボス加工の高級感UP以外の意外な活用方法

エンボスはその加工方法から素材の表面に凹凸を作ります。この方法により様々な柄を表現し、高級感といった付加価値を付与するわけなのですが、その凹凸にはもう一つの効果があります。

それは、「滑りやすさ」の付与です。

表面に凹凸が出来るということは、平らな状態であったときよりも他の物体との接する部分が減ることになります。つまり摩擦を起こす部分が減る。すなわちエンボス加工を施す前と比べて滑りやすくなるというわけです。
そして、この滑りやすさを上手く活用しているものにトレーディングカードゲームによく使用されているカードスリーブがあります。日本では(世界中でも)遊戯王に代表される『トレーディングカードゲーム』
まったく知らない方も多くおられるかと思いますが、基本的にはトランプの変わり種とご理解いただければ十分です。このトレーディングカードゲーム(以下、TCG)はそのほとんどが2人用の玩具として『対戦』を目的としております。
そして、その対戦においてほぼ全てのTCGが自分の用意したカードの束を
その一番上から引いていき、その引いたカードを使用して対戦を行うということにあります。
つまり、スリーブ等にいれないとせっかく集めたカードが傷ついてしまったり、汚れてしまったりするわけです。
これを防止するためにスリーブに入れるのですが、このスリーブは少し高い物にはエンボス加工が施されておるものが多いのですね。それはもちろん見た目の高級感としても違いがあるのですが、TCGにおいてはそれよりももっと大事な「滑りやすさ」を付与するためにエンボスを使用しております。

対戦中やその前後においてカードの束をシャッフルする機会は非常に多いですし、カードを引く際にもやはり滑り易ければそれだけカードを引くことも容易に行えます。
そのためTCGのスリーブとしてはその高級感や美称性よりも滑りやすさの付与を期待してエンボス加工が行われます。
このようなことはエンボスに限らず様々な加工においてその副作用のようなものを上手く利用できればより良い商品を形にすることが出来るかも知れません。

金・銀の化粧箱や黒箱により高級感を付与

エンボスとは、デザインを彫刻した版を用いて、紙に圧を加えて押しつけることにより、紙に凸凹の模様を付ける加工のことでしたね。
そして、そのエンボスの凸凹を細かくすることで、超繊細なデザインを表現ができる加工のことを『マイクロエンボス』と言います。

このマイクロエンボスをまだまだ使用されているところが少ないので、現状では化粧箱を製造する際、よりオリジナル性が発揮される・他商品と差別化しやすい加工の1つではないかと思います。

悪い点を言うと・・・一般的な白紙にマイクロエンボスを施しても、微細過ぎて(=凸凹がハッキリ分からない)ので、あまり目立たないです(涙)

ので、光が反射しやすいホイル紙・蒸着紙のような銀紙や金紙を使用されることをオススメします(どうしても予算的にホイル紙等の使用が難しければ、黒ベタのように濃~い色にプレス加工したものが良いかと思います)。
↓↓こんな感じです↓↓

ねっ!キレイでしょ。
左(銀の方)は、マイクロエンボスだけではなく、従来のエンボスとの組み合わせなので、微細部分と深度の深い部分があります。

よ~く見ると、ハート柄が見えますよね?かわいいでしょ??

これは特注の版ではなく、既存版ですのでもし、『この版使いたい』ということであれば、版代不要で使用可能です。是非お問合せ下さい。
ただ、ロールエンボス版なので、箱全体がこの柄になります。
PS.
上記写真のようにロールエンボス(=エンドロール)版を使用して、箱全体に押すのではなく部分的に、マイクロエンボスを使用することも、もちろん可能です。また箔押とセットでマイクロエンボス箔として使用し、箔押部分のみマイクロエンボスということも可能です。

PPS.
マイクロエンボス箔として使用する場合は、特に紙を選びません(=金・銀の紙じゃなくても、かなり効果があります)。

化粧箱にラミネートせずにホログラム工

『ホログラム』とは、ご存知かとは思いますが、レインボーに輝く表面加工で、スターダスト・ハート・サザンクロス等々と呼ばれるような柄がたくさんあります。百聞は一見にしかず、そうです下記画像のようなものです。

このホログラムは、ホログラム紙を使用したり、ホログラムラミをすることで再現することが多いのですが、版を作成しホログラムを転写する方法があります。それが『LUV加工』と呼ばれるものです。
この『LUV加工』の一番の特徴は【版を作成し】というところでもお分かりかもしれませんが、部分的にホログラム加工することも可能ということです。

でも・・・・・そうです。結構高価です(泣)
もちろん『ホログラム原紙を使用している』『ホログラムラミをしている』というものではなく、現状『ホログラム加工をしていないけど、ホログラムをしてみたい』というもの=現状、プレスコートやPPラミという通常の表面加工のものに比べれば・・・結構高価という意味です。
(現状、ホログラムをしていないからこそ、高級感をUPさせる1つの手法としてホログラムを考えるわけですからね)

そこで、あるご提案を1つ!現在、ホイル紙・蒸着紙・パール紙を使用している化粧箱があれば、このLUVは一考の余地があるかと思います。

その理由は・・・

① やはりコスト!です。
対象の化粧箱の大きさ・使用紙・ロット・リピート継続性等々によっても異なりますので、何とも言えませんが、仕様変更前と同じ、もしくはもっと安いコスト(=コストダウン)も可能かも?ただ、版代がネックになるのは否めないでしょう。その辺が一番の問題かとは思います。

② ホイル紙・蒸着紙・パール紙を使用されている理由の1つに『目立たせたい』というものもあるでしょうし、『美しさを出したい』というものもあるでしょう。前者に対しては、決して引けを取らないどころか、アイキャッチ性だけで言えば優れているかと思いますし、後者についてはデザイン特性等々もあるので、一概には言えませんが、【ホログラム柄】次第では、遜色ないものがあるかもしれません。

③ (先程も言いましたが)版が作れる=より強調したい・目立たせたい部分だけをホログラム加工することも可能です。逆に言うと、ロット印字部分等々ホログラムにしたくない部分を抜くことができるということです。

④ エコです!・・・ホイル紙・蒸着紙とちがって、普通紙を使用します(※普通紙しか使えないわけではありません)し、ラミネートではなく転写ですから、リサイクルが可能です。環境にやさしいという企業イメージを大切にされているところも増えていますし、そういう意味でも、この仕様変更は喜ばれる提案になるのではないでしょうか?

窓付きというのも化粧箱の表面加工?

窓貼りは紙箱でも中の商品が見える訴求効果の高い表面加工です。
よくコンビニに陳列されている透明ケースでは、中の商品を見せるものが多いのも、効果の目的の半分以上はそこにあるのですが、コスト、デザイン、高級感等の問題点もあり透明ケースではなく紙箱で中身を見せたいという要望が多々あります。

そうなると、紙箱の窓穴を開けて商品を見せる・・・、という方法になります。この窓穴に何もせずに商品を見せるという方法もあるのですが、直接商品がお客様の手に触れてしまう、窓穴が小さくて商品アピール度が低い等の問題があり。窓穴を大きく、商品をより大きい面積で見せ、直接に触れる事の出来ない紙箱は表面加工にて窓穴を覆う、窓貼りという手法を取ります。この窓貼りにも加工の仕方に種類があり、1つは窓穴の裏から窓穴よりも大きいフィルムを貼りつける方法です。この加工は通常の紙器製造工程に窓貼り加工だけをプラスするだけなので、コスト面も抑えられることが出来ますし。少し大きな窓穴の場合はフィルムの厚みも必要となり、そんな場合のフィルム厚対応もある程度までは可能になります。
※この場合、裏にフィルムを貼るだけのスペースが必要なため、(罫線にフィルムがまたぐと製函時に不具合が出やすいこともあり)罫線より15㎜程度離れた位置からしか窓穴を設けることは出来ません。
もう一つの方法は、まず印刷物に窓穴を開けてその後にフィルム貼りの表面加工を施し、本抜き(通常の型抜き)をして製函する方法です。この加工では表面全体をフィルム貼り加工をするので美粧性に優れ、前記の窓貼りでは加工が難しい小さい箱にも窓貼りができます。ただ、あまり大きな窓穴は製函が難しかったり、フィルムの貼りテンションと原紙の引っ張り強さが違う為、設計上ノウハウが必要になったりします。
※この場合、抜きの行程が一工程増えるのと、木型が二台必要になる事、フィルム加工の面積が多くなること等々から、コスト高になってしまいます。
どちらの手法も箱内の商品を見せれて、アピール力が大きいので、商品陳列時にも他社よりも訴求効果の高い紙器となります。

化粧箱の高級感UPの定番!箔押し!

箔押し加工とは、箱の材料となる紙の表面に煌びやかな箔材を圧着することで豪華に見せ、箱そのものに価値を付加することを言います。

煌びやかな箔材と申しましたが、具体的に挙げると『金』や『銀』の箔材が一般的です。その他にはホログラムの箔押しなどもあり、高級感を出すのに非常に効果的な加工の1つです。

ただ、箔材には煌びやかなものしかないのかと言うと決してそうではなく、赤色や黄色などの原色系の箔押しなどもあり、その種類は豊富です。

とにもかくにも箔押し加工とは基本的には箱そのものに付加価値を付け、
商品の高級感を演出するものに他なりません。

『箔押し』の前に、『箔材』について少々・・・

箔材とは、下記の5層からなります。
1.ベースフィルム
2.離型層
3.着色層
4.蒸着層
5.接着層

この箔材を、箔版と呼ばれる金属版を通して上記の3~4の層を、原紙に熱圧着させることを箔押しと言います。

箔押しは、化粧箱の高級感・美粧性をUPさせる最もポピュラーな方法の1つであります。金・銀以外にも黒とか赤とかの色箔と呼ばれるものも
ありますし、ホログラム箔などもあります。
ただ、やはり『箔』なので、それなりにコストが掛かることから、化粧品・健康食品等々商品自体が高額なパッケージに使われることが多いです。
そうは言いながらも、高額商品のパッケージに関わらず食品(特にレトルトカレーやポッキー関連のお菓子など)関連のパッケージでも箔押し加工を施されたりしております。
安価な商品にも箔押しが使われるようになったことは、パッケージ事態に価値を付加することの重要性が示されたとも言え、非常に喜ばしいことです。

箔押し加工時に使用する箔版の種類(名称)

先の項でご説明申し上げましたとおり箔材は5層構造で成り立っております。

そして、そのうちの2番目にある『離型層』が『熱により活性化』してベースフィルムから離れやすくするということでした。
この活性化させるために熱を加えるものが箔版であり熱伝道させる必要があるために金属で出来ています。
金属でできているゴミ印のようなもので、インクを転写するのではなく
金属版(=箔版)自体を熱して、箔材に熱伝導させることにより転写箔をベースのフィルムから離れさせ、被体に熱圧着させるものです。
そして、もっと専門的な部分まで言うと、箔押しで使われるほとんどの版が『腐食版』で作られています。
腐食版とは文字通り金属版を薬品につけて腐食させ、ロゴ・デザイン等の図柄を凸版に起こしたものです。
ただし、深度をもった浮き上げ・浮き下げの必要な場合は腐食版では難しいため、『彫刻版』が使用されます。

もう少し、詳しく解説しますね。
箔版の種類としては、コストの安い順に下記のようなものがあります。
1.亜鉛版(腐食版)

コスト面では一番安いですが、耐久性が非常に弱いため、ほとんど使用されることありません。
使用される場合は、ロット的にスポットの小ロットのものや、箔押し校正用がほとんどです。
2. マグネシウム版(腐食版)

コスト的にも安価で、耐久性も亜鉛版より優れているため、非常によく使用される種類の1つです。ただ、酸化によるサビ等で長期保管には不適です。
3. 胴版(腐食版)

マグネシウム版より高価ですが、版のエッジの仕上がりがよく、再現性が優れており、大ロット・リピート品にも最適です。
4. 真鍮版(腐食版)(彫刻版)

硬度が高く、熱伝導率・安定性も最も良い。頻度の高いリピート品でも安心です。また、深度の深い彫刻版を作製する場合は、この真鍮版が最適です。

ハイグレードな箔押し加工を使った化粧箱を作ろう!

箔は箔でも、もっと高付加価値な箔を使って箱を作りませんか?
『浮上箔』なんてのはどうでしょうか?
『浮上箔』とは、文字通り『浮上げ加工』と『箔押し加工』を合わせたものです。
『浮上げ加工』とは凸版と凹版を使用して、紙を挟むようにプレスすることによって、一部分を隆起させる加工方法です(詳しくは先程のエンボス部分の解説を再度ご覧ください)。
工程としては、箔押し加工と似ていますね。

そして、、浮上箔とは、『箔押し加工』をしてから、その部分を『浮上げ加工』するという2工程を踏むことによって、箔押し加工をした部分を隆起させる方法です。
浮上げ版を使用して、箔押し加工すれば1工程で浮上箔ができるのでは?という声が聞こえてきそうですが・・・・・もちろん可能です。

次に、ちょっと変わった箔(?)もご紹介!それは・・・
『コールドフォイル印刷(インラインフォイラー)』と呼ばれるもので
通常のオフセット印刷機で、箔押しが出来るというものです。
まず、通常の印刷と同じように版を使用して専用のりを塗布し、その後、次のユニットで箔転写を行います。印刷はその後、通常通りインキを使用して印刷します。

この『コールドフォイル』の利点としては、
①従来箔押しでは、熱と圧力が必要でしたが、それを必要としないため(『コールドフォイル』たるゆえんはこの部分から来ています)スピードがかなりUPし、生産効率が上がります。
②箔の上からも印刷が可能なため、従来では出来なかった表現が可能になります。
③のり引きを版を使って行うため、インキのようにアミ点による再現や、微細な文字等々も表現可能になります。

但し、のりを塗布後⇒箔転写となるため、その被写体となる原紙が、上質系・マット系のしみ込みやすいものだと、のり自体が吸収されてうまく付かないということもあるようです。

まとめ

『高級感のあるパッケージにしたい!』とは、本当によく聞くお言葉です。
我々が主力とする化粧箱に限らず、商品そのものに付加価値を付けようとすれば、特殊な加工であったり、工程そのものを複雑にしたりということは当然のことながら起こります。もちろん、コストが掛かり高コストになってしまうというデメリットはあるものの商品の差別化をするという観点においては効果的な方法と言えます。

本日ご紹介した表面加工の中で、実際に使用する機会が少ないものもあるかもしれません。
が、これらの加工を知っておくことで発想、または提案の幅が広がることは間違いありません。是非是非この機会に覚えておいて下さい。

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紙箱の製作におけるトムソン加工と木型の作り方について

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今回は『トムソン加工と木型の作り方について』ということで、
化粧箱の打ち抜き(トムソン)加工に関することで、
罫や刃など紙を化粧箱の展開状態に打ち抜く際の仕組みなどについてお伝えいたします。

打ち抜き(トムソン)加工とは?

打ち抜き(トムソン)加工とは原紙そのものや印刷や表面加工を施した後の刷本を
何らかの形に打ち抜く加工のことを言います。

弊社においてはその大半が化粧箱の展開図の状態であることが多いわけですが、
その他にも台紙であったり、POP関連であったり、と多岐に渡ります。

打ち抜き(トムソン)加工後、化粧箱となるものは、立体となるわけですから
多くの場合において打ち抜き加工の際に罫を入れたり、
その他ミシン刃やリード罫、ジッパーなどを入れたり致します。

基本的には折り曲げる部分に『罫』を入れ、
切断してしまう部分に『刃』を入れることで
化粧箱としての組み立てる前の展開状態に仕上がります。

“入れる”という表現がややこしいですが、
紙に対して『罫』を入れることで紙の断面から見ると平状態にあったものに
一部分を山なりに盛り上げることで折り曲がるようにし、
且つ、『刃』を入れることで周囲を切断します。(周囲に限りませんが。)
この時の罫や刃を埋め込んだ型を木型と言い、
木型をトムソン機にセットし、加工します。

それではトムソン機の基本的な説明を終えたところで、
このトムソンを使った加工方法を紹介していきます。

トムソン加工において必ず必要となる木型の製作について

…と、いっておいていきなり少し話がそれますが、まずは『木型』について紹介します。
打抜きの機械にも色々ありますが、上記画像ような弊社併設の
オートンについてですが、印刷にもPS版と呼ばれるハンコが
必要なように、打ち抜きにおいてもこの『木型』と呼ばれるハンコ(?)
のようなものを製作する必要があります。

さて木型とは、数cm(センチメートル)もある板に、CADで
設計された図面をレーザーにて焼き抜き、その溝に
あわせて切ったり曲げたりした刃を組み込んだものです。
この刃には大きく分けて2種類あり ①外周や窓穴、または
差し込み口等々の切り離す刃  と ②折り曲げるために溝を
付けるだけの罫線です。。。。。(もちろん、ミシン刃・リード罫や
同じ折罫でも太さが違うとか有りますが、基本『切るための刃』か
『折るための罫』の組合せです。)

画像には緑色の物等々が貼り付けてあるかと思いますが
これらは『ゴム』で切れ刃の部分に付けられます。
(ので、画像で刃が見えているように見えているのは、全て
折り罫を入れる罫線です。)
それは、切れ刃の場合は紙を貫通するので、そのままでは紙に
刃がささったままになります。
そこで、その紙と切り刃とを離れさせるためにゴムを付けるのです。

さてさて、そうして作られたこの木型をオートンに設置するわけですが、
そのとき木型の刃が下を向くようにセットします。
そしてこの部分が上下に稼働し、その部分を印刷物が通り抜けます。
その際にこの木型が、通ってきた印刷物をプレスすることによって、
箱等々の色々な形状に抜かれていきます。

ここで、1ポイント!

木型で印刷物をプレスする際、受け手が必要です。
想像頂ければ分かるかと思いますが、硬い平らなところの
上においた紙に定規などを押し当てるだけでは、なかなか
線が入りにくいですよね?でも、すこ~しミゾのある部分に
あわせて押し当てればキレイに筋が入れられますね?

これと同じようなことで、キレイに折り線を入れるため、
またはしっかりと切れ刃で切れるように、
刃や罫に合わせたメン板が必要になります。
これは『メン切』と呼ばれる職人技が必要なのですが、、、
お金さえかければカッティングプレートのようなものでも作成可能です。

この部分は説明が少し難しいので、最後の方でもう少し詳しく説明致します。

なお、弊社ではコストを安く抑えるためにも、カッティング
プレートはほとんど使わず、メン切してます!!

紙器の台紙の穴やヘッダー付きの穴に注目してみます。

ここでのお題は”穴”です。
台紙や紙器で見かける穴にも色々と話があるので、まずはその話を…
穴と言っても用途はまちまちで、その多くは商品を陳列する際に吊り下げる為の
ヘッダー付きの箱のそのヘッダー部分についているフック穴であったり、
箱内商品を見せる為の窓穴であったりします。
加工上ではこの穴が問題になってくる場合があり、その一つは大きさです。

あまり小さいと困ってしまう場合があるのです。
多くの穴は製品になった状態では穴が開いた状態になっている事が望まれます。
なぜなら陳列する際に店頭でわざわざ穴を開ける作業をしていては
陳列の手間になったりゴミが出てしまうので、
それを嫌って最初から穴の中身を落として開いている状態にしておくよう依頼されます。

しかし、この中身を落とすのは加工の際にインラインで刃や罫を入れるのと同じ流れで
落としてはいくのですが、その落とし方はピンを突き刺すのではなく
ピンとピンで挟み込んで原紙を上下さして落としていくのです。
したがってピンの頭の大きさよりも小さい穴は落とせませし、
おおよそその大きさは5mm前後となります。
そのためそれよりも小さい穴は落とせなくなってしまいます。

勿論専用の落としピンを作成してそれを使用すればもう少し小さい穴でも落とせますが、
費用が掛かってしまいあまり得策とは言えないと思われます。

もう一つは加工者側の注意点で、
小さい台紙だからといってあまり多くの丁取りをしてしまうと、
ピンの数が足らなくなってしまい開けられなくなるのです。
これも先ほどのように専用のピン版を作れば落とすことができるようになりますが、
先ほどと同じく相当な費用となりますので、得策とは言い難いです。

因みに陳列用の丸穴は約8mが多いのですが、
吊り下げフックの形状が横に広がっていたり色々あるので、
それに対応出来るように逆T字型の穴(ヒコーキ穴)を採用されたりします。

また、吊り下げるためなどの商品としての使用用途のために開ける穴ではなく、
紙が裂けるのを防ぐことを目的として開ける穴もあります。

それは、直線状の切込みに差し込んで封をするタイプの紙器でよく見かけられます。
直線の両終端をよく見ると小さい丸穴が作られていたりしております。
これは切り口が直線的に終わってしまうと、
そこから紙が裂けてきて差し込みが機能しなくなるのを防ぐためで、
小さい丸穴を作る事によって裂け目が出来ずらくなるのです。

さすがに小さすぎて穴を開ける事までは出来ないのですが、
このように、こそっと仕事をしている穴もあるのです。(笑)

お近く箱や台紙の穴…、興味深く見てみると何かしらの技が隠れているかもしれません。

トムソンなら無地でも浮き出しなど特注の箱を製作できます。

こちらではトムソンを使った、ある種の特注といえる柄の表現の紹介をしていきます。

トムソンで加工する際に原紙の一部分を浮き出す加工ができます。
これは木型を製作するにあたって通常の罫線を入れるための刃や
商品部分とそれ以外とを切り離す刃とは別に、
浮き出させたい部分を挟むように罫線用のような刃をつけることで
トムソンに通すときにその部分を押し上げることが出来ます。

トムソンでは原紙を下から木型へと押し上げることで
刃を入れていき商品の形へと打ち抜きますので
その原紙を押し上げる際に浮き立たせたい部分を挟むように
つけられた刃と刃の間に原紙が入っていきますので、
挟まれた原紙が浮き上がるというものです。

他にも罫線では再現が難しい細かい文字や模様においても
木型を5mmほど削り、その部分に文字や模様を彫った
アルミ(だったかと思います)で製造された
3mmほどの高さの判子のようなものを付けることで、
そういった模様や文字なども浮きだたせることが可能です。

こちらは原紙を木型へと押し上げる際に、
その判子部分へ原紙が接するように、原紙の下に備える板に
判子部分へと原紙が押し上げるように高さを加えて加工します。
このような方法で商品の一部を押し上げることが出来ます。

これであれば、印刷を利用せずにトムソン加工にて
商品に紙マークを刻印することができますし、
加えてアルファベットやアラビア数字も刻印することもできます。
トムソンを利用することで意外と様々な模様などを入れる
加工が可能である。ということです。

これは私も、とあるお客様との商談時にあまりコストを掛けずに
原紙を浮き出させる方法は無いものかと尋ねられ、
木型屋さんにあたってみたことで知ったものでして、
イラストや文字を浮き出たせたいという話ならば透明な箔押しを行う、
あるいはUVコートを使用するなどの手段もありますし
それらの加工は光沢感があったりと様々な方法があるのですが、
木型を使用した浮き出し加工に加えて追加の利点があるのですが、
それらはUVインキを使用しての作業になったり、
箔押しを行うならそのための作業工程が増えたり、
樹脂版や箔版代などの追加の初期費用が必要にもなりますし、
加工賃にも大きな影響を与えてしまいます。

それらに比べて、この加工方法でしたら
加工自体は通常のトムソン加工と同じようにできますので
基本的に単価に与える影響がほとんどありません。
そのため厳しい単価的な制約がある上での話であれば
木型を利用するこの加工方法が、浮き出し加工の中では利点になるかと思います。

ただ、浮き出しようの罫線や判子が商品の罫線部分に
あまりにも引っかかっているものなどは加工が難しいようですし、
また細かすぎる・小さすぎるものも難しいです。
場合によってはトムソンも1回では加工できずに
1回目に浮き出しの加工を行い、2回目に罫線や刃を入れることも
考えられます。そうなれば加工賃も当然あがります。
それでも他の加工方法に比べれば安くあがる方が多いですが。
また、木型代はその模様が複雑になればなるほど高くなっていきます。

他にもこのトムソンを使った浮き出し加工の問題点、
というかすこし難儀なこととしては、
その加工の仕様上、トムソンでぐっと押し込む力が必要になりますので
サンプルカットでは木型での浮き出し加工のサンプルを作成できないことがあります。

そのため、サンプルの時点ではどの程度の浮き出しになるかが確認できず
実際のイメージが想像つきにくくなりがちです。

これを回避するためには、実際に本生産時に使用する木型をあらかじめ作成し
それをトムソンで抜く。という方法が単純に考えられますが、
本生産時の木型を作成するということは、箱の形状や寸法などが
変更できなくなりますし、もしその製品自体の話が流れてしまえば
通常のサンプル作成費用よりもずっと大きな費用がかかりますので、
通常のサンプル作成よりも注意して、というよりも浮き出し無で
無地のサンプルカットを行い、箱の形状や寸法をしっかしと
お客様とともに確認して、木型作成の了承を得てから進める必要があると思います。

また、どうしても箔押しに比べるとその押す力が弱いため
模様の浮き出し自体が薄くなるということには注意が必要です。

そうして結局この得意先様との話ではトムソンでの浮き出し加工を行うために
追加でかかる木型の作成費が問題となり、
残念ながら浮き出しなしの通常の木型を作成することになりました。
まあ、元々浮き出しに透明箔を使う予定でしたものから費用削減の為に
木型を使った加工にできないかな?という風に話が
費用優先で詰まっていった製品であったため、
最終的にもう無地の紙マークだけでいいや。というその結末も
さもありなん。といったものです。

また、べつの得意先様との商談の中でも
木型を使用した浮き出し文字を作りたいとの依頼を受けたことがあります。
こちらの得意先様からのご依頼では、お客様の方から印刷代を抑えるためにも
無地にしたいが、製品に一工夫を加える為にも浮き出し文字を木型で作製したい。
という依頼であったため
私としてはこちらはかなり実現可能性が高いのでは?と期待しておりました。
が、残念ながら製品自体が得意先様と先方との打ち合わせの結果没となり、
ここでも浮きだし文字の入った木型の作製はお蔵入りとなりました。

・・・中々期待どおりには事が運ばないものです。
とはいえそこはお客様のご都合のあっての話ですので
あまり私の要望ばかりを押しても詮無きことです。
素直に次の機会を期待し、またこちらからも
浮き出し加工を行うに良い製品があれば
どこかで押してみたいと思います。

さて、そんなわけで再び機会を逃したトムソンでの浮き出し文字加工ですが
↑にも既にに紹介しております通り、
浮き出し文字が実際どのような感じで表現されるかは
木型を実際に作製し、それをトムソンに通してみなければわかりません。

そのため、寸法等の確認はもちろんのこと
見積等も全てしっかりとご確認いただき、
木型を作製することも了承を得ておく必要があるかと思います。

そういうこともあって、2度目の得意先様には
あらかじめ無地・浮き出し無しのサンプルを作製し
形状の確認をいただいておりましたし、
それをもって先方との打ち合わせも行っていただきました。

比較的安価に浮き出し加工ができるという強みも
そのあたりの確認を疎かにして木型の作り直しや
お客様が思っていたものと違うものになってしまえば
もったいないことですからね。

もちろん実際にどんな感じで浮き出されるのかは
木型を使用してトムソンにて加工してみなければ分かりませんが、
この加工に限らず、出来る限り打ち合わせを行いお客様の想像しておられるものと
実際に出来上がるものの誤謬を無くしておくとこは
とても重要なことなのだと思います。

せっかくの納品した商品。
お客様にもその出来を喜んでいただきたいですので。

というわけでしてここではトムソンにおける
原紙の浮き出し加工の方法でした。
他の商品との差別化の一助になりますので
ご興味のある方は是非一度お声かけ下さいませ。

私もあまり利用したことの無い加工方法であり、
ぜひ使ってみたいと思っておりますので

ビク抜き形式での製作なら底ロックや窓付きのフォローもできます。

img_0531

最後のお題は”ビク抜き”です・・・
当社と長年お付き合いして頂いている抜き加工所さんが、
長年そのビク抜きをされておりました。しかし去年の当社への年賀状の中に、
その年の2月で廃業される・・・という内容のものが書かれており、
そのときは突然の連絡だったもので驚きもあいたものでした。

そして、そのときになって改めて私自身が”ビク抜き”の事自体を
よく分かっていなかったことに気がつきました。
そのときの私としては、ビク抜きとは手差しのバッタンコバッタンコする機械で、
小さい物や、少し厚い物が加工出来て
小ロット対応には適した抜き加工・・・程度の知識しかありませんでした。

”ビク”という呼び名も、そういうもんだ・・・程度だったのですが、調べてみると
ドイツ製のビクトリヤ印刷機を改造して作った打抜き機なので
”ビク抜き”だそうで・・・しかも我々関西人は、
抜き加工自体を”トムソン”と呼ぶくらい、抜きと言えば”トムソン”
トムソンと言えば”抜き”を指すと思っていたのですが・・・
関東の方は今でこそトムソンという呼び名も浸透しているらしいのですが・・・
抜き加工を”ビク”と呼び、ビクと言えば”抜き”を指すそうなのです・・・
これには目から鱗でした・・・(笑)

もともと関東では、掌で拍手するような間に紙を差し込み加工する”ビクトリヤ式が
主流で、関西では上下運動する平圧式打抜き機”トムソン形式”が
早くから主流だった為抜き加工を、関東では”ビク”、
関西では”トムソン”というふうに呼んだらしいと・・・

そのビク抜き加工なのですが・・・
これはには色んな秘技が・・・
例えば、自動給紙抜き加工機(オートン)で加工出来ない小さい物・・・
極端に言えば、抜きあがったブランク品に罫線のしっかり入っていない物があった・・・
これをもう一度トムソンの機械には入れれないので、例えば底ロック形式の箱で、
その罫線部分がグルアー加工において罫割れを起こすほどの
罫線の浅い物であればそこで廃棄決定なのですが・・・。
ビク抜きなら、その小さなブランク品に見当を合わして
罫線を再び入れる事が可能であったり、また窓付きの箱の窓を抜き忘れた!
なんてときにもその窓を入れることが可能なのです。

さらに小さい木型なら印刷見当さえ合わせておけば、
2~3個をつなぎ合わせいっぺんに製作出来たり・・
これは言葉でいっても中々分かりずらいのですが・・・。
とにかく便利な抜き加工方法なのです!!

勿論、量産性や精度を追及されると問題点もあるかも知れないのですが・・・
私どもが依頼していた加工所さんは精度も高く、熟練されており、
何より機械よりも真っ直ぐではなかろうかと思われるお人柄で、
今までいくつものピンチを救って下さった・・・。非常に残念に思うと共に
長い間ご苦労様でした、今までありがとうございますと思ったものでした。

 

最後に…

さて、ここまで何度も書きましたが、打ち抜き加工では基本的に
木型には罫と刃しかなく、これらの組み合わせで仕上げたい形状を表現します。

リード罫やミシン刃、ジッパーは罫や刃の応用したものとご理解ください。

品質的に注意すべき点は
・罫割れ
・異物の挟み込み
・面紙の飛ばし(メン切り)
・刃の切れ
その他にも穴の除去や留めの大きさにも顧客からの要望は高くなっております。

面紙とは木型をトムソン機にセットして打ち抜く際に、罫を入れて
山なりにするわけですが、この時に入れる罫が凸とすれば、
この凸を受ける凹の役割を果たすものです。

面紙に罫を受ける部分のみ溝を掘っておくことで凸と凹の間に紙が挟まれ、
山なりができるというわけです。

最近では、この面紙の部分をベークと言って、
プラスチック製の板状のものが使われることが多くなっております。

これは、予めCADで溝を掘っておくことで、機械のセットを容易にし、且つ、
位置決めの正確性が向上するので作業現場の作業効率を大幅に改善するものですが、
一方で材料コストが掛かるというデメリットが生じます。

もちろん、この材料コストを上回る作業時間の短縮が可能にすることで、
この問題は解決するわけですが、実はその他にもデメリットがあります。それは…

オペレーター(機械作業従事者)の技術の低下です。
これまでのトムソン加工におけるオペレーターの役割の大半は
この面紙を切る(彫る)技術にあったわけですが、
この部分を機械化(仕入れ化)することで、不要にするものなのです。
もちろん、この機械化(仕入れ化)で全くの不要になるのであれば
デメリットとして挙げる必要もないわけですが、実はそんなに単純な話ではありません。

どういうことかと言うと、高い品質を求められる場合において、
どうしてもベークでは補いきれない凹の形を要求される時があります。
このような時には、ベークに頼るのではなく、その部分だけでも面紙を活用することで、
面を切る人の技術を活用することで解決することができるというわけです。

逆に言うと、この技術が人の手に備わっていなければ、
この問題を解決できないのですね。
事実、面切りを要するクオリティを求められることで
自社内での加工を断念されたり、受注そのものを断念されるところもあります。
その点、弊社では多くの場合において面紙を活用しており、全てのオペレーターが
その技術を要しております。(もちろん、ベークも併用して使い分けております。)
だからこそ、トムソン加工における要求品質に関しては
万全の体制で臨めるというわけです。

ということで『紙箱の製作におけるトムソン加工と木型の作り方について』の
説明を終わらせていただきます。

 

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化粧箱の製作に関する細かい話

前回は刷版加工において糊しろにあたる部分を
しっかりと白抜きしておかなければ
糊貼り加工が出来なくなるor難しくなる。
という話をさせていただきました。
インキだけならなんとか貼れることもあるようですが、
ニスがのってしまうと、これはもう完全にアウトになりますので
気をつけて、よくよくデザインを見る必要があります。

またその話の折りに開けるべき寸法について
トムソン加工時のズレの予防のためなどで
印刷図柄よりも少し大きめに枠を開ける(天地左右方向に1~1.5mmほど)
また、窓貼りを行うにあたっては窓枠から15mmほど開ける必要がある。
と紹介させていただきました。
このように板紙での化粧箱の製作に関しては
日常生活ではそこまで気にすることも無さそうな
mm単位での注意が必要になってきます。

そこで今回は化粧箱の製作に関する様々なmmの話を紹介したいと思います。

①原紙におけるmm
化粧箱を作るにあたって一番の元となるものが原紙です。
その原紙をどのようなものにするかによって
箱の方向性が決まってきます。
箱に高級感を持たせたいならコートアイボリーを
安価に製造したいのならばコートボールをといったものから、
銀ホイル加工を施した紙やクラフトボールなどの
原紙製造時に何かしらの色が付いている紙を使うことで
化粧箱に独特の雰囲気を持たせることも考えられます。

では、そんな原紙におけるmmとは?

化粧箱を作製するにあたって、厚み310g/㎠の板紙で
箱の無地サンプルを作製し商品を入れてみた所、
商品の重さに対して紙の強度が十分ではなかったとき、
また、商品に対しては問題無くとも箱に組み立てたときに
少しなよってしまう等が判明したときには
それを解決するためのもっとも単純な方法として
原紙の厚みをより厚くすることにあります。
310g/㎠で弱かったのなら400g/㎠にて作製するという具合です。

しかしここがmmの話、310g/㎠と400g/㎠は
それぞれmmの厚みで表すと約0.4mmと約0.5mmになり、
その差は0.1mm程度に過ぎません。
しかしその0.1mmの差で中々に強度が変化します。

でもそんな0.1mm程度の差で強度が変わるならば
中途半端なものは全て厚い紙を使えばと思われるかも知れません。

しかし、その0.1mmの差によって紙の仕入れ値が変化するため
そう簡単になんでもかんでも厚くすることも出来ません。

紙の厚みを変えるということはその紙の重量が増す。ということになります
そして、紙の仕入れ値は通常
紙の重量×紙の購入数量×その紙の単価、によって算出されますので、
仕入れ値に大きな影響を与えます。

例えば310g/㎠のL版(800mm×1100mm)の紙の場合、重量は
0.8×1.1×0.31=27kg(100枚辺り)。
対して400g/㎠のL版では35kg。
そしてこのkgが仕入れ値にかかりますので、
購入枚数が2500枚(100枚単位の為25になります)、単価が100円としますと
310g/㎠では27×25×100=67500円
400g/㎠では35×25×100=87500円
となり、その差が20000円になります。
実際は310g/㎠の方には単価に6円ほど上乗せがありますので
もう少し狭まるのですが、つまりは紙厚を変えると
単価に影響が大きく出てくるということをご理解いただければ
充分かと思います。

というわけでして、今回は紙におけるmmの話でした。では。

 

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パッケージメーカーの箱の構造や加工方法について

当HPでも何度か取り扱っておりますワンタッチ箱ですが
主な利点としては底部分にも糊貼りしていることから組み立て作業が簡略化できること。

また糊が付いている分強度が増していることにあります。
逆に問題点としては単純に他の貼り加工に比べて貼り箇所が増えることから
製造単価が上がることが主だったものになります。
後は形状的に貼り箇所が増えることからサイド貼りでなら貼れる形状でも
ワンタッチでは難しいというものもある。この辺りでしょうか。

私としてはやはり作業の簡略化という部分が非常に大きな利点として
お客様に好まれているような印象を持っております。

さてここで紹介しますのも、そのような考えから行われる「両サイド貼り」です。

これは弊社HPにある「蓋・身 式組立て箱」の展開図にある
左右の折り返し部分をあらかじめ糊貼りする貼り形式を指します。
両サイド貼りの図面を上手く入手できなかったので若干違いはありますが。
概ね下の図面のようなものです。

下↓こちらと      ↓こちらになります。

photo06-1

さてこの貼り加工は通常の「蓋・身 式組立て箱」では天地左右を折り返して
天地のフラップを巻き込んで折りたたんでと、
組立の手間がかかるものを左右がもともと貼られていることから、
その両方を立ち上げて天地を折りこむだけで済みます。
そのためワンタッチ箱と同じく組立工程を非常に簡略化できるのです。
ですので組立にかかるコストや時間を少なくできます。

ただし、糊貼り加工が加わるので
箱自体の製造単価が上がってしまうという点もワンタッチ箱と同じくです。

ギフト箱などで蓋身式のパッケージを使用しているけど
組み立て工賃や納期を短縮したいとお考えの
お菓子のメーカー様などには、この両サイド貼りがお勧めです。

箱の製造単価こそ上がるものの組立にかかる手間が減る分そこのコストが下がりますので
合計的にはそれほど差が出なかったりすることもあるようですよ。

というわけでして、今回は我々パッケージメーカーの提供できる様々な箱を
その用途に合わせていくつか紹介していきます。

パッケージメーカーの考える油分へのお勧めの構造

パッケージといっても実に様々な種類がありますが、
当ブログにおいても紹介しておりますように
様々な意図や用途に合わせて、色数も表面加工も貼りの形式も

最もそれに適したものを作ることが重要です。

さて、ここでは掲題の通り弊社にて製造しております
油分のある商品について、
それを入れる箱にどんな油分対策ができるのかを紹介したいと思います。

『たこ焼き用の箱のパッケージの表面加工について』

ということで、たこ焼きの箱を例に進めてまいります。

出来立てのたこ焼きを入れるわけですから
当然ながら油分やら湯気やらに対する耐性が求められます。

まずは、パッケージメーカーとして提供できる
耐油性や耐水性などを付与する方法としての表面加工や原紙を紹介します。

表面加工としては極薄の透明フィルムを貼りつける「PP貼り」や
耐油性・耐水性を付与するために施される「ハービル」
原紙としては製造工程においてそれらに耐性を持つように処理された
「TS」「TM」といった原紙があります。

これらの中から現在製造している
たこ焼きの容器として使用しているのは「ハービル加工」になります。

これを原紙の裏側(箱の内側のたこ焼きを置く側)へ塗布し、
たこ焼きの油や湯気への対策としております。

ハービルになった経緯としましては油分・水分に対する
耐性の持たせたかの差が一因としてあります。

「PP貼り」は油分・水分を弾くことで原紙への影響を抑えて
それらへの耐性を持たせている加工です。
弾きますので、湯気は箱の内側に溜り水滴となります。

この「水滴が着く」という現象が蓋をあけたときに蓋の内面に水滴が見えることや
たこ焼きに水滴が落ちることなどを嫌ったようです。

ハービルも弾くのですが、その性質の差からかある程度原紙に吸収しますので
問題となるほどの水滴は発生しなかったようです。

また、他に比べて単価が安かったこともやはり重要な要素だったのかと思います。

ところで、書いていて気づきましたが表面加工と言いながら
箱の内面に加工しておりますね。まあ箱の内面から見た表面ということで一つ(笑)

『たこ焼きの容器用のパッケージの貼り形式について』

さて表面加工や原紙の次は箱の構造での対策についてです。

初めにたこ焼きの箱として求められる構造とはどんなものでしょうか。

まず、組立の容易さとある程度重ね置きが出来ることがありそうですね。
さらに店頭で次から次へとたこ焼きを箱詰めするために
たこ焼きを充填する作業がより容易なものも求められそうです。

となりますと、注文がくる毎にトムソン式の箱などを組み立てるような
手間をかけることは到底現実的とは言えません。

また、たこ焼きは箱形状でいうところの「高さ」が非常に小さいことから
箱の「高さ」が低い方がより適していると言えるでしょう。

ということでこれらに対応した貼り形式といえば
当社HPにある四隅貼箱が該当するかと思います。

これは「高さ」が低く製造でき蓋の開閉部が大きく取れることから充填作業も容易です。
さらにあらかじめ四隅が貼られていることから
組立て作業もワンタッチで出来るうえにある程度の重ね置きも可能です。

では四隅貼りで決定でしょうか?いえ、もう一つ懸念材料が残っていますね。
それは、ここでのお題にある「油分やら水分に対する耐性」になります。

4隅貼の箱はその貼り合せる4隅が、それぞれ糊で接着しているだけであることから、
どうしても4隅から水分や油分が漏れ出してしまいます。

そのため水分や油分の多い商品、今回でいえばたこ焼きですが、
それを入れる箱としてはすこし不十分であると言えます。

そこで、それらを解決するための貼り加工が

「8点貼り」や「W貼り」と呼ばれる加工になります。

これは形状的にはぱっと見た感じ、ほとんど4隅貼りと変わりませんが
その貼り方は4隅貼りとは明確に違います。

どこか?と言いますと貼り合せる箇所になります。
貼り合わせている部分を展開図で示したとき、
箱本体から切り離されている部分が一切無いのです。

このため4隅貼りで問題のあった水分や油分の漏れが、そもそも離れていないことから
大きく改善されます。さらに切り離している部分が無いことと、
8箇所も貼り合せることから箱自体の強度も上がっており、
より多く重ね置きすることができます。

ただしこの貼り形状は汎用の貼り機械で出来るものでは無く
それ専用の貼り機械を使用しての加工となりますので
どこでも出来るということではありません。

パッケージメーカーにとってチョコレートの化粧箱の注文は既に…

バレンタインデーが近づきましたね・・・

しかし我々パッケージメーカーにとってはある意味既に季節はずれです。
なぜならバレンタインにチョコレートを売り出すためには
商品を撮影してカタログに載せたり、充填して店舗に送ったりと
様々な前工程が存在するために、それを入れる箱を今作っていると
イベント当日に間に合わせるのが非常に困難となるからです。

ですので基本的に企画のスタートはホワイトデーが終わるころから始まり、
夏の終わりには、設計、校正が一通り済まされ、
早いお客様は10月の声を聞くころから、製造指示が出始めます。

女性にとっては、大事な人に思いを伝えるチョコレート・・・
はたまた、義理の体裁を整える大切なイベント・・・(笑)

その思いはどうあれ、相手に渡す大切なギフト。
それを装う箱は中身以上に大切になったりもします。

相手に、可愛い自分を見せるのか、日頃のお世話に感謝を示すのか、
全く思いはないが、義理だけはきっちりと果たすのか…

ということでここでは、バレンタインのための箱についてお話してみようと思います。

『色でアピールする!!』

バレンタインのパッケージの色使いは、ある程度傾向がある様です。

先ずは高級感や大人を感じさせる色。
これはどちらかというと濃度の高い色となり黒色やえんじ色、
他にはこげ茶色等があげられますが、
これらの色は印刷表現でも
腕の見せ所となるところで、
単色の色表現で高級感を出すにはテクニックがあったりもします。

その一つは深みで、色の深見を出すためには濃度を上げ
なければなりません。

単純に100%の色表現をしても、それを2回刷ると200%になり、
濃度が上がり、深みがある色合いになります。

これは明らかに違いが分かり、高級感はアップされますが、
それ以上の3回刷りとなると、違いはあるのですが大きな差は出ない様な気がします。

余談になりますが、1度こんな経験をしたことがあります。

この差を利用して、黒1色の100%の部分と、
200%の部分で柄を作るというデザインで校正してみたのですが、
見る角度によると柄が出てくるのですが、
ほぼ黒ベタで透かしの様な仕上がりになってしまいました。

これは校正段階でNGが出て、100%の部分を90%にして、
非常に濃いグレーと黒200%の対比で柄を作ることになりました。

少し話がずれてしまいました・・・、元に戻して高級感を出す色表現以外では、
可愛さを出す色使いも多いように思われます。

これは、ピンクや薄い紫等のパステル調の色表現です。
どちらかというと暖色の色使いで、単色表現にアクセントをつけるデザインもあれば、
多色の組み合わと絵柄でデザインされているものも多く見受けられます。

女性らしい可愛さを表現するには、欠かせない色使いかもしれません。

ほんの一例となりましたが、昨今では定番から外れる色使いも見受けられますので
どれが良いとは一概に言えないのですが・・・。
送り手側の思いが伝わりやすい色、これが購入の決め手になるのかも・・・と思います。

そして、その色をより際立たせるのが次に書く、質感です。

『質感でアピール!!』

もしかすると、色いと同じくらい重要なのがこの質感かもしれません。
プレスコートやフィルム貼り、光沢のある表面加工は高級感がUPします。
これは、前述した濃度のある深い色合い表現を加速させます。

バレンタインのパッケージに限らず、化粧品の箱にも多く使われていますが、
送り手と受ける側、どちらにも特別感が湧いててくる・・・
それが高光沢な表面化加工で演出できるのです。

バレンタインチョコのバッケージには無くてはならない加工ですが、
この逆もまた正解で、マット調の表面加工を施すことにより、ギラギラ感よりも
しっとり感で、より落ち着いた大人の感じを醸し出すパッケージも多くあります。

先程の色使いと合わせて、淡いピンクの印刷にマットビニール加工することで、

可愛らしさと大人の落ち着いた感じを出し、文字は白の浮き出し箔押しで
印刷では出ない高級感を表現する・・・。
そういったパッケージを手掛けたことがあります。

加工が仕上がった時、ああ可愛いなぁ・・・と思っていたらバレンタインを迎える前に
完売となり、至急増産の指示が出たことを思い出します。

この様にパッケージが買い手に訴えるという事が、良くあるのです。

質感は表面加工における、光沢やマット感だけではありません。

際立った表面加工を施さず、ノーコート紙(原紙の表面をコートしていない紙)の
ナチュラルな風合いを大切にしているパッケージもあり、
この質感は自然体を表現して落ち着きとは違う、優しさを感じる事が出来ます。

パッケージの質感で、送り手側の気持ちも見透かせるかも・・・です!(笑)

『形状でアピール!!』

バレンタインのパッケージともなると、形状も色々とあります。

ポピュラーなのが組箱式で、これは身箱に蓋箱をかぶせるタイプで、蓋箱を開けると
並べられたチョコレートのデコレーションも見る事が出来て、取り出しやすが特徴です。

同じ組箱でも、貼り箱(中芯となる厚紙に薄紙を貼り合わせた箱)は、
単紙のトムソン抜きの組立箱と違い、箱の重厚感が出て高級帯の商品に多く使われます。

勿論、個包装されたチョコレートを入れてある
サイド貼りやワンタッチ底貼りの箱も多いのですが、

高級感という点では、組箱形式の箱に軍配が上がります。

またスリーブ形式の箱は蓋箱を開けるのではなく、
身箱をスライドさせて開けるというアクションで、
チョコレートが登場するというところがオシャレに見えるかもしれません。

それ以外にも、キュートなハートの形をしたパッケージ等もあり目を奪われます。

この様な異形状な箱は手貼りが多く、加工に手間が掛かるのですが、
中には機械貼りの箱もあり、どのような技術で糊貼りしているのだろか?と
箱屋さんの目で見てしまう商品もあります。

蓋を開けてしまえばチョコレートが主役ですが、
それまでに脇役のパッケージが果たす役割はとても大きく、
形状も重要なアピールポイントとなります。

バレンタインデーのチョコレート・・・
これは女性とっても、男性にとっても大きなインベントとなってきましたね。

当たり前の様に行きかうギフトだからこそ、
素敵なデザイン、特別感のある質感、

特徴のある形状にしたいのが、
送り手側の気持ちですよね!!

パッケージメーカーの考えるオリジナルな構造の化粧箱について

ここでのお題は『こんな形状できる?』という
お客さまのご要望にお応えしますというお話です。

では早速一つ目から。

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色々諸事情があり(お客さまのご都合もあり、詳しくはかけませんが)
40mmΦのボトルを47mm角の化粧箱に入れたい。ということでして・・・
かつ、ガタガタさせたくないと。
そして、もう一つの条件が、別パーツはNGという化粧箱の構造の要望がありました。

別パーツの仕切を作ったほうが、よりしっかりと動かなくすることは出来るのですが、
何故そんなご要望となったかといえば、やはり作業性の問題!

1つは、単純に作業詰め工賃がかかってしまうということ。
ただ、それ以上に、ライン上で出来ない。
(正確に言うと、ラインスピードをかなり落とさないと出来ない)

どういうことかと言うと・・・ボトルに中身を充填して→ボトルキャップを閉め→
外観検査→箱(化粧箱)詰め→重量チェッカー→最終検品&外装詰め・・・
そんな工程を1ラインで行っておられるので、その1工程のスピードが落ちると、
すべての工程をそのスピードに合わさないといけないということになり、
仕切を追加するだけのことでは済まないということなんですね。

で、最終的には先程の写真のような形状になりました。

まぁ知っている方は知っている。知らない方はご存じない(当たり前か!)形状ですね。

糊しろを伸ばして、再度折ることにより、ストッパーの役目を持たせるということです。

もちろん完璧とは申しません。少しはカタカタします。
しかしながら、何が一番重要なのか?ということですね。

それでは次の話に入ります。

かなり以前の話ではありますが、
当社で制作したワンタッチ底箱(?)についてです。

ワンタッチ底箱ですから当然、底はこんな感じです。

IMAG0381_r2_c2

ただ・・・全体を映すと、箱ではなく、ケース!になります。
何のケースかと言いますと、『ブレイブチキン』!!です。
ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、
某テレビ局の某プロデューサーさんからの依頼で作成したケースです。

マックのフライドポテトのようなケースです。wikiでも載ってないので軽く説明すると、
約20cm位の長さのスティック状のから揚げのようなもので、
某テレビ局と某メーカーさんが特許製法を用いて作り上げた食品です。

で、制作するにあたり、はじめてお台場の某テレビ局【あっ!バレた(笑)】に入って、
ウキウキしながら辺りを見回してしたのですが、
残念ながら、局アナは別棟の方らしく、全く知らない方々ばかりでした(笑)。

まぁ、そんな話は置いといて
・・・でも、非常に楽しかったですね。箱としてではなく、
食品を入れるケースのように使うという斬新さが!

油がにじまないように・・簡単に片手で持てるように・・・
ただの四角じゃ面白くもないし、見た目も・・・
かと言って、開口部が狭いと入れにくい・・・

というように色々な課題を1つ1つクリアしていき、形にすることはとても楽しいです!

また、この時は『マックポテトのように全国展開になったらどうしよう!!』という
夢も持てましたし。ということで、その全景がこちら!

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四角い頭を丸くする(何かできいたようなフレーズですが)。
いろんな発想で、今日も課題を1つ1つクリアしていきたいですね。

最後にパッケージのメーカーではありませんが、
構造にこだわりのある箱ということでiPhoneの箱も紹介したいと思います。

iPhone 6sとiPhone 6s Plusが発売になったときの話です。

日本はもちろんのこと、全世界で大人気のこのスマートフォンですが、
なんと発売3日間で約1300万台も売れたとのこと。

脅威的な台数ですね。

Appleという会社は、製造する製品に対して非常にこだわりを持っているのは
皆さんもご存知と思います。
デザインから製品の精度の部分もこだわりが半端ではない会社ですね。

その為、Apple製品をこよなく愛する人をApple信者なんて言い方もしたりします。

かくいう私も実はiPhone6ユーザーです、信者ではないですが(笑)

さて、そんなiPhoneを購入すると当然、化粧箱に入っていますが、
改めてその化粧箱を眺めてみると、Appleは製品だけでなく
化粧箱にも、こだわっているのがよくわかります。

iPhoneの化粧箱は、「貼り箱」という箱の形状をしています。

貼り箱は、主に高級時計や高級ブランド品などに使われることが多く、
製造コストもそれなりにかかります。

貼り箱というのは、土台となる箱の展開寸法より少し大きな紙を用意し、
表面に紙を貼り付けて、余った部分を内側に折り込みます。

大抵の貼り箱では、内側に折り返した表に紙は、
箱の高さの途中までになっていることが多く、
箱の内側をみると土台となる箱に色と表の紙の色が違うため
内側に折り込んでいることが一目でわかります。

しかし、iPhoneの箱は違うのです。箱をお持ちの方は見ていただければ分かりますが、
折り込み部分が底まである為、内側も綺麗な仕上げになっています。

箱の整形についても、きっりちと90度にされた角など、
歪みの無い立方体で構成されており、Appleのこだわりの製品とわかります。

もちろんコストも相当なもので、日本で作ったら
1箱600円はかかるのでは、なんて試算もあるみたいですね。

もちろんロットや専用機械があるなど条件はいろいろありますが。

そんな、iPhoneの箱、おいそれと捨てられませんね。

iPhoneの箱のデザイン性・機能性・造形精度などこだわりは、
われわれ箱と製造する側にとっても非常に勉強になります。

結局のところ…

さて、ここまで弊社で製造しております箱(iPhoneはもちろん違いますが)について
その加工形状などの紹介をしていきました。

初めの方で紹介したたこ焼き箱に少し戻しますが、
油分や水分に対応し、かつ店頭での充填作業などから
紹介したような仕様となっておりますが、
別の得意先様でコロッケ用の箱も製造しております。

こちらも、当然ながら油分があり店頭で並べるのであるため
たこ焼き箱同様に8点貼りでいずれかの耐油性を持たせる加工を行うものが
良い選択のように通常は思いますよね?

しかしこちらでは箱詰めから食べられるまでが非常に短い時間であることと
箱自体が4個以上購入のお客様にしか使用しない。=使用頻度が少ないことから
より安価に製造できる地獄底箱にて、しかも耐油性も何も施さずに作っています。

このように油分があるとはいえ、そのパッケージの使用環境によっては
なにも全て8点貼りを使用する!ということでも無いようです。

やはりそれぞれのお客様からお話を伺い、真にご要望に合った箱を
製造していくことが基本的なことではありますが、もっとも肝要なのでしょう。

 

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小ロットでの対応もお任せ下さい!

押しつけではない販売者のプライスレスサービス

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先日、お客様と上野の某焼肉店に行った時の
お話ですが・・・・・まず最初に『当店ははじめて
ですか?』と聞かれ、はじめての方にはと色々と
説明してくれたのですね。

で、その際、メニューの中には焼き方が難しい?
(おいしく食べられる焼き具合の判断が難しい?)
ものがあるらしく、それらは店員の方が来て
焼いてくれるというんですね。
いやー(最近、焼肉屋さんなんて行ってなかった
ので、もしかしたら普通なのかもしれませんが)
とても勉強になりました。

店員さんが来て自ら焼くというのは、人件費に
直接ひびいてくるのに、お客様満足のために
やっているのでしょうから。。。もちろん、決して
高級な店ではなく、ごくごく一般的なお店でです。

で、さらに、ねらったわけではないのですが、
たまたま店員の方が焼いてくれるメニューが
続いたんですね。決して狙ったわけでは
ありませんよ。本当にたまたまです(笑)

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すると当然しばらくの間ずっ~とテーブルの横に
ついて、せっせと焼いてくれるんですが、
その方の感性と言いますか、距離感が素晴らし
かった。話しかければ私達との会話にも自然と
入って来られるし、お客様が私と話している時は
存在感を消すくらいの感じで、まぁ表現するのは
難しいですが、あくまでそれをプライスレスの
サービスでやっていること&その人の感性
そこに大変満足し、また次も行ってみようかなぁ
と思った次第です。

やはり、製品(=肉)も大事ですが、それと同じか
それ以上に、人が大事だなと、人と人との関係が
とても重要だなと再確認させられました。

私も肝に銘じて、押しつけのサービスではなく、
本当に喜んで頂けるようなサービスとは何かを考え
実践していこうと思います。

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トレーの製造にて

パッケージを製造する際に、充填する商品の形状や
その充填の仕方などによってトレーを製造することがあります。
そこで今回はそのトレーについて少し紹介したいと思います。

まず、トレーが必要になる(あった方がより便利になる)
商品の形状といいますと、
ケーキなどのように形の崩れやすいものがあげられます。

パッケージを組み立てていざケーキを充填しようとしても
手を使ってケーキを押し込むのは中々難儀な作業となりますので
トレーを作っておき、そこにケーキを置いて
パッケージへとスライドさせていくことにより
形が崩れることなく充填がしやすくなる。というものです。

また、商品の形状の関係で箱の形状が弊社HPによるところの
高さが長く奥行が短いようなキャラメル箱なども
その短い奥行に対して長い高さの為に
商品が充填しづらくなります。

そして充填する商品が例えば機械のパーツなどのような
硬いものやその他の形が崩れにくいものであれば
多少入れづらくともそう大きな問題は無いと思われますが、
弊社のあるお得意先様では素麺を充填されておりまして、
まさしく折れやすい商品であり、
それに加えて細長い形状であり、
すなわち高さが長く、幅や奥行が短いという
充填作業のしづらいパッケージになっておりまして、
もちろんトレーも一緒に製造・納品させていただき
それをもって充填作業をされております。

またトレーのもう一つの役割として
「トレーの制作には表面加工がポイントに・・・」
にて書かかれておりますように
商品の衛生面での保護や
商品の影響によるパッケージの形状変化を防ぐというものもあります。

油分や水分を多く含む商品や、包装されていない食品が
印刷面に直接触れるような形状になっている場合は
PP貼りなどを用いて食品の衛生面の保護と
パッケージに用いられている紙が油分や水分などによって
ふやけてしまうことを防止します。

ということで今回はトレーに関してのお話でした。
一見すると単純なものではありますが、
充填する商品の性質や作業性などを考え
作製するトレーの形状や表面加工の有無などを考えることが必要になります。

 

 

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ゴーストへの対処

こんにちは、前回はオフセット印刷における
ゴーストという現象とその発生原因について
紹介させていただきました。

せっかくですのでその続きとして
今回はゴーストに対しての抑制方法について
紹介していきます。

ゴーストの抑制方法

まず、製版の時点での話としては
ゴーストの発生が予想されるライン上に、
他のラインのインキの消費量と同程度だけ
消費できるように色帯をつける。という方法が有効です。

ゴーストは他のラインに対して同じ色のインキの
消費箇所が少ないラインに、消費箇所が少ないが故に
各箇所へのインキの供給濃度に差がでることで発生するものですので、
その消費箇所が少ないライン上に
他の箇所と同じぐらいインキを消費できるほどの色帯を太くつければ、
各箇所へのインキの供給濃度の差が小さくなりますので
ゴーストが発生しても、目立ちづらくなります。

そのためゴーストが出そうな図柄だと判断できた時点で
色帯を通常の色合わせの為に必要な細いものだけで無く
各ラインのインキの消費量を平均化できるように
細かく指示を出し、製版いただくが大事です。

しかし、図柄に対しての原紙の余白次第では
上記のような色帯をつけることが難しいこともあります。
もちろん初めから図柄がわかっていれば
それがゴーストを発生させそうか否かを判断して
それを含めたうえでの原紙寸法の裁定を行えますが、
見積段階ではまだデザインが決まっておらずに、
箱の寸法だけで見積もりをすることもあるかと思われます。
そのため、その時点ではゴーストへの対応は
想定されておらず上記のような色帯が付けられないと。

ですので、ゴーストが発生しやすい図柄だと判明した時点で
ゴーストへの対処の為に原紙の大きさを変更する必要があると
お客様に伝えることが重要です。

もちろん原紙を大きくするということは
単価にも影響を与えますので、簡単な話では無いのですが
せっかくデザインされたものが綺麗に仕上がらないということを
考えれば納得いただけるかと思います。

そしてこれらに加えて重要なことが一つ。
図柄を見た時点でゴーストの危険性があることに気づく。ということです。
気が付けなければ上記の手段も全て使用できません。

弊社では、そのためにも「気づきの感性」を重要なものだと考えて
環境整備を通じてこの感性を養うことを重要なテーマとしております。

 

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