トムソン加工における浮き出し加工②

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先週ある得意先様との商談の中で
木型を使用した浮き出し文字を作りたいとの依頼を受けました。
以前にも別の得意先様との話の中で出てきて、
その時の話をもとに「トムソン加工における浮き出し加工」を書いたことを思い出します。

さて、以前の得意先様との話ではトムソンでの浮き出し加工を行うために追加でかかる
木型の作成費が問題となり、残念ながら浮き出しなしの通常の木型を作成することになりました。
今回こそ上手く話しがまとまれば良いのですが、

ということで今回は以前の内容と何かと被りますが、
私自身の今後の商談とそのための行動のためにも
浮き出し加工における話を紹介したいと思います。

浮き出し加工とは?
木型に浮き出させたい部分を挟むように罫線用のような刃をつけて、
トムソンで原紙を押し上げる際に原紙がその刃と刃の間に入り込んで浮かびあげるというものです。
この加工の何よりの利点としては基本的に単価に与える影響がほとんど無い。
ということにあるかと思われます。
イラストや文字を浮き出たせたいという話ならば他にも透明な箔押しを行う、
あるいはUVコートを使用するなどの手段もありますし
それらの加工は光沢感があったりと
木型を使用した浮き出し加工に加えて追加の利点があるのですが、
UVインキを使用しての作業になったり、箔押しを行うならそのための作業工程が増えたり、
樹脂版や箔版代などの追加の初期費用が必要にもなりますし、
加工賃にも大きな影響を与えてしまいます。

そのため厳しい単価的な制約がある上での話であれば
木型を利用するものが、浮き出し加工の中では利点になるかと思います。

ただ問題…もとい少し難儀なこととしては
浮き出し加工はその仕様上、トムソンでぐっと押し込む力が必要になりますので
サンプルカットでは木型での浮き出し加工のサンプルを作成できないことがあります。

そのため、サンプルの時点では浮き出しが確認できず
実際のイメージが想像つきにくくなりがちです。

これを回避するためには、実際に本生産時に使用する木型をあらかじめ作成し
それをトムソンで抜く。という方法が単純に考えられますが、
本生産時の木型を作成するということは、箱の形状や寸法などが
変更できなくなりますし、もしその製品自体の話が流れてしまえば
通常のサンプル作成費用よりもずっと大きな費用がかかりますので、
通常のサンプル作成よりも注意して、というよりも浮き出し無で
無地のサンプルカットを行い、箱の形状や寸法をしっかしと
お客様とともに確認して、木型作成の了承を得てから進める必要があると思います。
ご質問・ご相談は下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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