紙箱屋ですがご注文あれば段ボールも販売します!

結構前の話で恐縮ですが・・・10種類ほど小さい寸法の段ボールケースの見積もりをご依頼頂いたことがありまして。。。

 

予算的にも数量的にも木型を作っての製造は非常に厳しいとのことで、また、用途としても単純に小物を送るための運搬箱として使用される。とのことでした。

 

であれば基本的にA式で良いかと思い、早速、弊社でいつもご協力いただいております段ボール屋さんに問い合わせてみたところ寸法が小さすぎて作れないものが何点かある。とのこと。

 

私の勉強不足でしっかりと把握していなかったのですが、A式の段ボールケースを作るには寸法的な制約が他の形状よりも、特に小さい寸法になるほど出てくるようです。

 

この時の見積もりでは例えば 幅70mm×奥行70mm×高さ240mm の寸法は機械に通すことが難しく、また糊貼りも非常に難しいとのことでした。他にも諸々伺ってみますとどうにも幅と奥行きの2辺の合計が200mm以下のものは(いつもご協力いただいております段ボール屋さんでは)通常のA式での製造は難しいとのことです。

 

とはいえB式等では木型を作る必要があるので今度は予算的に厳しくなる。と。

 

何とか木型を作らずに作れないものかと聞いてみますと、どうしても糊貼りは難しいが、寸法自体は糊しろを長くとってフラップも4方向から全て折り重ねる形であれば作れるとのことで、その旨お客様へお伝えし、見積作製・サンプル作製となりました。

 

さて、前置きが長くなりましたが、弊社では上記のようにお客様からのご依頼だけではなく、弊社自体の必要で段ボールを手配することも多いです。というより、ほぼ毎日手配しております。そうです箱(=弊社の製品)を入れる外装段ボールです。先程の『弊社でいつもご協力いただいております段ボール屋さん』です。

ので、そんなパッキンケースの話を少しご紹介していきたいと思います。

 

 

ご注文を頂いた紙箱を販売するために外装段ボールが必要です

お客様から商品のご発注をいただき、基本的には印刷~トムソン~グルアーと各工程を経て(もちろんトムソンが最終工程となる商品もございます)、そしてその最終工程であるグルアー加工時に糊貼りを終えて流れてきた商品を糊貼りの検品・・・と、様々な加工を経て無事完成されますと当然ですがその商品を入れるケースが必要になります。そうです。紙箱屋でも外装段ボールを注文するのです(笑)

 

さて、この商品を梱包するためのケースいわゆるパッキングケースですが、これを作製するにあたっても案外色々と考えることが発生します。

 

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パッキングケースとは?

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荷造り用の紙製の丈夫な箱。荷箱。荷造り箱。

包装函(Weblio 辞書より)

また、アート引越センターの用語集でも・・・

パッキン→アート引越センターでは、荷造り用の

ダンボールの箱をパッキン(ケース)と呼ぶ。

というものとなっております、要は段ボール

のケースです。

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まずはパッキングケースの寸法(小さいサイズは要注意)

 

商品の梱包の仕方にもよるのですが、単純に箱の正面幅と高さは作成する化粧箱の寸法を見れば算出できます。しかし奥行が少しやっかいです。

 

商品を並べて入れていくためその商品の原紙に使用している厚みによって変化しますし、商品の貼りの形態によっても、その奥行の幅は変化します。とはいってもこれらはおおよそ目途を立てることは出来ますし事前に商品サンプルが数枚あればもっと確実な箱を形成できます。

 

しかし、コンビニのスイーツコーナーにおいてあるようなプチシュークリームがいくらか入っているタイプのスイーツの容器としてよく使用されております商品が立ち上がった状態で貼られるような形式の箱になりますと、実際に作ってみないとどれだけ積み重ねられるのか?や、どれだけ膨らむのか?などの判断が難しいためこれらの場合は実際に貼ってから寸法を算出しケースの発注を掛けるという段取りになるようです。

 

ケースが小さすぎると、もちろん予定した数量が入らないということになりますし、逆に大きすぎても予定した数量を入れても余裕がありすぎてクラフト紙等を詰めなければ商品が大きく動いてしまうことにもなりますし、輸送時における傷等の発生原因になりえますので製造する商品の寸法、紙の厚み、糊貼りの仕様等々からきっちりのサイズのケースを作る必要があります。

 

持ち運びするのに、梱包の重さも入り数も大事!

 

 

また、商品をパッキンケースへと詰める数量は商品を梱包した合計重量10kg前後を目安にすることが多いです。

 

これは、あまりパッキンケースに詰め込みすぎると、パッキンケースの発注数量が少なくなる分だけ運搬コストとパッキンケース代自体(と言ってもこちらは微々たるものですが)も抑えられるので商品の製造単価を抑えることが出来るのですが、後の倉庫からの運搬作業や在庫整理などにおいてあまりに箱重量が重いとその作業性が著しく悪くなるためです。

 

なぜなら、荷物を運搬するのは男性ばかりではないからです。街中で見かけるヤマト運輸さんや佐川急便さん、その他の運送会社さんの配達員の方にも女性が増えていることは皆さんお気づきだと思います。

 

また、どちらかというと、それ以上に工場さんで働く方に女性の方が多く、その方たちのためにもあまり重量を重く出来ないのですね。我々が聞くのも後者の方です。まぁ、考えれば当然ですね。我々の耳に入ってくるのはご担当頂いている方からの情報ですし、その方にはもちろん社外ではなく、社内からの声が届いているのでしょうから。。。

 

 

少し余談が入りましたが、重量とともに気にする点としては在庫管理などの観点から、箱詰めする数量のキリの良さがあります。

 

例えば一箱辺りの商品の充填数量が600枚のものと500枚のものでは

基本的には500枚詰めの方が数量管理等は容易に行えますので重量的には600枚詰めまで可能な商品であっても500枚詰めのパッキンケースを製造し、梱包することは多々あります。

 

 

余談ついでに・・・

ヤマト運輸さんの値上げが今年話題となりましたね。(法人さまであれば)あなたの会社の方はどうでしたか?

基準通りUPした。交渉してUP額を少し抑えてもらった。という話や、いやいやまだ何も運賃UPの話も来てないよ。という方もいろいろいらっしゃいます。ヤマトさんも大変なのでしょうねぇ。

 

ということで、1梱包当たりのサイズによっても運賃が変わってきますので、入数を増やして梱包数を減らしても、逆に1梱包当たりの運賃単価がUPして、結果的に運賃総額はUPしてしまった!ということもなきにしもあらずです。よく注意しましょう。

 

 

外装箱の材質と厚みについて

我々が製造している紙器も、お客様に届けるのに箱詰めして出荷しています。製造している紙器を化粧箱や中箱といい、それを梱包するので外箱です。外箱の材質は段ボールがほとんどですが、この段ボールにも種類があるのです。段ボールの構造は3層になっており、表紙、中芯(波々になっている部分)、裏紙で、この3枚の材料を変えることにより強度の高いものや、軽量な外箱ができあがるのです。

まずは、その『厚み』から見てみると・・

段ボールを見ると各々厚みが違うのをご存知ですが?たまたま、作成するたびに厚みが前後するわけじゃないんですよ。配達用によく使われる外装箱にはA段(Aフルート)が多く、約5mm厚。外装の中に入れる中箱が必要な時や・比較的軽いものにはB段(Bフルート)で、約3mm厚。

(とっーても重いものや大きいものには上記2種を貼り合せたような構造になっているAB段で、約8mm厚・・・これはW段とも言います。)

中箱・外装箱ではなく、個装箱で、割れ物やギフト箱にはE段(Eフルート)、約1.5mm厚。そして、板紙よりもシッカリしていて、でも、E段ほどは??というときには F段(Fフルート)1mm厚 や G段(Gフルート)0.8mm厚 もあります。

厚いものから順番にまとめると・・・

W段(W/F ダブルフルート)  波高さ8mm

A段(A/F エーフルート)  波高さ5mm

B段(B/F ビーフルート)  波高さ3mm

E段(E/F イーフルート)  波高さ1.5mm

F段(F/F エフフルート)  波高さ約1mm

G段(G/F ジーフルート)  波高さ約0.8mm

次に、その構造を見てみると・・・

よく使われている材質からいくと、

C5  古紙含有率が90%以上の米坪160~180g/㎡のライナー

K5  C5より古紙含有率が低く、米坪180g/㎡のライナー

K6  K5と同じ材質で、米坪210~220g/㎡のライナー

K7  K5と同じ材質で、米坪260~280g/㎡のライナー

 

 

 

普通の外箱であればC5のAフルートの(※)A式となりますが、表面の平滑性や強度がいる箱であればK5を使用したりすることも多いです。

 

※『A式』というのは、形状のことです。この形状については以下にご説明させて頂きます。

 紙箱程ではありませんが、段ボール箱の形状も意外と色々あります

 段ボールケースの化粧箱の形状 A式(一般的な外装)

まずは最も一般的で良く見かける形状であります、A式の化粧箱から紹介いたします。

 

このA式という形状は別名「みかん箱」と言われまして、その名の通り、スーパー等食品売り場に段ボールに詰められて販売されているみかんを入れる箱形状を指します。

 

皆様もほとんど間違いなく何度となくご覧になられたことかと思われます。あの形状が、段ボールの箱としては最も一般的なものになります。

 

ではこの形状、すなわちA式の特徴としては原紙の無駄が少なく、加工手順も少ないことから非常に安価に製造ができるということが上げられます。

 

A式(みかん箱)の箱を展開した形状を思い出してみていただければほぼ長方形になっていることがわかるかと思います。

 

すなわち原紙からこの形状に切り取るにあたって無駄になっている、捨ててしまっている部分が少ないのです。無駄が少なければ当然それだけ安価になります。

 

またその製造の工程上、木型を作る必要もありません。木型は作るとなると初期費用のみではあるとはいえそれなりのコストにはなりますのでますます他と比べてA式のコスト面での優位があると言えます。

 段ボールケースの化粧箱の形状 B式(差し込みフタ式)

A式ばかり褒めていても仕方無いのでB式に移ります。B式の化粧箱は一言で言えば差し込み式の化粧箱になります。底組みになっているもの、ワンタッチ底になっているもの、はたまた天面同様差し込み蓋になっているもの等々いろいろありますが、天面が差し込み蓋形式になっているものを『B式』と呼びます。

 

製造方法もほとんど同じで、木型を作り原紙を通して型抜きし糊貼りをして、となります。

 

A式に対しては重なるフラップが少ない点やテープ止めする位置の違いなどから強度的には劣ると言えます。

 

しかし利点として、組立が非常に安易に行えること、木型を作ることによってA式では作れない小さな寸法に対応できること。(あまり高さが短いものは不可ですが)また差し込み口の形状やフラップの大きさ等々木型を作製することによりその商品にあった様々な形状を作製することができます。

 

これらのことから通販のように小口で軽いものや小さいものを大量に配送するようなときに便利な形状だと言えます。

 

 段ボールケースの化粧箱の形状 C式(身フタ式)

これは『かぶせ蓋』と『身(商品を入れる方)』の2パーツに分かれるタイプのもので、それぞれを組み合わせて使用します。

 

 

底が一枚の段ボールで構成されているため底抜けの心配が無くまた見た目も高級感があり、蓋をすれば再び箱として使用できることから配送の為だけでなく、保管用の箱としても使用するような繰り返し使用の出来る箱としての需要があります。

 

ただ、A式B式に比べて組み立てるための手間が非常に大きくまた使用する面積が大きいため、製造のコストもA式を作るよりもずっと膨らむので安易に作れるものではありません。

 

しかし強度の面や美称性・保管用としては非常に優れた形状でありますのでその使用用途に合ったものとしては抜群の効果を発揮してくれるでしょう。

 

他にも蓋と身が一体となったN式は高さの融通がきき、低い寸法でも作製可能であり組立も比較的安易ですので、よくアマゾンなどでCDやごくごく小さいものを注文するとこの箱に入って配送されてくるかと思います。

 

このように日頃から同じ段ボールと言えども案外その商品によって様々な形状で送られてきますのでお時間があれば一度気にしてみていただいても面白いかと思います。

 段ボールケースの化粧箱の形状 N式(通販にも使われます)

最後にN式です。

これは、B式と同じでフタが差し込み形式になっているものですが、底がサック・底組み・底ワンタッチのように、何かしらの形状で底を作るタイプではなく、底が1枚で四方に側面がつながっているタイプです(非常に分かりにくいかと思いますが・・文章で説明するのが非常に難しく・・)。

 

 

通常、貼り合わせ部分がなく、完全組立式のものです。ので、底面が平らになるので、かさが低く・薄手の商品を梱包するのによく使用されます。

 

他の形式にくらべ、ポスト投函可能なサイズも作成しやすいので、通販等々運賃を安く抑える発送方法に使用されることも多い形式です。

 

 

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手配する際の注意点!

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A式であれば、ほぼほぼその形式は決まって

きますが、B式・C式・N式になると、その

呼称だけでは、詳細形状が不明です。

 

例えば、キャラメル式でも、底地獄形式でも、

底ワンタッチ形式でも、これすべてB式です。

 

ので、手配する際には、最終的には図面なり

サンプルなりで、実際の形状をシッカリと確認

されますことをオススメします。

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 ≪番外編≫

N式のご紹介の際、通販にも使われますとしておりましたが、最近通販で使用される外装箱で『テープレス式』のものが増えてきております。

 

これはA式・B式という箱全体の形状ということではなく、差し込み口を工夫したものであり、その名の通り、箱を閉じたあと通常封函のためにガムテープ貼を施すのですが、このガムテープ貼が不要な形状になります。

 

形状を簡単に説明すると、差し込み口をいったん差し込んでしまえば、そこでロックがかかり、差し込みが外れなくする形状です。

 

通常の形式比べれば、多少複雑な形状になるため、型代と製品コストが若干高くなるのですが、ガムテープを1個1個貼っていく手間を考えた時には、その手間のコストの方が高い(ガムテープ代自体もかかりますしね)というときに、この形状がよく使用されます。

 

ので、数量が少ない場合は通常形式で構わないと思いますが、数量が多い場合はこちらの形状がオススメです。

 

もっと詳しく知りたいという方は是非下記(最下部)よりお問合せ下さい。

 

 化粧箱として販売するため、段ボールをアレンジ?

 

表紙をコートボールなどの板紙にしてオフセット印刷をした後に段ボールシートを貼合して化粧箱を作成することも可能です。

 

板紙単体で製作する箱よりも強度が大きく増しますので、内容物が重たい場合・内容物がこわれものの場合・内容物が大きいものの場合などに良く使われます。

表紙にはコートボールが比較的によく使用されるのは、コートボールを敬遠される理由の1つとなる【裏がねずみ色】という部分も段ボールと貼合するため、見えなくなるためです。

 

そして、それであれば元々価格的にもコートボールが板紙の中では一番安いですし、コートボールには様々な寸法が用意されているので、よりフィットサイズの原紙サイズを選択することで、さらに価格的優位性が得られるからです。

 

 

また、白ベースではなく、色ライナーを使用してカラフルな外箱を製造することも出来ますし、エンボス調のものなど、特殊なライナーも豊富にございますので、印刷では出せない風合いの箱を作成することも可能です。

 

 

ただ、どうしても段目が表からも見えてしまうことが多いので、特に化粧品などのように、比較的に小さいガラス容器のような場合には、段ボールと貼合するのではなく、化粧箱は板紙単体で作成&中仕切を段ボールで作成という2パーツにすることが多いです。

 

あるいは、お菓子の詰め合わせのような身フタタイプの場合は、フタを板紙単紙で作成し、身および仕切をカラー段ボールを使用するというパターンもあります。こちらも見た目は全体(底面を除く)はフタしか見えないので見栄えもよく、強度も十分に保てると言えるでしょう。

 

 

弊社では、商品の特徴に合わせて(貼合or別パーツにかかわらず)段ボールを使った化粧箱もご提案させて頂きます。そして、ご用命頂ければ、時には外装段ボールも手配させて頂きます。

 

ご質問・ご相談は下記よりお気軽にお問合せ下さい。
小ロットでの対応もお任せ下さい!

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