ギフト箱の生産において印刷のゴーストが発生…しませんでした。

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去年の9月頃でしたでしょうか。
夏の暑さも少しは和らいできたころに
少し怖いお話をさせていただきました。

そう、印刷におけるゴースト現象です。

インキの消費量の差によって生じるこの現象は
特にエンドレス柄に顕著に現れるので、
デザインの図柄とそれの印刷時の丁取りなどを
よくよく観察し、考察し、ゴースト発生の
危険性があるか否かを判断しなければなりません。

特に個人的に抜け落ちてしまいやすい部分というと、
糊貼りのある形状の箱の糊しろ部分になります。

お客様からデザインデータを頂いた状態では
糊貼り加工の為に糊しろにインキが乗らないように
デザインが作製されていないものが多いです。
しかし実際に生産するにあたっては糊貼り加工を行うにあたり、
糊しろにはインキが乗らないように編集します。

その結果入れ込み式に丁取りを行っていたりすれば
糊しろ部分だけにインキが乗らず、
その糊しろ部分と同じライン上にある図柄のインキ濃度が上がって
ゴーストが発生する。ということになります。

ついついデザインを確認した時点で大丈夫だと高を括ってしまいがちなので
この部分は特に、注意しております。
というかデザインで確認するだけでなく、
実際に印刷する前に刷版のデータをしっかりと確認すれば良いだけなのですが。

そんなわけで気を配る必要のあるゴーストですが
今回新版もので、ある蓋・身式のギフト箱を生産しました。
そのデザインが如何にもゴーストを発生させそうなデザインでしたので
私としてはインキの濃度を調整するために原紙を大きくして
その余白部分に大きく色帯をつけようと思っていたのです。

ただ原紙を大きくするとなると単価に関わりますので、
お客様にその話をする前に印刷オペレーターの方に
どのぐらい色帯をつけたものか相談にいきました。
もしかしたら現状の原紙寸法のままで、
それにつけられる程度の色帯で済むかなあと思っての相談でした。

しかし、オペレーターの方はデザインを見るなりかる~く一言で

「それ(デザインのことです)色が薄いからゴースト出たとしても全然目立たないよ」

そうです。ゴーストは色の濃度の差によって発生する現象ですので、
元々の色が薄ければ当然目立ちにくいのです。

あまりにもあっさりと解決してしまい
私の悩んだ時間は何だったのかという感じですが、
実際何の問題も無く本印刷が行われました。

今回のように表面的な記号だけを覚えてわかったつもりになっていても
現場の方にお話しを聞かせていただくと全然問題が無かったり、
その逆もありえますので、当然のことですが一つ一つ丁寧に
考えて行動せねば。と改めて思った次第です。

とりあえず、ゴーストが発生しなくて良かった。
 

下記よりお気軽にお問合せ下さい。

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