小さいパッケージ/底ワンタッチ式化粧箱

化粧箱の代表的な形状の一つに、『底ワンタッチ式箱(横底貼箱)』というものがあります。

 

この『底ワンタッチ式箱(横底貼箱)』というのは、その形状の名称などは知らなかったとしても、目にしたことがないという方はほとんどいないのでは?と言えてしまうほど普及している形式でして、実にいろいろな商品の化粧箱に使用されております。

ですので、日頃からお世話になっておりますお客様から、そしてまたホームページや本ブログなど見て新たにお問合せいただく皆様から沢山いただきますご依頼・ご質問においてもよく出てくる形状なわけですね。

その中で、「ワンタッチ底にしたいが、中の商品は細めのボトルなので合せたサイズで作れますか?」なんて内容も。通常の製造工程ではどんな形状でも、大きさ・小ささには限界がありますのでこうしたご相談を事前にいただけるのはむしろ助かります。特に『底ワンタッチ式箱(横底貼箱)』については、小さい・細いサイズの化粧箱について可能かどうかのご相談が多いと感じます。

 

今回は、そんな『底ワンタッチ式箱(横底貼箱)』について。形状の特徴とともに、どのくらい小さいサイズまで製造可能なのかなど掘り下げていってみたいと思います。

是非とも最後までお読みいただけますよう、よろしくお願いいたします。

 

パッケージ形状 『底ワンタッチ式箱(横底貼箱)』とは

化粧箱における良く知られた形状とは書きましたが、だからと言って皆様が目にする機会こそ多いものの、その形状の名称まで同様に知れらているというわけではありません。この場合の名称自体は専門用語にあたるわけですから、当然のことと言えるでしょう。

そこで上の写真の登場となるわけですが、どうでしょう?このような底の形をした箱に見覚えはありましたでしょうか。

念のため、簡単な展開図の方も見てみましょう。

 

 

 

 

 

一番左に細長くついている面は反対側(一番右側)の箱側面とののりしろです。それから下の方に折り線で分かたれた小さな面が2つ、この裏の部分も各々の右にある底面を形成するパーツの内の一つずつと貼り合わされます。横と底でそれぞれ貼り合せるため、別名「横底貼箱」と呼ばれているわけです。

また、底面を形成する4面のうちの2面において貼り部分の先で谷折りとなるようになっていることで、仕上がった箱全体を折り畳む(ノックダウンする)ことが出来るとともに、イコールとして、折りたたまれた状態で納品された化粧箱を簡単に組み立てることが可能なように設計された形状なのです。

 

 

 

 

 

ノックダウンされた状態の化粧箱を持って、側辺を手で挟むように力を入れてあげるだけで箱の形が組み立てられます。

小写真(アッセンブル後)

はい、ワンタッチですね。名称の由来もバッチリお判りいただけたかと。

 

『底ワンタッチ式箱(横底貼箱)』とは、このように横(1ヶ所)と底(2ヶ所)を貼ることで、折り畳んだ状態から簡単に箱の形に組み立てられる形状をした箱なのです。

 

パッケージ形状 『底ワンタッチ式箱』のメリット・デメリット

 

さてメリット・デメリットですが、その内の幾つかについては、これまでお読みいただいた中で既にお分かりなのではないでしょうか。

 

とは言え、まずメリットから見てみましょう。

①ノックダウン出来るため、組み立て前の輸送コストや保管場所を抑えられる。

②組み立てる際、手間が掛からない。

③箱の横だけではなく底部分も貼ってあるため、より強度があるため底抜けし難い。

となります。

 

①については、他の形式の組み箱についても言える事ですので底ワンタッチ式のと言うよりは組み箱の特徴と言えますが、完成した形で出荷されることの多い貼り箱や成形品のケースなどと比べて大きな利点であります。

②の組み立てが簡易である点こそ、底ワンタッチ式の最も大きなメリットと言えます。セットアップに掛かる時間や手間を抑えられるという事は、コストを抑えられるという事です。皆様がご自身でセットアップする場合もそうですが、業者へセットアップを外注する場合はなおの事ですね。

③についても大きなメリットだと言えます。箱の中に入れる商品の重さによっては、底抜けの心配というのはどうしても必要になりますので。実際に底部分が貼られていないサイド貼りで作られているキャラメル式や地獄底式と比べると、その強さは大きく違いますので、強度という観点から底ワンタッチ式を選択することもままある程なのです。

 

そして次にデメリットについて。

①貼る箇所が多くなる分、製造コストが高くなる。

②横底貼りするためのサイズについての制限が他の形式よりも厳しい。

となります。

 

①は皆様も予想されていたのではないでしょうか。貼りの工程における工賃が、横だけ貼ればよいキャラメル式や地獄底式と比べると1.5~2倍程度高いため、箱全体のコストも少し高めにはなってしまいます。

ただしこれはメリットの②に挙げたこととも関わってくるため単純にただ高くなるというわけではなく、セットアップまで含めたコストとしては寧ろ抑えられるなどいうこともあります。また、コストよりも単純に手間を抑えたいという方も多いので皆様が選択する際にどこに重点を置いて考えるかにもよってくるでしょう。

②は、貼りの工程が機械で行われるため他の形式でも制限はあるのですが、その制限が少し厳しくなります。大き過ぎてもダメですが、この場合に留意するべきは小さいサイズについてとなります。

幅・奥行き・高さで表す四角い箱において、高さとのバランスもありますが、基本的に奥行き(底面の短い方の辺の長さ)が短いと機械で貼ることが出来なくなります。では人の手なら貼れるかと言うとそれも限界がありますし、機械で貼れないサイズの箱を手で貼るというのは時間も手間も掛かりますのであまり現実的と言えないかと思われます。

 

一般的には奥行きが35㎜以下の場合には貼れないとするパッケージ会社がほとんどです。つまり、35x35㎜以下の底面の大きさでは底ワンタッチ式には出来ないとなるわけです。これは、中に入る商品が小さなものや細いものの場合にはかなりキツイ制限となると言えるでしょう。

 

他では出来ないサイズの底ワンタッチ箱が作成できる!?

つい先程、奥行き35㎜以下では『底ワンタッチ式』には出来ないとしたばかりですが、章題を見ての通りであります。

そう、私共ケイパックでは奥行き35㎜以下の『底ワンタッチ式』についても、サイズによっては承っております。

 

もちろん限界はあります。奥行きの長さだけではなく、幅・奥行き・高さのバランスや紙の種類・厚さにもよりますので一概には申せませんが、これまでの一例として、

●幅37㎜、奥行き24㎜、高さ120㎜

●幅31㎜、奥行き25㎜、高さ100㎜

などがあります。使用したい紙との関係もありますので、このサイズなら絶対大丈夫、という事ではありませんがいつでもご相談承ります!

もしかしたら、今お読みいただいている皆様の中にも、過去にサイズが理由で『底ワンタッチ式』を断念されて他の形式にされた方がいらっしゃるのではないでしょうか。

 

私共ケイパックは、化粧箱を中心としました印刷紙器メーカーでありまして、自社内で印刷・抜き・貼りといった基本的に一貫生産できる体制を整えておりますとともに、また創業70年という長い年月において蓄えてきました様々なノウハウも持っており、またその年月の中で沢山の協力会社ともお付き合いをさせていただいております。

これは無理では?と思われるようなパッケージについても、諦めてしまう前に是非一度ご相談いただけたらと存じます。可能なものもあるでしょうし、不可能でも代替案をご提案できるものもきっとあるかと思われます。

オリジナルパッケージのプロが誠心誠意対応させていただきます、どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

 

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