袋を使わず値段も変わらない内箱パッケージの形状のご紹介

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ここのところ寒い日がつづいております。
気温の変化が激しいですので、体調には、気を付けないとと思っております。

さて、今回は、内箱での形状のご紹介をさせていただきます。
商品を入れる化粧箱、その化粧箱に入った商品を何個か入れている内箱の紹介です。
ダース箱なんて呼ばれ方もします。

店頭で商品が陳列されているのを見ると製品自体を一つ一つ並べている商品もあれば、
商品が1ダースとかある程度の数で、コートボールの内箱に入って
陳列してあるのを見ると思います。

その内箱は、大抵、側面にジッパーやミシン目が入れられており、
それを切り離すと、中の商品が半分ほど見えるようになっており、
内箱ごと陳列が出来るように工夫させています。

その内箱でもうひと工夫をして、POP的な役割を
内箱のフタを使っている箱を紹介いたします。

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内箱の蓋の部分を任意の形状で型取り、蓋の途中で折り返す様になっており、
折り返して、蓋を立てるとその部分がのPOPに早変わり。といった感じです。

折りたたんだ状態の箱の形状をみていただければ、
通常の差込式の箱と寸法、形状は変わりません。
ちょっと蓋に切れ込みと折罫を追加することで
POP機能を持たすことが出来ますので、製造コストが上がることはありません。
厳密にいうと打抜き用の木型代が若干あがりますが。

この形状は、通販用カタログの無料配布で
カタログを発送時のダンボール箱なんかでもみられます。

わざわざ他の什器に置きなおす必要もありませんので什器を作るコストもかかりません。
あくまでも簡単な店頭什器的に使えますのでひとつ二役といったところです。

この箱のように、今回は他商品と差別化をはかれるような
箱の形状やそれに関連する話をさせていただきたいと思っております。

六角形のパッケージを製造した際に行ったお値段無料のサービス

紙器の中には組立箱というのがございます。
弊社公式HPの形状別商品一覧ページの最下部をご覧頂ければ分かりやすいと思いますが、
最終的に人の手によって折って・曲げて・引っ掛けてと組み立作業がある箱のことです。

でも、ものによってはその組立方法が難しくないですか??

一番オーソドックスなのは、ギフトBOX(お菓子の詰合せ等)に使用される
『フタ・身式 組立箱』ですね。

こちらは、本当に超一般的な形状なので、一番簡単な部類に入りますが、
これでさえ全く『箱』にたずさわったことがない人にとっては難しく感じるようです。

ましてや、インロー式等々ちょっと変わるだけで【???】と
その難易度はどんどん高くなります。

そして、フタ+身式のギフトBOXでは、ほぼほぼフタ+身だけではなく、
仕切が入っていることが多いです。この仕切も曲者で、
やたらと組み方が難しいもの、中にはございます。

もちろん、お客様でのセット作業の効率性も考えて、
シンプルな形状を考えるのですが、求められるところがそれ以外にあれば、
ご要望にお応えしていくうちに複雑になることもなきにしもあらずでして・・・・・

で、何が言いたいのかというと、

先日、あるサービスをさせて頂きました。
もちろんお値段無料です(文字通りサービスなので(笑))。
ただ、これが非常にお客様に喜ばれたので、紹介させて頂きます。

それは(ギフト箱ではないのですが)組立が難しい箱を作らせていただいたのですね。
で、もちろん提案段階でも、ご発注の際にも
『このパッケージの組立方』というのはご説明させて頂きました。

もちろん、その後担当の方にはご理解頂きました。

ただ、お客様がその箱を使用される現場は離れていて、
現場にまでなかなか説明しにくいだろうなぁとは思っておりました。

そこで!私、頑張りました!(笑)
その納品させて頂いた箱の組立方を動画で撮影し(もちろん音声解説付き)、
YouTubeにアップしてお客様にお渡ししました。

これは本当に喜んで頂きました。私としてもうれしい限りです!
ということで下記より皆様にもご紹介させていただきますね。

地獄底箱の形状は凸と凹があって、①凹⇒②左右⇒③凸の順番で組立ます。

慣れればそれほどややこしいものではございませんが、
ではでは今回ご紹介する六角形の底地獄のパッケージではどうでしょうか?
(正確には底地獄とは言わないかもしれませんが・・・汗)

まずはこちらの画像をご覧ください(特に下の方)。

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なんじゃこりゃ?という感じですね(笑)

これをどうするのかというと・・・まずは底面をクローズアップ!

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で、この6枚の羽根(?)を1枚づつ、反時計まわりに折り込みます。

その際に、途中で折っていった羽根を押しのけるように各々奥まで折り込みます。
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↓↓↓こんな感じで!

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するとどうでしょう。
仕上りは、こんな感じで結構キレイでしょ??

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ちなみに、このパッケージの天面も面白いので合せてご覧ください。

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(組立前は最初の画像をご覧ください)

細長いスリーブなど特殊なパッケージの組み立てや糊付けのケースではお値段が張りますが内職がお勧めです。

さてお次はネイル関係の商品でPETの透明ケースに、
厚紙のゲスを使い、商品を見せるオリジナルパッケージで、
中に入れる商品が、6商品あるもののサンプルを作成し、
ご提案をさせていただいいた件が、ご採用いただくこととになったときの話です。

中に入るものは、10cm×10cmで厚みが20㎜ほどの指先キャップ5個入りのパッケージ物と、
小さな円柱の商品が2点、細長い棒状のものが2点、
ネイルのヤスリが1点と、計6点になりました。

それぞれ、形状・大きさがまったく違なる為、
固定方法に苦労しましたが形にすることが出来ました。

ポイントとしては、前回説明した内容と同じ
①印刷を片面で対応する
②加工に工程で、貼り加工をなくしコスト削減
③製品をセットし、輸送時に外れたりしない
④透明PETなのでゲスの裏面が見えないように
をクリアーしています。

ただし、一つ問題がありました。中に入れる製品が増えることにより、
ゲス自体の組立が複雑になってしまいました。

複雑な為、お客様側では、組立作業が難しいとのこと。
そこで、弊社で、PETケースへ中ゲスを組み立てし
セットする作業をさせていただきますよとご提案しました。
幸いなことに、PETケースに中ゲスをセットしてから
商品6点を後から入れることが出来る形状でしたので
商品を詰める際に、ゲスをいちいち取り出す必要もありません。

もちろん内職加工分だけ値段が追加でかかることにはなるのですが、
このセットの作業コストもお客様のご要望を何とかクリアー出来ました。

このような組立やセット作業は、人の手によるところが大多数です。
内職屋さんや、場内作業の組箱屋さんなどで組立をしていきます。
ギフトの蓋・身式のパッケージなどは、特に箱の組立とそこに
中仕切をセットまでして、納品する場合が多くあります。

このように、化粧箱、オリジナルパッケージを作成し
その後工程の箱の組立やセット作業についても手配することもございます。

さて、ではその内職について

内職というか手加工、手作業というのは包装資材の制作時に大きな役割を果たします。
色々な作業があるのですが・・・、順不動で

先ず検品作業、これはパッケージや台紙において、
印刷汚れや印刷不良、抜きズレや、貼り不良をチェックする作業で、
特に高い品質を求められる医薬品や化粧品関連の包装資材には必要な作業となります。

こういったお得意様が多い印刷会社さんでは、
専用の自動検品機を持ち合わせておられる会社さんもあり、
必ずしも手作業でという訳ではありませんが、
その使用頻度から目視確認での手作業検品が一般的に行われています。

次に部品取り付け作業、これは吊り下げ台紙に紐を通して吊り下げれるようするとか、
開封防止のための封印シールを張るであるとか、リボンを飾り美粧性をあげたりし、
パッケージや台紙に副資材を取り付け付加価値を上げる作業となり
頻繁に依頼する加工の一つとなります。

組立作業、これは当社で作成する箱でもサック箱やワンタッチ底貼り箱とは違い、
贈答用の和菓子の箱のように身箱と蓋箱が分かれていて、そういったケースの組み立ては
紙に折り癖をつけながら折りこんで作り上げていくものが多く、結構な手間となります。

店頭で詰合せる場合はその場で、必要見込み数の組み立てとなることが多いようですが、
お中元やお歳暮、ギフト商品となると大量に組箱を組立、
その後商品充填して販売形態の状態になるものも多く、
この場合は箱を製造するだけではなく、組み立てた状態での納品を希望させることも多く、
紙器メーカーとしては必要不可欠な手加工ともなります。
(上記のネイル関係の箱もここの分類ですね)

貼り加工・・・、これは当社の貼り機に通らない様な大きなサイズのものや、
逆に小さいもの、また、横長のスリーブ、さらには加工数が少なく、
最低加工賃として機械を通すと割高になってしまう場合には
手貼り作業にして糊付けのコストを抑える事が出来ます。

先行のサンプル出荷の為の100個だけが欲しい場合や、
生産ロットが最初から1000個を切るような場合、
特にワンタッチ底貼り等最低加工賃が高いものは、手貼りで対処することも多いです。

生産効率が高くない内職仕事・・・、と思われがちなのですが。
これらのように、この手作業がないと二進も三進も進まない仕事も多いのです。

パレットを使って新しい売り上げや値段体系が作れるかも?

ここではちょっと変わったお話で・・・”パレット”について・・・
さっきまでと全然関係無いとお思いですか?私もそう思います(笑)
とはいえこの話題にも触れるようにとの指令が下っている以上
なんとかして触れなければ怒られますので、どうかお付き合いください。

まずパレットって何かご存じでしょうか?
そう、段ボールの箱詰めた商品をまとめて移動出来るようにする荷役台の事です。
スズキの車や絵の具をのせるアレとは違います(笑)

このパレットは我々印刷業には無くてはならないアイテムの一つです。
これが無ければ原紙を移動出来ませんし、
出来たとしても凄く労力と時間が掛かってしまいます。
さすればこのパレットはどの様に調達しているのか・・・

大手の印刷業社さんであれば、自社で作っておられる所もあるようですが、
一般的には原紙購入する際にこのパレットの原紙は積まれてきます。
印刷が終わった後に次工程に移動するのも同じパレットを使い、それが次へ次へと
加工していく度に同じようなサイズのパレットにのせられて移動していきます。

最終に自社トラックで配送する際にも利用し、そのまま納品する事もあれば
商品だけ納品しパレットを持ち帰る事もあります。

よく目にするのは木製のパレットですが、樹脂製のパレットもあり
仕様によって使い分けています。
普通の商品であれば木製のパレットで問題ないのですが、
この木製という部分に問題がある場合もあり、それは臭気であったり、
材木に入っているかもしれない虫であったり、環境問題であったり・・・
値段は高いですが樹脂性のパレットでなければならないお客様も多いです。

この場合はお客様の専用通いパレットを使う事が多いのですが、木製のパレットは・・・
上記の様に原紙メーカーのパレットがほとんどです。

・・・んっ???
パレットの所有権は誰にあるの???

それは原紙メーカにあり、基本的には返却するのがルールなのですが・・・

それには経費と時間がかかってしまい、結局は返却したところでそれを再利用して
製造原紙をのせる事は少ないと思います・・・。

だけど森林保護や環境問題の観点からそれではいけない!!
そう考え直されているようですが、現状は・・・・、・・・・・・・のようです。

時々パレットを見て下さい、〇〇〇所有  ご返却下さいますようお願いいたします。
と焼印をしてあるパレットがありますから。

色んな意味でこの”パレット”をどの様に使用していくかを考えると、
新しい売り上げを作るビジネスチャンスがあったりするかもしれません(笑)

まとめついでにギフト箱について少し…

一口にギフト箱といっても上にも書きましたとおり考える事がいっぱいあります。

フタ・ミ式のものや貼り加工を行うものなど色々な種類があり、
その用途ごとに考えることもまちまちで
時節のあいさつとしてのお中元やお歳暮では、
まず内容物をどのように入れるか、
その強度は保てているのか・・・等ですが。

内容物をどのように効率よく並べるか、見せるという観点からどのように配置するかは、
これは箱の中仕切り(ゲスという言い方もあります)の形状を工夫して
より美しく、より無駄がなく・・・が基本となります。

また梱包作業の効率性も考えなければならず結構なノウハウが必要となります。
しかも既存の箱の寸法でデザインだけが変わる様な箱の場合、既存寸法から逆算して
新商品が収まりよく入るように考えなければならないのは技術が要求される場面です。

またお中元やお歳暮の箱は重量物もあり、その強度も充填後の保管時や、
配送時の耐荷重、耐摩耗等も考えなければならず、
構造設計にとどまらない配慮が必要となってきます。

それとは別に、この手の箱によくあるのはあまりコンパクトに納めるのも・・・、
貰ったときに小さい箱と思わせない工夫もしなければならない場合もあります。(笑)

こんな場合は試作を作り、お客様と入念な打合せが必要となり、
パッケージメーカーの腕の見せ所となるのです。

まだまだあるギフトの種類、愛する彼女の心を射抜くためには
チープな箱では心もとなく、中身は別としてせめて箱でも豪華そうに見える物・・・。
となれば白い紙に印刷した物ではなく、鏡の様に煌めく加工紙を選択するでしょうし、
宝石や貴金属といった小さくて高価なギフトは、
素材自体が紙製では重厚感も出ず貼り箱やプラスチック成型された箱の方が、
重さ的にも質感的にも高級感が増し採用される事が多い様に思われます。

また、ギフトとはいえ内容物が見えなければならない箱、
それは贈られた人にも、贈る人が商品を選ぶときにも、中身が見えた方がいい物・・・
ハンカチや靴下等がそれにあたるかもしれませんが、
こんな箱は窓付の箱やクリアケースと紙スリーブの組み合せが取り入れられたりします。

このようにパッケージの製造には、
その物によっては内職加工を行ったり組み立て方の説明をしたりと、
お客様の方で出来る限り容易に売り出せるような色々な知恵と工夫があります。

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