化粧箱の販売に携わってみようと思われている方に・・・

 

この間、お客様に訪問していた時の事です・・・

僕も化粧箱を売ってみたいんですよ!!

と、営業マンの声・・・

お客様の本業はフィルム素材の販売商社さん

ブリスターパックのフィルム等の販売に伴い、紙製品である台紙も

合せて営業されておられる先輩がおられ、ご本人は包装フィルム関連の

お仕事が多いので、化粧箱の話も無くはない・・・

だけどお客様に何を聞いてくれば見積出来るかが分からない・・・

ちょっと、レクチャーして下さいよ!!

・・・こんな話がありました。

そうです、ご本業を軸として、化粧箱の販売をしてみたいけど、

何を聞いてくればいいか分からない、何処に依頼していいか分からない・・・

こんな悩みをお持ちの方に向けて、今回は綴ってみたいと思います。

まぁ、何処に依頼していいか分からない方の答えは簡単で、

このブログを書き連ねている営業マンが待機している、

(株)ケイパックに決まっているのですが・・・(笑)

そこに行きつくまでのお悩みに向けて、少しお話したいと思います。

 

何をどの様に入れる箱なのか

何を入れる・・・当たり前のようなことなのですが、結構大事です。

例えば、お蕎麦を入れる箱、それだけでも乾麺なのか、半生のパック包装なのかで、

箱形状が変わってきたりもしますし、内容物の重さも変わってきます。

箱の設計に対して、難し事は我々に任せておけばいいので、

先ずは何をどの様に入れるかを聞いて頂きたいのです。

そこから考えられる事は沢山あります。

最初に箱の寸法が想像できます。口紅を入れるなら、直径と高さが分かればいいですし、

お饅頭を入れるなら、個寸法と個数でおおよその寸法が分かってきます。

中に入れる物が分かっているという事は、その重さも想像できます。

タオルを入れる箱なら軽し、ジュースの詰め合わせを入れるなら重い・・・

この事から、箱を作る原紙の厚みをおおよそ想定できます。

箱の内寸と原紙の厚みが分かれば、後は形状です。

一般的に思い描くのが、キャラメル箱タイプの箱です。

これは商品の入れ方で箱の高さという概念が変わりますが、一般的に紙器業界では

両蓋の差し込み口と、差し込み口の間の距離を高さとして考えます。

したがって、天蓋と底蓋の間が高さとなり、幅寸法が差し込み口の長手寸法になり、

差し込み口の短手寸法は奥行きとなります。

これで箱の基本寸法 W(幅)×D(奥行き)×H(高さ)の出来上がりです。

後は内容物の重みで、キャラメル箱で底が抜けそうなら、地獄底形式の箱になりますし、

更に、箱を起こすとオートマチックに底が組み上がる、ワンタッチ底貼り式の箱になります。

一般的な形状

キャラメル箱→地獄底形式の箱→ワンタッチ底貼りの箱、という段階が踏め

それは、内容物の重さと充填作業の軽減を考えた順番となります。

また、見せ方として、ギフト箱の様に内容物が全体に見渡せる方がいい場合は、

お弁当箱型の身箱、蓋箱形式となりますし。ショートケーキを入れる箱は、

底がフラットになる様に、箱の4角を貼り上げる四角貼りの箱となります。

内容物をどの様に入れるか、どのように見せるかで箱の設計が決ります。

また、餃子やたこ焼き、タイ焼き等の食品が直接触れるパッケージは、

原紙に食品衛生法等に抵触する物質が入っていないかであるとか、

湯気や油に対して、耐水性や耐油性の機能がある原紙を選んだり、

表面加工によってその機能を持たせるのかと、考えたりしなければなりません。

正確な見積をお望みであれば、現物をお預かりしてダミーサンプルを作る事も

出来ますので、費用は掛かりますが箱の設計がリアルに進みます。

この様に、箱に何をどう入れるかが設計の基本となります。

当たり前の様な事ですが、ここからが箱の販売のスタートです。

 

お客様にどの様に見られたい箱なのか

箱の設計が出来ますと、次はデザインであるとか、表面加工をどうするのかを

考えなければなりません。パッケージに内容物をがどの様な商品であるかを

知ってもらうのに、写真を印刷したければ4色印刷になりますし、

特定の色で、4色の掛け合わせでは色表現にムラが出たり、綺麗に

発色しない場合は特色で1色足していかなければなりません。

商品を外装箱に直接入れるのではなく、ダース箱の様に12個入りの

中箱なんかの場合は、黒1色で十分ですし、箱の機能として印刷をどの様に

するかを決めて頂くと、印刷の色数が決ります。

そして、その表面加工は印刷で施せるニスでいいのか、もう少し耐磨性とグロス感を

持たせるビニール引きがいいのか、他の商品と差別化を図れるようなグロス感を

持たせるプレスコートがいいのか等、表面保護の側面と、美粧性の側面から

表面加工を決めて頂くと、ほぼ見積の下準備は出来上がりますが、

忘れてはいけない大事な決定事項は、原紙を何を使うかです。

内容物が量産タイプの消耗品だから、コートボール(裏ネズ紙)にするであるとか、

量産品ではあるが、箱の中が見えたときにネズ色が見えるのは、ちょっと・・・

という場合には、裏も白いコートのしてあるカード紙を選択するであるとか、

いやいや、化粧品のパッケージなので、印刷の発色や表面加工の仕上がりまで

気になる・・・、という場合は古紙を使用していないアイボリー紙を使用してみたり、

お客様がエンドユーザーさまにどう見られたいかで、原紙も決定されていきます。

印刷の色数、表面加工の種類、原紙の選定、これらは箱の機能ではなく、

直接お客様の目に止まり、手に取って頂く手段なので、化粧箱の製造には

欠かせない重要な要素となり、これが決らないとお見積もりも出来ません。

 

 

以上、簡単に設計から始める場合の見積に関わる要素をかきましたが、

既存箱のリニューアルに伴う見積依頼の場合、これらの条件が決っている

事が多く、その場合

①原紙の種類と紙の厚み

②印刷色数

③表面加工の有無とその種類

④箱の寸法 W(幅)×D(奥行き)×H(高さ) (出来れば展開寸法)

⑤箱の形式、形状

⑥生産数(ロット数)

⑦納品地住所

この要素を聞いて頂ければ、お見積もりは出来ます。

ただ、これだけの要素を聞くだけで、見積を提出しても中々決定には結びつきません。

そこで、決して明かしてはいけない大事なエッセンスを・・・

それは、お見積もりをするに当たったって、お客様が何に悩み、何を解決したいのか。

これが、上記項目を聞く前でも後でもいいので、必ずお聞きになって欲しいのです。

勿論、コストダウンという回答が多いのは百も承知です。

これは私見になりますが、コストで繋がっているお客様はコストで離れる。

ビジネスなので、コスト有きは当然ですが、それだけではないお客様の悩みを聞き、

解決する。これが化粧箱の販売を成功させる重要なポイントです!!

 

 

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