化粧箱を格安で作るために

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格安で化粧箱を作る。
今回はそんな単純かつ非常に重要な要素に
触れていきたいと思います。

実は1月前にも「損しないパッケージの作り方について」
という記事を公開しております。

そこでは付け合せという観点から
品質や仕様を落とさずに、別商品を一つの原紙に
まとめて製造することで擬似的に製造数量を増やして
単価を下げるという方法を紹介いたしました。

記事に書いてある通り上手く付け合せられれば、
それによって得られる効果は非常に高いと言えます。
しかし、そう上手くいつも付け合せられるかといえば
現実的には難しいと言わざるを得ません。

そこで今回はもう直球。単価を下げるために
あらゆる部分で合理化できるところが無いか?を探る
格安で化粧箱を作るための方法を紹介していきたいと思います。

「化粧箱を格安で作るために、弊社設備について」

化粧箱は様々な工程を経て作製されます。
原紙を購入し、印刷・打ち抜き・貼り。と
ものによっては特殊な表面加工や箔押し、
さらに貼り工程終了後の組立作業など。

これら多くの工程を経てお客様のもとに納品されるのですが、
この各工程のためにいちいち製品をそれぞれの加工場所に配送していては
配送コストが余計にかかることはもちろん、時間も余分にかかります。

しかし弊社は、印刷・打ち抜き・貼り、という化粧箱を作製するために
もっとも必要な3部門を自社内で取り揃えております。

そのため工程間の余分な配送コストがかかりませんので
それだけ格安で作る下地があると言えます。

そして自社内に加工場があるということは
配送の時間がかからないことによる納期の圧縮。

また、営業がお客様からの要望を即座に
直接工場に伝えられるということでもありますので、
コスト面でも品質面でもお客様の要望を
しっかりと伝達できるという利点もあります。

このように自社内にて一貫生産ができることは
化粧箱を作製するにあたって有利な点が多くあります。

では次は加工方法を考えてみます。

「化粧箱を格安で作るために、加工の選定について」

化粧箱を格安で作るにあたって、
とても単純な方法として、原紙を変更するという方法があります。

原紙の仕入れ賃は化粧箱を製造する中でも大きな割合を占めます。
物によっては単価の半分以上が原紙の仕入れ分ということも起こりえます。
そのため、単価がどうにも折り合わないということであれば
原紙を再検討してみると良いと思います。

例えばカードAクラスの原紙をカードBに変更するとか、
原紙の裏面があまり見えにく構造になっていたり
裏面はあまり気にしなくても良いものであれば
もっとも安価なコートボールに変更する。というものです。

もちろん単価が合わないからといって、何でもかんでも
原紙の品質を下げることをオススメしているわけではありません。

単価にこだわるあまりせっかくの高品質な商品が
安っぽく見られてはもったいないですから、
あくまで、その販売される商品に求められる品質をよくよく考え、
そこから妥協点を吟味されることが重要と思われます。

またこの話は原紙に限らず加工時における
印刷の色数を減らすために特色をR4Cに統合する。
表面加工をビニール引きやニス引きといった安価なものにする。
打ち抜きにおいては落丁作業の有無。
貼りでいえば貼形状の変更、
つまり「ワンタッチ横底貼り」を「サイド貼り」に変更する。等々。

また、もし化粧箱を小さくする余地があれば
もしくは化粧箱の強度がもう少し弱くても問題が無いのであれば、
これも原紙の寸法や重量に関わってきますので、
単価を下げられる可能性があります。

これら様々な加工段階で価格の合理化を行えます。

このように格安で化粧箱を作るにあたって、
加工段階での合理化は上記の通り色々と手立てがあります。

さて、それでは次に初期費用の方を考えていきます。

「化粧箱を格安で作るために、初期費用の選定について」

化粧箱を作るにあたって一つの障壁となるのが、初期費用だと思います。

せっかくオリジナルのパッケージを作りたい、
またオリジナルのパッケージは無いのか?とお客様から問い合わせ頂き、
一念発起、作ってみよう!と思って見積をとられたとします。

さて見積もりを見た結果、単価的には予算内に収まっているのだけれど
ここで問題が一つ。初期費用の木型代や刷版代・校正代です。

これらはそれぞれが化粧箱を作製するにあたり初回に必要になるものですので、
およそ、見積においては単価とは別個に掲示されていることが多いと思います。
実際弊社の見積もり書では単価とは分けて掲示いたしております。

これらの費用は製造する物によって大きく変動しますので
一概にどのぐらいかかるものなのかを考える意味はあまりありませんが、
少なくとも木型に関しては最低10000円はかかるものと考えていただければと思います。

ここに校正代までかかってきますので、
数量が100個や500個ではとても採算に合わなくなってしまい、
かといって数量をやたらと増やしても在庫を抱えることになってしまいますので
それも許容するわけにはいかない。

さてこうなりますと折角オリジナルのパッケージを作ろうと考えても
小ロットでは難しく、かといってロットの大きな案件もそう頻繁には出てこない。

結局作ることを断念してしまうことになってしまう。
このような残念な事態になることもままあることでしょう。

ではこの初期費用を少しでも抑えられないのか?といいますと、
校正においては手段があります。

校正にはいくつかの種類があり、
実際に製造される商品と遜色無いものを校正にて作製される場合は
本機校正や本紙校正になり、これらは実際に加工するにあたり
使用される原紙を使って印刷するものです。
さらに必要に応じて表面加工やサンプルカットも行えますので
作製される商品に最も近いものが出来上がります。

しかしこれには費用が多くかかります。

そこで簡易校正という、簡単に言えば高性能のカラーコピーを行い
それをもって色見本とする校正があります。
カラーコピーというと劣化するような印象を受けるかも知れませんが、
非常に性能が上がっておりカラー4色の印刷などは
色校正としてまったく遜色なく使用に耐えるものとなっております。

問題点としては実際に使用される紙では無いため
印象が少し変わる可能性があることと
薄紙であるため表面加工などが出来ないことがありますが、
安価で行えるため、無駄な出費を抑えたい時にはオススメです。

ということで格安に作るという観点からいくつか紹介いたしました。
今回上げたものだけでなく、実際の商品を前に打ち合わせいただければ
もっと他のその商品にあった価格の合理化もあると考えております。

もちろん全てが全て安くすれば良いということは無いでしょう。
その商品に合ったもっとも合理的な加工方法を掲示できるよう考えていきます。

 

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