パッケージの写真加工はPhotoshop(フォトショップ)

・おいしそうな食べ物
・美しい肌
・壮大な景色
・可愛らしい赤ちゃん
商品パッケージに印刷された画像は、その中の商品の魅力を引き出すのにとても重要です。素晴らしい画像が、パッケージに手を伸ばさせるという購買意欲をかきたてることは言うまでもないでしょう。

ので、印刷物の製版作業では写真・画像の編集が欠かせません。

その写真や画像の補正や合成作業に用いるアプリケーションとして圧倒的に支持されているのが、言わずと知れたアドビシステムズ社のPhotoshop(フォトショップ)!
印刷関係の仕事に携わっている方ならご存知ない方はいないでしょう。

今回はこのPhotoshop(フォトショップ)をからめて、画像処理のことについて少々・・・

 

パッケージの写真加工(基本編)

DTPにおいてPhotoshop(フォトショップ)の担う役割は多岐にわたっておりますが、まずは基本編!まぁ、各々その言葉通りなのですが、簡単に補足説明も加えておきます。

1.画像解像度の変更とリサイズ
印刷に適した解像度に設定したり、プリントサイズを変更したりすることが出来ます。

2.色調補正・レタッチ
画像の明るさ、コントラスト、色味などを調整する補正作業、画像の傷や汚れを修復することが出来ます。

3.切り抜き・合成
レイアウトソフト上で切り抜き画像として使用するための処理や、複数のイメージを利用しての合成することが出来ます。

4.CMYK変換
印刷用の画像作成に欠かせないのがRGB画像からCMYK画像への変換で、この変換処理が行えるのも大きな特長です。

 

パッケージの写真加工(注意点)

画像の解像度

DTPで画像を扱う際に重要な項目の1つが画像のきめ細かさを表す【解像度】です。印刷時にどれだけの大きさで印刷できるかは、どれだけのデータ量をもっているかで変わってきます。

もちろん、出来る出来ないだけでいえば、どれだけ大きくしても印刷することは可能です。ただ、拡大すればするほど解像度は落ちてゆくので、拡大すればするほどキレイな画像ではなくなるということですね。

ので、はじめから使用する寸法を考えたうえで、撮影したり・スキャンしたりする必要があるのです。ここを間違うとどんなに素晴らしいデザインでも残念な仕上がりとなってしまいますので注意しましょう!

 

RGBとCMYK

RBGとはレッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)という光の3原色であり、CGやWEBでは、この方式の画像となりますが、印刷の場合は通常C(シアン)・M(マゼンタ)・Y(イエロー)・K(ブラック)の4色で再現されます。

単純に言うと、
R(レッド)=M(マゼンタ)+Y(イエロー)
G(グリーン)=Y(イエロー)+C(シアン)
B(ブルー)=C(シアン)+M(マゼンタ)
となります。

ので、RGBの画像でも、CMYKに変換すれば全く問題ありません・・・・と言いたいところではありますが、それがそう単純にはいかず、RGBで作られた画像と、それをCMYKに変換した画像を比べると、ちょっと色味・雰囲気が異なります。

正直な話、この変換をしたことによって【イメージが違う】とトラブルになることもございます。おそらく、こだわって・苦労して作られたからこそ余計に『(自分が作成した)RGBで再現された画像の方がイメージに近いから、こちらの画像の色・雰囲気に合わせて欲しい』ということなのだと思います。

しかしながら、印刷インキはCMYKであり、CMYKでしか再現できないのです。ので、画像の色味・雰囲気にこだわるなら、はじめからCMYKで、お気に入りの画像を作成のうえ、入稿されることをオススメします。

 

レイヤー

レイヤーとは階層構造のことですが、分かりやすく言うと、たとえば・・・透明な下敷きがありますね。その透明な下敷きに何かの絵を描く。そして、また別の下敷きに別の絵を描く。それを重ねると下の方の絵は、上の方の絵に重なる部分は隠れて見えなくなりますが、上の方の絵を描いていない部分(=透明なままの部分)については、下の絵が見えますね。

つまりは、そういうことです。そして、これを何枚も重ねて印刷用のデザインを作り上げていくイメージです。

はい、それではここからあなたの豊かな想像力を駆使して下さい(笑)

①  全面青空の背景写真
②  人が立っているだけの写真
③  飛行機だけの写真
④  『GWは海外へ』という文字だけ

① ~④を重ねると・・・旅行会社のポスターの完成です。

ただ、気を付けないといけないのは『極力シンプルに!』ということです。

デザイン性の問題もありますので、そうはいかないのも重々承知しておりますが、凝れば凝るほどレイヤーも増え、なかには『力ずく』のようなレイヤー配置となる場合があります。

そうすると、本来かくしてあったはずの部分が出てきたり、見えていないといけない部分が隠れていたり、というようなこともございます。頂いた入稿データを扱うものも人間ですし、全ての機能を完璧に熟知しているとは言えないこともありますので、あまりにも複雑なつくりや、一般的にはやらない作り方をすると失敗するもとにもなります。

もちろん、我々も十分注意してデータを扱いますし、確認としての『校正』もふまえて制作にのぞみますので、本番時に問題が発生するということはほとんどありませんが、問題が“0”とは言えないのも事実です。

 

パッケージの写真加工(最後に)


最後に一言だけ・・・

Photoshop(フォトショップ)では、本当に様々な加工が可能ですし、切り抜きだって、色調補正だって、レタッチだって、もう何でもできます。

おばあちゃんを赤ちゃんにだって変えられるかもしれません?
・・・さすがに、これは無理か!(笑)

ただ、

あまりやりすぎると・・・ナチュラル感がなくなります。

まぁ、正直なところ、ナチュラル感のなくなった印刷物をみかけることが多いのも事実ですが、私個人的には写真画像を使用するなら、『いかに加工するか』ではなく、写真自体をいかに素晴らしいもの(撮影)にするか・素晴らしい写真自体を探すかということに気を付けて頂ければと思います。

 

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