化粧箱の素材となる紙の分類について

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今週(毎週木曜日)からは先週も申上げましたとおり、
これまでお伝えしてきました動画での記事に関して
「動画だけをドンと載せているだけでは読者にやさしくないですね。」
というお声を頂ましたので、改めて動画コンテンツをテキストと共にお伝えしていきます。

 

今回は化粧箱の素材となる紙の分類についてです。

 

化粧箱の素材となる紙の分類1 紙と板紙

 

紙は大きく分けて2つに分かれます。

 

(洋)紙

 

薄紙と呼ばれ、チラシやポスター冊子などに使用される薄い紙のこと。

 

当然のことながら、このようなペラペラの薄紙では化粧箱の素材としては成り立ちません。
どうしてもこれらの薄紙(特に特殊な紙を使いたいという要望があったりします)を使いたい場合は、この後に説明いたします板紙と重ね合わせること(合紙と言います)で化粧箱の素材としての耐久性を保つことが可能です。

 

板紙

 

厚紙とも呼ばれ、化粧箱や段ボール箱などに使用される厚い紙のこと。

 

化粧箱の役割の1つに中身の商品の保護というものがありますが、この役割を果たす為にも一定の強度が要求されますので、板紙(厚紙)は化粧箱の素材としては外すことはできません。

 

もちろん、化粧箱の美粧性を重視して薄紙で化粧箱を作成することも稀にありますが、この場合は先の中身の商品の保護という役割に関しては放棄、もしくはその必要性が著しく低いということが考えられます。

 

実際には厚い紙であるのに取扱いは薄紙の仕様であったりするので厳密な区分けはありませんが、ざっくりと上記の区分けで覚えていただければと思います。

 

 

化粧箱の素材となる紙の分類2 化粧箱に使用される厚紙

 

化粧箱と呼ばれる食品や日用品、化粧品などを入れる綺麗に印刷されたパッケージには主に次のような厚紙が使用されます。

 

1.コートアイボリー
2.コートカードA
3.コートカードB
4.コートボール
5.ノーコートボール
6.クラフトボール
etc

 

コートアイボリーとは大きく分けて3層(表・中・裏)に分かれている板紙の表裏の両面にコート層が塗布されており、中層にあたる部分を新しいパルプで形成されている紙のことを言います。

 

コートカードAは先のコートアイボリーの中層に当たる部分に古紙を使っているものです。紙の断面を見れば真っ白なコートアイボリーと比べ、やや鼠色掛かっているのが分かります。

 

コートカードBはコートカードAの古紙含有率の高いもので、且つ、裏面のコート層が薄いもの(もしくはノーコート)のもののことを言います。

 

この後にご紹介するコートボールの裏面が白いものという捉え方をすると分かりやすいこともあり、『裏白コートボール』と呼んだりもします。但し、業界用語として使用される言葉としては別の物を指し、コートカードBとコートボールの中間のクラスの紙として存在するものがあることを覚えておいて頂ければと思います。

 

コートボールとは、単紙の化粧箱の素材としては圧倒的なシェアをもつもので、表面がコート層で裏面が鼠色したもののことを言います。食品や日用品などの化粧箱、また、6個箱やダース箱に主に使用され、化粧箱の素材としては広く取り扱われております。

 

ノーコートボールとはコートボールの表面のコートがなされていないもののことを言い、個装箱に使用されることはほとんど無く、6個箱やダース箱に使用されることが多いです。ただ、コートボールに比べグレードダウンするとは言え、その取扱量の少なさからコートボールとして比較しても価格にあまり開きが無いので、取り扱いが少ないというのが現状です。

 

クラフトボールとは、ノーコートボールの白い面が黄色もしくは茶色系の紙のことを言います。以前は通い箱(6個箱やダース箱など)に使用されたり、釘の箱やその他鍼箱の素材として多く用いられましたが、最近ではノーコートボール同様、需要が少なくなり、あまり見かけなくなりました。

 

 

ということで、『化粧箱の素材となる紙の分類について』ということでお伝えいたしました。
以上動画解説はこちらです。

 

 

 

ご質問のある方は下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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