紙器の制作時に出来る余丁の話・・・

今週のお題は”余丁”です。

もともと”余丁”というのは製本の世界で、仕上がった部数が必要数を上回った時の

余りの意味です。大きな意味で余剰生産分、余った製品ということで、紙器の分野でも

受注数量より多く出来た箱を”余丁”と呼んでいます。

この余丁が何故出来るのかは一般的な化粧箱でいううと、印刷時には色合わせに必要な

原紙の枚数は1色あたり約50枚~100枚と言われています。

4色印刷では必要生産数より約300~400枚の予備紙を持って加工に取り掛かります。

この時に発生するヤレ(損紙)は、後加工の抜きや貼りのセッティング用に利用したりして

過剰な予備紙を使わぬように工夫をします。そうした結果、色合わせにもあまり損紙を出さず、

後加工でも作業性が良ければ、自然と必要生産数を上回る化粧箱が出来上がるのです。

 

受注生産数を下回らないように化粧箱を制作するには必ず予備原紙は必要となってくるのですが、

この予備原紙の数が多ければ必要枚数を下回るリスクが減り、お客様に迷惑を掛けることが

少なくなる反面、予備紙の増加分コストが高くなってしまいます。逆にコストを抑える為に

予備原紙を少なくすれば、不意のトラブルや調整等にロスをしてしまうと受注生産を

下回ってしまい、定数製造している商品の箱ではたちまち納期トラブルに発展してしまいます。

たがが予備原紙ですが、営業はその加工難易度、製品品質、納品後の箱の出荷状況、

コスト計算等を頭に入れながら予備原紙を算出しなければ、受注生産数の欠数や

割高な箱を作ってしまうので、注意しなければいけません。

 

製造時に予備原紙の算出が特に難しいのは、化粧品の箱が挙げられます。

化粧品の箱は製品品質も高く、微細なキズや汚れでも不良品となる可能性が高く、

最終に1個検品の必要性がある箱もあります。こんな場合ではロス数も多く見込まれますので、

予備原紙数も多くなってしまいますが・・・、ここで問題が・・・。化粧品の箱は美粧性を求める

為に、表面加工にもコスト高になるプレスコートやフィルム貼りが多く、さらに箔押し等の

加工もされることが多いのですが、予備原紙数が多いと通し工賃の加工費の

積み上げとなる紙器印刷では大きくコスト高になってしまいます。

そんな時には営業の経験と工程を熟知している力が発揮されのです!!

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