オリジナル化粧箱・パッケージのコストダウン事例 vol.1-4

前回(4/18)は形状変更によるコストダウンということで、『中仕切は一体型?
別パーツ??』『ある意味、形状によるコストダウン』というようなことを
お話させて頂きました。

さて今回は・・・ということで、形状によるコストダウン例もだんだんネタが・・・
もちろん、仕様がほぼ固まっている具体的案件であれば、『ちょっとした
寸法の微調整でコストダウンが図れる』等々色々出てくるとは思いますが、
いざ、誰にでも分かるような例となると・・・と頭をひねっている状態であり
ます(笑)

で、なんとか今回も
◆『形状変更によるコストダウン』で1案
◆形状変更ではありませんが『なんとかこじつけて(笑)』1案
の計2案をご紹介したいと思います。

形状変更によるコストダウン【の続きの続きの続き】

フルフラップとハーフフラップ


フルフラップ形式とは、上記のように、正面と背面から伸びる天地を覆う
フラップが、両方ともに奥行きとほぼ同じ長さのもので、デザイン的には
正面から伸びるフラップで天面(or底面)全面をカバーするような形式です。
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カルトナー
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フルフラップ形式は、化粧箱(特に大量製造される食料品に
多く見受けられる形状の化粧箱)を、自動で箱起こし→中身
を充填→封函する機械に対応した形状になります。

(カルトナーの機械なんて持ってないよ。すべて手詰めだよ。
という方も多いかと思いますが、まぁ知ってて損はないかな
程度にご覧頂ければ(汗)・・・・・)
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そして・・・・・
この形状をどのように変えてコストダウンを図るかと言いますと
『フルフラップ』⇒『ハーフフラップ』に変更するということです。
はい。もう言葉通りですね。

百聞は一見に如かずということで、下記画像をご覧ください。

分かりやすくするため、先程の画像のものを流用し、フラップの先端を
切り離したもので説明させて頂きますが・・・
もう、見たまんまですね。
先程は天面全面を覆っていたフラップがハーフになっております(実際には
本当の半分ではなく、半分よりちょい長めです。でないと、フラップとフラップ
が重ならないですから)。

要はその分、紙が少なくて済むということですね。
また、底面も同様にハーフなので・・・天地の分を合わせれば結構な紙の
削減につながります。
ので、
・(展開寸法が小さく)原紙1シートに対する面付け数が多いもの
・奥行の長いもの
ほど、この効果は絶大です。なぜならパッケージコストの中に占める
原紙価格のウェイトはかなり高いものだからです。

形状によってはこんなことも!


実際にあった話をベースに、お話しさせて頂きます。
内容としては、A~Dという商材があり(というか、本当はもっとあったの
ですが、便宜上4種ということにさせて頂きまして)、前回はA~Cが付合、
そして、Dが単独仕掛ということで、製造させて頂いたものがありました。

で、その次の製造ではC以外の3種のリピート製造になりました。

単純に考えると、『Dは問題なくそのまま仕掛』ですが、ABについては前回
通りで行くと、Cまで一緒に出来てしまいます。ということは、お客様としては
『Cは不要なのに出来てしまう=無駄=もったいない』というお考えになられ
ます。まぁ、普通はそうなりますね。

ただ、ここで幸いなことにA~Cは『断裁仕上品』だったのです。
『断裁仕上品』というのは、真っ四角の台紙形状ということであり、つまり、
抜き加工がいらない=木型もいらない製品だったわけです。

そこでもちろん私としては『Cを外してABだけで付合せる』という方法を
ご提案しました。

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業界の常識でも業界外では??
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私共(印刷会社側)からすれば、普通のことなのですが、
お客様にすれば『一度作成すれば同じ方法でしか作れ
ない』と思われている方も多く、(もちろん『同じ方法』で
しか無理な場合も多いのは事実ですが)案外、業界の
常識は業界外では知られていないということもあります
ので、我々はいつもそれを念頭に置いておかないといけ
ないのはもちろんのことです。
ただ、覚えておいて頂きたいのは、お客様の立場の方
なら、ダメ元でも一度聞いてみるということも大事である
ということです。
これは様々な業界や日常の色々な場面でも同じことが
言えるのだろうと思います。
こと印刷に関してはお客様の立場でも、違う場面なら
当然逆の立場になることもあるでしょうから、『これは
当然分かっているだろうと』という思い込みを普段から
なくすようにできればと思います。もちろん私もです(笑)
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さてさて、話しは飛びましたが、これで終わりではありません。
残ったDにつき、こちらは『抜き』があるので、まぁ普通に考えれば、
前回通り単独で仕掛るしかありません。

そこで、先程よりも、もう少し考えました!!

これまた幸いDは小さいサイズの用紙での製造でしたので、原紙を
大きいサイズにしてA・B・Dの3種を全て付けてしまおう!ということです。

分かりやすく例えて言うと・・・・・
800×550mmで印刷し、印刷後に半分に断裁する。
⇒そうすると400×550mmが2種出来ますね。
ので、
この片方にABが付くようにして、断裁加工に回す。
もう片方にDが付くようにして、抜き加工に回す。
ということです。
いかがでしたでしょうか??場合によっては、形状によってはこのような
コストダウンの方法も出来るということです。
しかしながら、ここまでの手法・方法はお客様の方ではなかなか思いつか
ないというのが正直なところだと思います。

つまりは・・・このような提案をしてくれる印刷会社さんとお付き合いをされる
ということが大切だということですね。
ちなみに・・・上記は当社の実例です(笑)

 

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