プレスコート加工とは

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プレスコート加工とは
印刷物の表面に熱硬化樹脂を塗って一度乾燥させた後、
熱を伴った鏡面のステンレスローラーを圧着することで
表面に鏡面のような平滑性をもたせ光沢を出す加工のことを言います。

 

分かりにくかったでしょうか??
要は紙の印刷表面が
ツルツル!で、ピカピカ!になるのです。

 

そして、このプレスコート加工というのは
『光沢が欲しい』という時に一番良く使われる
表面加工でもあります。
プレスコート加工とは

 

ニス<ビニール引<プレスコート<ラミネート

 

となりまして(値段も同順になります)、
プレスコート加工のそれは
ビニール引 と ラミネート の間になります。

 

①光沢感でいうと!
ビニール引きより、かなり高光沢で
ラミネートと比べても遜色がない。

 

②価格面でいうと!
ビニール引きより、少し高いが
ラミネートと比べてると、かなり安い。

 

つまりは、一番お手頃感が強いということです。

 

ただ、まぁ何にでも良い面と悪い面がありまして、
プレスコート加工のデメリット(というか注意点?)としては・・・

 

これらを含めてもう少し掘り下げて行きます。

 

 

プレスコート加工の仕様

プレスコート加工の仕様としては
まず樹脂を原紙全体に塗布していき、
それを乾燥してから熱ローラーに通します。

 

樹脂の塗布された原紙を熱ローラーでプレスすることによって
原紙表面を平らにし、そうして原紙の平滑性を強くすることによって
光に対しての反射角度をそろえる。

 

反射角度がそろうために光沢感が強くなり
あたかも鏡のように綺麗に反射させることができるようになります。

 

そのためプレスコートを敷いた原紙は蛍光灯などを
綺麗に写し取ることが出来ます。

 

しかし、この加工上で多くの水気に接するため
おまけに熱を圧着させるため他の表面加工に比べて
原紙に多くの水分が含まれるために
原紙が反りやすくなったり縮んだりしてしまいます。

 

 

プレスコート加工のできない原紙、しにくい原紙

プレスコートを行うに際しての
プレスコートが出来ない原紙を一つ紹介します。
それは・・・

 

原紙表面のコート処理を行っていない原紙です。

 

コート処理を行っていない原紙の場合は
上記のプレスコート加工の仕様における
一番初めの樹脂がそもそも上手く乗らないので
プレスコートを行うことができません。

 

ダイワカラーボードなどの色つきの原紙は
その風合いや色合いなどから好まれることが多いですが、
その点は十分注意が必要です。

 

ではコート処理を行っていない原紙に光沢感を持たせることは
出来ないのかといいますと、もちろんそんなことは無く
ラミネートを貼ることは問題無く出来ますので
どうしても光沢感を、というのであればラミネート貼りにて対応いたします。

 

しかしここで一つ、単価が問題になります。

 

そもそもダイワカラーボード等はコートボールに比べると単価が高く、
またラミネートもプレスコートに比べると
かなり単価の高い加工になります。

 

しかもそれが後加工に貼りの工程があるならば
通常のラミネートでなくS-648を貼る必要があり
さらにその単価は上がります。

 

さて、そうなるとコートボールにカラーボードと
同じような色合いになるようにベタ印刷をして
そこにプレスコートを行った方が単価的には
安くなる可能性が十分にあります。

 

もちろんいくら同じような色を出すように印刷しても
そもそもの加工方法からして違いますので
まったく同じ、ということにはなりませんが。

 

 

プレスコート加工の光沢感と価格

どんな表面加工にしようか?
選択における基準はその光沢感と価格にあるのではないでしょうか?

 

なので、冒頭でも申し上げましたが
改めて整理しておきます。

 

紙箱の素材である原紙の表面に光沢感をもたらしたい場合には
表面加工という原紙の表面処理の方法があります。

 

中でも光沢を出すための加工としては
次の4つが主流となります。

 

①ニス引き加工
②ビニール引き加工
③プレスコート加工
④ラミネート加工

 

そして、その光沢感と価格は①~④の番号の順番で
後ろになるほど高光沢、高価格になります。

 

昨今では印刷技術の向上に伴い、
印刷ユニット内で処理できる表面加工もできるようになり、
それに伴って上記の隙間に他の加工処理法が入ってくることもあります。

 

弊社でも併設しておりますコーター付の
印刷機械を持ち合わせている企業さんでは
それが可能だというわけですね。

 

 

プレスコート加工のデメリット

プレスコート加工にはその他の表面加工時にはない
『蒸気を使う』『熱処理をする』工程があります。

 

そのために起こりうるデメリットもあるわけですね。

 

・紙の伸縮がおきやすくなる(場合によっては1mm以上変化する場合があります)ので、あまりシビアなデザインは注意が必要です。

 

・高光沢であるがために、キズ等々が目立ちやすくなる場合もございます。

 

・あと印刷色が変化するというか、濃度が変わって見えるというか。。。つまりは、プレスコートをする前と後では、若干色味が違って見えます。ものによって、その差はまちまちですが。。。

 

とはいえ、このようなデメリットもプレスコートだけに
限らず、多かれ少なかれ他の表面加工にも同じことが
言えるのですが。

 

このようなデメリットもあるということを
覚えておいてください。

 

 

ということで、プレスコート加工についてお伝えいたしました。
少しのアップグレードで高級感の出せる表面加工です。
ニス引き、ビニール引きのみで箱を作成しているのであれば
一度お試し頂ければと思います。

 

 

 

ご質問のある方は下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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