パッケージに付加価値をつける方法

 

同じ商品群の中で、他社との差を少しでもつけたい・・

この要望はパッケージ制作時に誰しもが考える事であり、それは様々手段があります。

デザインでは、他社よりも洗練されたものにしたい、他にはない斬新なものにしたい、

落ち着きのあるデザインで高級感を前に出したい・・・等々、デザイナー様の腕の見せどころと

なる部分ですが、我々はその意向をより効果的になるようアドバイスさして頂くのが仕事と

なります。それは素材や表面加工からはじまり、機能性を持たす設計までに至り、

お客様のご要望を満たすパッケージを、予算と合わせながら作り上げていく・・・

そんな付加価値を増す手段について、今回は綴ってみたいと思います。

 

素材としての付加価値

 

パッケージでいう素材は原紙ということになるのですが、原紙の違いで付加価値が増す事は

非常に多く、その内容は白色度、平滑性、表面の風合い、フィルム等の貼合加工紙などが

上げられます。

白色度と言っても、大雑把に白い紙と括ってしまえばそれまでなのですが、その白さには

差があり、その差がでるのは原材料の古紙含有率が大きな原因となります。

これは印刷された紙を再利用する際に、インク等の色がどうしても混じってしまう為

古紙は漂白してもネズミ色をしており、このネズミ色のベース白いコートをしても

下地の色が出てしまい、高い白色は得られないのです。

価格は高いですが、バージンパルプの含有率が高くなれば、もしくは古紙の含有率が

低くなれば原紙の白色度は上がってくるのです。

この差は平滑性と比例し、パルプの繊維が長いバージンパルプの含有率が高い方が

高平滑となります。白色度も平滑性も拘れば、店頭での陳列の際に差の出る付加価値として

表れてきます。

更に蒸着転写フィル等を貼り合せた加工紙(鏡のような紙)は、その素材だけで訴求効果は

上がり、白い紙よりも圧倒的にインパクトがあるものとなります。

鏡面のような表面を活かす印刷手法にも工夫があり、原紙表面の輝きを透過させるような

印刷をすれば、高級感は勿論のこと、他の原紙では出来ない表現となります。

これらは、商品POPや化粧品のパッケージに採用され、他者との差別化を図る

高い付加価値を持つ印刷物となっています。

 

表面加工としての付加価値

 

前述した素材の選定で付加価値を見出すのではなく、後の加工にて付加価値をつける

方法として、表面加工があります。

その効果は艶やかな光沢、もしくは落ち着いた艶消しと分かれます。

光沢を出す為には、OPニス、ビニール引き、UVクリアコート、プレスコート、フィルム貼り

が一般的な表面加工となりますが、どこからが付加価値が高いは難しいところで(笑)

おおよそUVクリアコートやプレスコートからが、一般印刷物より高光沢であり

付加価値があると考えます。

光沢は高級感につながり、一番手っ取り早く得られる効果であるが故に、採用される事も多く

付加価値としてはついているのに、大きな訴求効果にはつながっていないかもしれません、

逆に選択から排除されない為の付加価値かもしれません。

また光沢を持たせる事が多い為、艶消しマットの表面加工をすることで、他社との差別化を

図っているパッケージもあります。

マットの表面加工も、マットニス、マットビニール引き、マットフィルム貼りとなり、

マットビニール引きくらいからが効果が高いと思われます。

艶消しの表面加工は、商品の性質やアピール性が明確になっている場合が多く、

そこからすでに付加価値が強いと言えるでしょう。

絹目や皮シボ、梨地等の、柄目彫刻されているエンボスロールを押し当て、凹凸柄目を

原紙表面につけるエンボス加工も付加価値は高く、光沢がありながら艶消し作用のある

表面加工が出来、付加価値が高いパッケージが仕上がります。

また、箔押しや浮き出しといった部分的な加工も、とても効果的な表面加工で

お客様が受けるインパクトも強い、付加価値が高い加工となります。

当社の協力箔押し加工会社さんは、通常の箔押し加工に加え、箔押しにエンボス柄をいれる

加工も手がけられ、立体的な箔押し表現が出来たり、さらにそのエンボス箔押しの上に

オフセット印刷をするプリズムプリントでは、多様な光彩を放ち他社ではまね出来ない

付加価値を得る事も出来ます。

 

構造設計による付加価値

 

紙器の設計する上で色々な付加価値を付けることが出来ます。

それはお土産品の箱に手提げを付ける事や。縦長の箱が陳列時に倒れないように下駄を

つけたり。今は特許切れとなり一般化している紙チャックなどもそうですし、

また箱に穴を開け、フィルム貼りをする窓付き箱などは、梱包された中の商品が見える事で

お客様が安心して購入できる付加価値であったりもします。

当社、実用新案登録済の”SS Pac”は、

開封防止シール不要の封函式簡易開封型パッケージであり、お客様に好評を頂いております。

このように、箱に一手間加える事により付加価値が上がるパッケージ設計を

見逃す訳にはいきません。

より多くのお客様に手に取って貰うために、パッケージに付加価値を付けるのは大切な

事です。費用が上がってしまう加工もありますが、さほど費用も上がらずに付加価値を

上げる手段もあります。先ずはお客様がこうしたいと思われる事が第一で、

次に当社へご相談を掛けて頂ければ、付加価値の高いパッケージに一歩近づきます。

 

ご質問・ご相談は下記よりお気軽にお問合せ下さい。
小ロットでの対応もお任せ下さい!

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ