失敗しないオリジナル化粧箱・パッケージの作り方 vol.2-3

2016080101

前々回(9/20)・前回(10/18)と2回にわたり、オリジナル化粧箱・
パッケージを作成するにあたり、事前に知っておきたい・知っておくべき
要素ということで、『中身の商品から考える形状の決定方法』、および
『作業性から考える形状の決定方法』を解説させて頂きました。

今回は、頭を柔らかくして、普段あまり考えないであろう角度からの
アプローチということで、『デザイン(図柄)から考える形状の決定方法』
について、解説していきたいと思います。

 

某学習塾のキャッチコピーにもありますが『四角い頭を丸くする』という
ことで、普段あまりやらない方法を考えてみることで斬新なアイデアが
生まれるということもございます。
だまされたと思って一度お付き合い頂ければ光栄です。
『本当にだまされた!』とならないよう善処しますが、仮にそうなっても
ご容赦頂ければ幸いです(笑)

デザイン(図柄)から考える

形状をデザインに合わせる

2016080102

形状をデザインに合わせるって、そんな後先逆みたいな!と思われる
かもしれませんが、そんなことはありません。
【失敗しないオリジナル化粧箱・パッケージの作り方】
~~~ ≪vol.2≫ 形状の決定方法編  ① ~~~
中身の商品から考える - 商品の見せ方にあわせる
でも述べましたが、その最たる例が土産物でしょう。

家型・車型・イルカ型から、東京スカイツリー型まで、さまざまの形状が
全国の名所ごとに必ずと言っていいほどあるはずです。現在、私の手元
にも富士山型の箱があります(笑)

これらは全てデザインありきです。
もちろん完全にデザイン通りに完成したものは少ないとしても、まずデザイン
があって、それをどこまで再現出来るか?ということで形状が決められて
いったのだと思います。まさに『形状をデザインに合わせる』ですね。

もっとオーバーなことを言うと、雑誌の付録等々で台紙に切り取り線が
ついていて、それらを何パーツも何パーツも切って貼って組み立てて
電車が完成!船が完成!さらに複雑なものだとロボットが完成!
なんてことがなかったでしょうか??

これらも全てデザインありきですね。
『おもちゃ』と『商品パッケージ』を一緒にするなと怒られそうですが、
確かに、かなり複雑な商品パッケージとなると【現実的に!】難しいのかも
しれませんが、絶対無理ということもないかもしれませんね・・・時間とお金
さえあれば。

そうなんです。そこまでお金も時間もかけられない、だから、初めから考え
ないということが多いのではないでしょうか?

しかしながら、先程も少し触れましたが『どこまで再現できるか?』を考える
ことも出来るのですから、まずは大胆にオリジナルの形状でも・何かを模倣
することでも構わないので、自由な発想で『こんな化粧箱出来ないかな?』
と考えてみて下さい。そして、そこからはプロの出番です。私どものような
パッケージの専門家に素直に・率直にご相談頂き、求める形状を探りあてて
行くという方法もあります。

ちなみに、その場合の1つの良い方法として『一部を切り取る』という視点を
ご提案させて頂きます。例えば、「車」をイメージさせるとした場合、全体を
再現するよりも、タイヤのみを再現するとか・フロントガラス付近のみを再現
するとかでも「車」をイメージさせられるかもしれないですよね。そう考えれば
色々と案も浮かびやすいのではないでしょうか?

デザインを形状に合わせる

2016080103
『デザインから形状を考える』と言うお題に対して一見矛盾に思えるタイトル
ではありますが・・・ここはあえて言わせて頂きますと、化粧箱・パッケージの
形状は、大半が直方体である!と。
こう言ってしまうと、『形状を考える』ということに対して身も蓋もないことに
なってしまうのですが、コスト・耐久性・流通性等々を考えた際、現実的に
直方体になるパッケージがほとんどであるということも事実ではあります。

そこで、直方体という前提で色々とデザインを考えてみるのも1つの方法
ではないかということです。

例えば・・・①
店頭で商品を購入した際、ギフト包装ということで、リボンを掛けて頂くこと
があるかと思いますが、あらかじめデザイン(=印刷)でリボン掛けしている
ように見せるというのも良いかもしれません。

例えば・・・②
直方体でも全面正方形の立方体であれば、サイコロのデザインを入れて
見たまんまのサイコロにしても良いかもしれません。

例えば・・・③
マンガの単行本の背表紙で、数巻順番に並べると1つの絵になる(こち亀・
ドラゴンボールのように・・・う~ん、懐かしい(笑))ものがありますよね?
このような発想もありかもしれません。。。まぁ、パッケージとしては、あまり
見かけませんが。

このように、直方体を生かしたデザインを考えられないか?ということで、
そこから【W・D・H】の比率を決めたり、キャラメル箱or底ワンタッチ 等々の
形状を決めたりするのも1つの方法ではないかと思います。

売場・競合との比較

2016080104
『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』ということで、やはり商品を売る・
買って頂くためには、競合他社の製品を知る必要があります。

他社商品のほとんどが金箔を使い、光沢紙を使いと高級感出している中に
一般的な『カラー4色印刷+ニス』では、やはり見劣りしてしまい、資材として
コストダウンを図れたとしても、それ以上に売れ行きがおちれば本末転倒に
なってしまいます。

逆に、直方体ばかりのところに、変形のパッケージが1つだけあれば、
それだけで目立ち、手に取って頂ける確率も上がることでしょう。

大げさなことを言うと、周りが華やか・きらびやかなパッケージの中に、
モノクロのパッケージがあれば、それはそれで目立つかもしれません。
(あくまで、大げさな話であり、よっぽど洗練された秀逸なデザインでなけ
れば、このパターンは成功しないと思われますのでオススメは致しません)

したがって、まず大事なのは『見劣りしない』ということ。ここを踏まえず、
ただ奇抜さだけを追い求めると目を背けられる一因となります。
そして、その上で『目立つ=高いアイキャッチ性を持たせる』ことが出来れば
良い結果が出せることでしょう。

だからこそ、『売り場・競合との比較』ということで、どういった形状が多い
のか?どういったデザインが多いのか?どういった加工が多いのか??
といった、市場調査を踏まえて(形状という意味も含めた)パッケージデザ
インを考えてみることがとても重要になります。

 

ご質問・ご相談は下記よりお気軽にお問合せ下さい。
小ロットでの対応もお任せ下さい!

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ