化粧箱を印刷する際の刷版作業にて行うこと

今回は刷版に関して少し紹介していきます。

まず、ここでいう刷版とは?といいますと

オフセット印刷(平版印刷)で印刷に使用する版(weblio辞書より)
にあたります。

この版を1色毎に作製し、それを印刷機のそれぞれのユニットに
取り付けていき印刷作業を行います。
版には水が付着するように加工された部分とそれ以外の部分があります。
水が付着した部分にはインキが付着せず、それ以外の部分にのみインキが付きます。
これをブランケットを介して原紙に転写させることで印刷を行います。

このあたりは当ブログ「印刷の方法」にて書かせていただいておりますので
よろしければこちらもご覧下さい。

さて、この刷版作業のためには、もちろん印刷を行う図柄のデータが必要になります。
それはお客様から提供していただいたり、大凡のイメージを打ち合わせさせて頂き、
こちらで編集作業を行う等によって作成しそれをもとに校正を行い
お客様に了承を得てから刷版作業に入るのですが、
この作業に入る前に忘れずに行わなければならない作業があります。
それは印刷図柄よりも少し多めに枠取りでデータを作製することと
糊しろにあたる部分の印刷データを消しておくことです。

印刷図柄よりも多めに、つまりはみ出すような形で印刷できるように
刷版作業を行うのは印刷の次工程、トムソンの加工においての
微妙な見当ズレなどの対策として行います。
トムソン加工時に1mmほどはズレる可能性がありますので
そのときに印刷の柄を化粧箱の寸法きっちりに作製しておりますと
印刷されていない部分が化粧箱に出てしまうので
枠よりも大きめに塗り足しておくことで、そういったことの予防になります。

また、糊しろにあたる部分のデータを消しておくことは
「お弁当箱の見積制作をしていたのですが、」にも書いております
ニス版を作製しないと糊貼りが出来なくなる。ということと同様に
インキが乗っていても糊貼りは出来なくなりますので、
もしお客様からいただいたデータなどに糊しろにも
図柄がはいっておれば、忘れずにその部分を抜いておく必要があります。

これは、つい先日の私の体験として、窓貼りを行うときに裏面にも印刷を行うもので、
その窓貼り用の糊しろを窓の枠から15mmほど開ける必要があることを
すっかり見落としておりまして、デザイン決定後に本加工に入る寸前で
気づき、急ぎお客様に許可を頂き抜いた。というあわや加工不能になる
一歩手前の失敗をしまして、おおいに反省するとともに
勉強させていただいたなあと思った次第でした。

というわけでして私の自戒も込めて今回は刷版について紹介させていただきました。

 
 

ご質問のある方は下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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