パッケージの意味を改めて感じたこと
お盆の夏季休暇も終わり、休み疲れだった体もようやく通常の仕事になれて来た頃だと思います。
と言っている間に週末ですが。
お盆の記憶も未だ残っている今日でありますが、今回はお盆のお供え物を購入した時に感じたパッケージに関する気遣いというか感じたことをご紹介いたします。
お盆にはお墓参りをされる方が多いですが、合わせてご仏前にお供え物を添える方も少なくありません。
私も祖父が亡くなってからは毎年実家にお供え物を持参するようにしております。
そういうわけで今年もその為にお供え物を購入しに某百貨店まで足を運んだわけですが、なんともまーすごい人だかりで正直目食らってしまいました。
いつもは家内に任せっきりでしたので、分かるはずもなかったのですが毎年このような苦労を重ねながらお供え物を購入して来てくれているのかと思うと頭の下がる思いが致します。
このような苦労がありながらも適当なところで妥協するのではなく、こんな時にしかご先祖さまに対する思いを形にすることができないからこその行動であると思う次第です。
少々話しが反れてしまいましたが、私がお供え物を購入する際に気付いたパッケージに関する気遣いについてご紹介します。
パッケージの意味 その1 購入したのは洋菓子
今年のお供え物として私が購入したのは洋菓子です。
家内によると、昨今ではとても人気のある商品で某百貨店の洋菓子売り場の中でもひときわ人だかりができており、お店の商品棚のの前を1往復半するくらいの行列をなしておりました。
もちろん、私も同じく並んだ事は言うまでもありません。
「こんな行列に並ばんでももっと他のもんがあるやろ~」
と私が愚痴をこぼしたのはここだけの話です。
せっかくここまでお供え物を買いに来たんだから・・・
せっかく人気の商品が目の前にあるんだから・・・
と怒られてしまいました。
家内の言うことはもっともでどうせ何かをするのであれば、その時の最高のパフォーマンスを出すということは至極当然のことで、人気の商品であることや豪勢なボリュームのあるパッケージで見栄え的にも問題がないことを考えると妥当な選択だったと思います。
パッケージの意味 その2 チョコがなかった(汗)
パッケージの意味とは程遠い項目ではありますがそこはご愛嬌ということで。
先のような状態で数十分並んでまでお目当ての洋菓子を購入したわけですが、実は1つだけ失敗したのです。
それは・・・
チョコがなかったということです。
私はあまり把握で来ていないのですが、どうもこの人気の洋菓子の中でもとりわけ人気なのでがレギュラータイプのお菓子(すみません。あまり名称が分かりません。)の表面にチョコが塗ってあるものがあるようで、その商品が物凄く人気だということらしいのです。
そして、家内の目当ても当然のことながら、そのチョコが塗ってあるお菓子が入っているギフトだったようですが、数十分並んっだ末に注文した時には・・・
「すみません、本日売り切れました。」
とのこと。
「・・・」
せっかく数十分ならんでお目当ての物をと意気込んでいただけにショックはかなり大きかったですね。並ぶ前に聞いておけば良かったです。
されど、ここまで並んだのだから後には引けません。
チョコがないとは言え、レギュラータイプのお菓子も充分過ぎるくらい美味しいということですから今回は少し妥協しつつも、そのレギュラータイプのお菓子が入っているギフトを購入することと致しました。
パッケージの意味 その3 パッケージへの気遣い
この項目こそが今回の本題です。
そんなこんなでお供え用に洋菓子のギフトを購入したわけですが、購入する際に
「どのようにご利用ですか?」
と尋ねられました。
そこで、家内が
「お供えに。」
と伝えると、
「かしこまりました。」
とおっしゃると同時に奥の方に下がって行かれました。
ものの数分も経たないうちに帰って来られた時には、なにやらお供え用に即したパッケージングをするが為の資材を持って来られたようです。
お供え用にのし紙をしたりすることは、どこでもされていることなので何に気なしにのしに入れる名前などを聞かれる一連の流れを見ていたわけですが、その後に目にした物は私にとっては非常にきめ細かい気遣いのあるパッケージングであり、これこそがパッケージの意味なる原点かなーとさえ思いました。
どういうことかと言うと、お供え用にギフトの品を購入した場合、お供え専用ののしをつけることくらいは当然であるかのごとく普通に見られる光景です。
ただ、それだけに留まらず、「お供えに使って頂けるのであればこのようにしておきますね。」と言わんばかりに
・包装紙を変え
・包装紙を留めるシールを変え
・お持ちする時の紙袋まで変える
というなんとも気遣いのできたパッケージングに仕上がったのです。
日頃から写真を撮っておく習慣が出来ていないため、本ブログにこのことを書こうと思った時には紙袋しか残っておらず、上記の写真でしか比較してもらうことができないのでが残念です。
もしかすると、他社メーカー様でも同様の対応をされておられるところもあるかと思いますが、このようなきめ細かい対応をされていることに初めて気付いたことに自分の勉強不足を感じる次第です。
とにもかくにも中味は同じだからと安易にのし紙をそれ用に変更しただけの対応に終わるのではなく、包装紙から留めシール、紙袋に至るパッケージに拘わるすべてをお供え仕様にするという気遣いに感動しました。
シールは金色だったものをわざわざ銀色のシールを貼るという気遣いですからね。
家内は妙に感心している私を変な目つきで見ておりましたが、一ビジネスマンとしては見習いたい視点であることは言うまでもありません。
ということで、パッケージの意味を改めて感じたこととして某洋菓子メーカー様のパッケージングの気遣いに妙に感心した話でした。
パッケージ1つ取ってもこれだけの気遣いが出来るわけですから、私どもがお客様に対してできる気遣いはまだまだあるはずです。
小さなことにも気付く習慣を身につけるために環境整備に取り組んでいる私共でありますから、さらなる気付きを見出していきたいと思います。
ご質問のある方は下記よりお気軽にお問合せ下さい。