印刷デザインが小さいときには色帯を

こんばんは、鹿太郎です。
今回は印刷デザインが小さいとき=インキの使用量が
とても少ないときに円滑に印刷を行うための話を紹介します。

印刷する中で例えばレギュラー4色を使うにしても
C=シアン(藍)だけは小さな図柄を表現するためだけに
使用される場合などには図柄が小さいためにシアンの消費量が少ないので
せっかく色の濃度を調整しようとインキの供給量を減らしても
そもそもの消費量が少ないので供給量を減らしたことが反映されるまでに
通常よりも多くの時間や紙を消費してしまいがちになります。
(供給量を減らす前のインキをある程度紙に通したら無くなりますので
それ以降は供給量を調整した色が印刷されるようになりますが
消費量が少ない分だけ前のインキが残ってしまうのです。)

そこで紙の咥え尻側(=印刷機へと流れていく紙の後ろ側)に
消費量の極端に少ないインキの色を一定の幅で帯状に印刷されるように版を作製します。
こうすることでインキの消費量が増えるので色調整が行いやすくなり
ひいては安定した品質を保つことに繋がります。

というわけでインキの消費量が少ない色に関しては色帯はつけるべしなのですが
紙の規格寸法と印刷面の都合上で色帯をつける為に
色帯をつけない場合よりもより大きな規格寸法の紙を購入しなければならないとなれば
単価にも影響を与えてくることになります。
(板紙の値段は購入枚数×重量×単価なので
寸法が大きくなると重量が上がりますので値段も上がります。)
そうなると単価と品質との折り合いをつける必要があることもために
何時も色帯をつけることが出来るというわけでもないのですが
可能な限りはつけていくよう意識する必要があります。

また、今回の話とは少しずれますが、
レギュラー4色を使っての印刷で、同じくシアンの消費量だけが少ない
例えば使用目的がスミ下=黒ベタを安定させるためだけであるならば
シアンを使わずに墨を使った方がより安定して
黒ベタを表現できるようになりますので
そういった事も考えると良いかもです。

いずれにせよインキの消費量の少ない印刷に際しては
より安定した品質を届けられるようにしっかりと考える必要があります。

 

 

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