一般的な形状の化粧箱の展開図とその役割

information-1027298_640化粧箱を作る、イラストレーターで図面から作製する、
はたまた化粧箱の見積依頼を掛けるなどで
化粧箱の展開図とそのそれぞれの寸法などを書く必要がある。

しかし展開図がどうなっているのかちょっと自信が無い、
それぞれの寸法を例えば「高さ」とは箱のどの部分にあたるのか?
といったように何と表現したらよいのかわからない。

今回このブログに初めてアクセスいただいた方は
もしかしたら上記のようなお悩みを抱えておられるのかも知れません。

昨今のことですので、インターネットで「展開図」と検索を掛けて
様々な印刷会社さんのHPを開いてみればその展開図や寸法の書き方は
だいたいわかるのですが、
(かくいう当社HPにもそれぞれの展開図が乗っております)
どうせなら一覧で1ページで見たいと。

というより私が初めのころは上記のようなことで悩んで
時間を無駄に多く使ってしまったことがありまして、
何かわかりやすく一覧でまとめてくれていればなあ、
と常々思っておりました。

そこで今回は一般的によく使用されている4種の化粧箱の
その展開図と簡単な特徴を紹介していきたいと思います。

化粧箱の展開図 その1 サイド貼りの箱2種

というわけで早速サイド貼りの箱の1種目、キャラメル箱から参ります。
まずは展開図をどうぞ。

K0030017

 

 

 

 

 

 

①が幅 ②は奥行 ③は高さ になります。

さて、このキャラメル箱。化粧箱としては
非常に安価に作製できる形状といえます。
というのも展開図をご覧の通り
糊貼りを行う箇所が横側の一箇所しかないからです。

そのため糊貼り加工において、その事前準備にかかる時間や
木型で抜き加工を終えたシートが糊貼りのラインを通り
折りたたまれながら糊貼りを行われる、
そのラインの流れる速度も他の加工よりも早く流せます。

さらに言いますと、糊貼りを行いラインから排出された製品を
糊貼りがしっかりと行われているのか検品することも
検品する箇所が一箇所だけのため、やはり作業が早く済みます。

このように様々な箇所で早く行えることもあり
サイド貼りは糊貼りを行う加工においては基本的に
最も安価に加工ができると言えます。

ただ欠点としては、これも糊貼りが1箇所のみ。ということです。
底面が貼られていないため、あまり重量のあるもの等は向きませんし
また商品充填の作業性としても後に紹介するワンタッチ横底貼りに劣ります。

ではそのワンタッチ横底貼りとは?と行きたいところですが
その前にもう1種のサイド貼り箱、地獄底箱の展開図をどうぞ。

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①が幅 ②は奥行 ③は高さ になります。

見ての通り、貼りの形状としては横側の一箇所のみで
キャラメル箱と同様です。
しかしその底の形状が大きく異なることがわかると思います。

これこそが地獄底の所以であり、底のフラップを噛み合わせるように
組みたてることで底面が抜けなくなります。
この一度組めば抜け出せなくなることからこのような物騒な名前で呼ばれているとか。

この形状では、キャラメル箱のときよりも底面の強度が増しており
より重たいものでも対応可能となります。
ただし形状の関係で底の中心部分に重さが集中する
球体状のものなどには適しておりません。

また、キャラメル箱よりも組み立てる手間が増えることも
決して見逃してよい部分ではありません。

加えて言うとキャラメル箱よりは底面の強度が上がりますが
やはりワンタッチ横底貼り箱に比べると劣ります。

化粧箱の展開図 その2 ワンタッチ横底貼り箱

ということで次の展開図はワンタッチ横底貼り箱になります。
まずは展開図を…

K0030019

 

 

 

 

 

 

①が幅 ②は奥行 ③は高さ になります。

この形状はその1でちらっと言いましたが
サイド貼りの箱よりもその耐久性・作業性で勝ります。

この理由もとても単純です。
サイド貼りが横側のみを貼るのに対して
ワンタッチ横底貼り箱はその名の通り、
横側1箇所と底面2箇所を貼りあわせます。

底面を事前に糊貼りしていることから、当然その底面の強度は
糊貼りを行っていないサイド貼りの箱よりも高くなっております。

また、すでに底面を貼っていることから、
商品として納品された状態=倒れた状態から立ち上げるだけで箱になります。
このため充填作業などが非常に効率的に行えるところもこの箱の大きな利点です。

問題としてはサイド貼り箱よりも単価が高くなる。ということが大きいと思います。

この理由は、おそらく書くまでも無いかと思います。
すなわち糊貼り箇所が増えることによる作業難度・作業時間の増加です。

ラインを通して箱を組み立てるための仕掛けも、
糊を圧着させるためにかかる時間も、
その糊が圧着しているかを検品する箇所も、
全てサイド貼りの箱に比べて増加するため、必然的に製造コストも上昇します。

とはいえ後の充填作業などはサイド貼りの箱よりもはるかに安易に行えますので
その辺りでの作業効率の良さと仕入れ賃とを天秤にかけられると良いかと思います。

化粧箱の展開図 その3 四隅貼箱

最後は少し別形状。
例によって展開図からどうぞ。

K0030018

 

 

 

 

 

 

①が幅 ②は奥行 ③は高さ になります。

この貼り形状は先に挙げた2種の貼り形式よりも
加工賃が高くなることが多いです。
理由はワンタッチ横底貼り箱のさらに貼り加工の
難度が上がったもの。といえばわかりやすいかと思います。

さてこの化粧箱はどういったものに使用されるのでしょうか?

代表的なものは「高さ」が低いものになります。

先に挙げた2種の貼り形式では、「高さ」があまりに短いと
糊貼りが出来なくなります。細長くなりすぎると
ラインを通す際に上手く折りたたむことが難しくなるためです。

しかし、この四角貼箱においては展開図の通り
「高さ」にあたる部分がラインを流すにあたって
短くてもあまり影響を与えません。
もちろん限度はありますが、それでも他に比べれば対応できる可能性があります。

そのため平べったい商品を入れるに適していると言えます。

また、蓋の開く部分が広く取りやすいことと、
ワンタッチで箱に組みあがることから、
商品を充填する作業が容易ですので
例えば店頭で次々に組み立てて充填する。
などにも良いかもしれません。

ということで代表的な貼り形状とその展開図の紹介でした。

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