ゴーストへの対処

こんにちは、前回はオフセット印刷における
ゴーストという現象とその発生原因について
紹介させていただきました。

せっかくですのでその続きとして
今回はゴーストに対しての抑制方法について
紹介していきます。

ゴーストの抑制方法

まず、製版の時点での話としては
ゴーストの発生が予想されるライン上に、
他のラインのインキの消費量と同程度だけ
消費できるように色帯をつける。という方法が有効です。

ゴーストは他のラインに対して同じ色のインキの
消費箇所が少ないラインに、消費箇所が少ないが故に
各箇所へのインキの供給濃度に差がでることで発生するものですので、
その消費箇所が少ないライン上に
他の箇所と同じぐらいインキを消費できるほどの色帯を太くつければ、
各箇所へのインキの供給濃度の差が小さくなりますので
ゴーストが発生しても、目立ちづらくなります。

そのためゴーストが出そうな図柄だと判断できた時点で
色帯を通常の色合わせの為に必要な細いものだけで無く
各ラインのインキの消費量を平均化できるように
細かく指示を出し、製版いただくが大事です。

しかし、図柄に対しての原紙の余白次第では
上記のような色帯をつけることが難しいこともあります。
もちろん初めから図柄がわかっていれば
それがゴーストを発生させそうか否かを判断して
それを含めたうえでの原紙寸法の裁定を行えますが、
見積段階ではまだデザインが決まっておらずに、
箱の寸法だけで見積もりをすることもあるかと思われます。
そのため、その時点ではゴーストへの対応は
想定されておらず上記のような色帯が付けられないと。

ですので、ゴーストが発生しやすい図柄だと判明した時点で
ゴーストへの対処の為に原紙の大きさを変更する必要があると
お客様に伝えることが重要です。

もちろん原紙を大きくするということは
単価にも影響を与えますので、簡単な話では無いのですが
せっかくデザインされたものが綺麗に仕上がらないということを
考えれば納得いただけるかと思います。

そしてこれらに加えて重要なことが一つ。
図柄を見た時点でゴーストの危険性があることに気づく。ということです。
気が付けなければ上記の手段も全て使用できません。

弊社では、そのためにも「気づきの感性」を重要なものだと考えて
環境整備を通じてこの感性を養うことを重要なテーマとしております。

 

下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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