化粧箱にフィルム貼りの表面加工をする時に・・・

先週、”光沢のある表面加工”について少し触れましたが、

今回はその中でも最も光沢性が高いとしたフィルム貼りの事でもう少し・・・

そもそも印刷表面加工に使用されるフィルムはおおよそ2種類あり、一つは

PPフィルム(ポリプロピレン)と、もう一つはPETフィルム(ポリエチレンテレフタラート)。

PETフィルムはPPフィルムに比べて高価でありますが、透明度がPETフィルムの方が

高くより艶やかに見せる事が出来る為、化粧品の箱なんかに多く採用されています。

ただ、高価なうえにPPフィルムよりも硬い為、傷が付き易く加工工程ではそれなりの

経験と設備仕様がなければ取扱いが難しいとも言われています。

 

フィル貼りの表面加工を施すのに、より平滑性が高く光沢度を失わないように

注意しなければならない事があります。それは原紙の平滑性でその仕上がり感は

違ってくるのです。

原紙でいうと、コートボール<コートカード<コートアイボリー<キャストコートの順で、

平滑性が高くなるのですが、コートボールでは表面の平滑性の悪さがフィルム貼りをしても

出てしまい、せっかくの高価なフィルム貼りの加工を活かし切れていない感じになって

しまいます。フィルム貼りをするなら最低でもコートカードAクラスよりも上の原紙を

選択したいところです。

 

また、PP貼りにおいては製函適正(糊貼り適正)があるタイプとないタイプがあり、

ポスターやPOP等のトムソン抜き加工で仕上がってしまう商品であればいいのですが、

貼り加工のある化粧箱なんかに製函適正の無いフィルムを使ってしまうと、

それは・・・、考えただけでも恐ろしい事になってしまいます(笑)

 

最後に、平滑性、光沢性を中心に書いてきましたが、効用はそれだけではなく

耐水性、耐油性の特性を活かし食品パッケージの裏面にラミネートを施して、

パッケージを水分や油分から守る役割を果たしたりもしますし、光沢だけではなく

マットフィルムも人気があり、そのマット感は他のマットニスやマットビニールでは

出せない高級感があります。

 

比較的高価な表面加工ですが、得られる効果は大きいものがありますので

新商品の包材をお考えでしたら”フィルム貼り”・・・使ってみたらどうですか!!

 

 

 

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ