紙器や台紙の穴に注目してみたら・・・

今回のお題は”穴”です。

台紙や紙器で見かける穴にも色々と話があるので、ちょっとその話を・・・

穴と言っても用途はまちまちで、その多くは商品を陳列する際に吊り下げる為の

フック穴であったり、箱内商品を見せる為の窓穴であったりします。

加工上ではこの穴が問題になってくる場合もあり、その一つは大きさで

あまり小さいと困ってしまう場合があります。多くの穴は製品になった状態では

穴が開いた状態になっている事を望まれます。それは陳列する際にわざわざ穴を

開ける作業が手間になったりゴミが出てしまうので、それを懸念して最初から穴の中身を

落として開いている状態にしておくのです。この中身を落とすのは抜き加工の際に

インラインで落としていくのですが、その落とし方はピンを突き刺すのではなく

ピンとピンで挟み込んで原紙を上下さして落としていくのです。したがってピンの頭の

大きさよりも小さい穴は落とせないのです。おおよそその大きさは5mm前後となり、

それよりも小さい穴は落とせなくなってしまいます。勿論専用の落としピンを作成し

それを使用すればもう少し小さい穴でも落とせるのですが、費用が掛かってしまい

あまり得策とは言えないと思われます。

もう一つは加工者側の注意点で、小さい台紙だからといってあまり多くの丁取りをしてしまうと、

ピンの数が足らなくなってしまい開けられなくなるのです。これまた専用のピン版を作れば

相当な費用となってきます。

因みに陳列用の丸穴は約8mが多いのですが、吊り下げフックの形状が横に広がっていたり

色々あるので、それに対応出来るように逆T字型の穴(ヒコーキ穴)を採用されたりします。

また、使用用途で開ける穴ではなく、紙が裂けるのを防ぐ穴もあります。

それは、直線状の切込みに差し込んで封をするタイプの紙器でよく見かけられるのですが、

直線の両終端をよく見ると小さい丸穴が作られていたりします、これは切り口が直線的に

終わってしまうと、そこから紙が裂けてきて差し込みが機能しなくなるのを防ぐためで、

小さい丸穴を作る事によって裂け目が出来ずらくなるのです。さすがに小さすぎて穴を

開ける事までは出来ないのですが、こそっと仕事をしている穴もあるのです。(笑)

 

お近く箱や台紙の穴・・・、興味深く見てみると何かしらの技が隠れているかも・・・

 

 

 

下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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