ギフト箱の製造における糊貼りについて

こんにちは、鹿太郎です。

前回は「両サイド貼りについて」にて
必ずしも貼り加工を行う必要のない箱における
貼り加工の利点を簡単に2つあげてみました。
そこで、今回は貼り加工を加えることにより生じる
問題点…というと少し語弊があるかもですが
とにかく貼り加工を行わなかったときに比べて
困ることを紹介していきます。

紙器製造における単価の増加
とても単純かつとても重大な問題であります。
トムソンまでで製造工程終了となるに比べて
糊貼りの工程が増えるのでその分だけ加工賃が上乗せされ、
その分だけ単価に上乗せされます。
しかも単純に貼り工程が追加されるだけで
単価に貼り工程がそのまま乗るだけならまだしも
様々な条件下においては他の加工賃まで上昇することがあります。

その代表的なこととしては表面加工にニスを使用している場合や
フィルム貼りを行っている場合です。
ニスは表面加工において最も安価に行えますが
糊が付かないという問題があります。
そのため糊貼り加工がある場合は糊を付ける箇所には
ニスが乗らないようにするための版を作製する必要があります。
となりますと貼り加工を行わなかったときに比べて
貼り加工賃に加えてニス用の版の作製賃も追加されるというわけです。

また、去年の記事になります「ラミネート、S-648貼りについて」にて
紹介しておりますようにフィルムも糊が付着しませんので
糊貼り用のS-648という通常に比べて高価なフィルムを使用する必要があります。

そのため貼り工程を増やしただけなのに
比べてみると随分単価に差が発生することも起こりえます。
もちろんこれらは表面加工を施している表面に
糊貼りを行う場合において発生するものですので
紙の裏面に貼り加工を行う場合=ギフト箱の蓋・身式組立箱の両サイド貼りなどには
発生しないこともありますが加工の仕様によってはそういうことも考えられます。
逆に貼り工程が加わることによる強度の上昇によって
トムソンまでの物なら必要であった巻き込み等が
必要なくなったりで使用する紙の寸法が小さくなり、
貼り加工賃分の上昇こそあるものの
他の部分で加工賃が下がり、
想定していたよりも単価上昇が抑えられることも考えられます。

ということで2回に分けて貼り加工の有無について紹介しました。
もし既存の商品の組立の手間を減らしたいと思っておられるのならば
貼り加工を加えることを考えてみてはいかがでしょうか?
逆に紙器の仕入れを安くしたいならば
貼り加工を無くした場合どうなるか?というのも
考えてみれば面白いかもしれません。

 

 

下記よりお気軽にお問合せ下さい。

コメントを残す

CAPTCHA


サブコンテンツ

このページの先頭へ