オリジナル化粧箱・パッケージのコストダウン事例 vol.1-2

前回(2/21)は形状によるコストダウンということで、『底ワンタッチ→
底ジゴク(底組み式)』&『キャラメル形式→底ジゴク(底組み式)』という
2パターンの検証をおこないました。

こうしてみると『底ジゴク(底組み式)』が一番安いようにも見えますが、
一概に、そうも言えないこと・注意点等々もありました。

さて、
今回は、前回に引き続き形状によるコストダウンのその他のパターンも
見ていきたいと思います。

形状変更によるコストダウン【の続き】

オール組立箱→両サイド貼あり組立箱


上記の【A】がオール手組みの蓋・身式組立箱の展開図です。
対して【B】が両サイド貼有の蓋・身式組立箱の展開図になります。

【A】の方は、文字通りノリ貼等されている部分がなく、納品の際は
上記展開図の状態のままで、すべてお客様の方で組み立てるタイプ
の組立箱です。
もちろん、組立納品ということもありますので、その際は、弊社にて
組立後納品になりますが、どちらにしても、すべて手作業による組立
ということには変わりありません。

【B】の方も、これまた文字通り両サイドをノリ貼されているタイプであり、
具体的には下記図(左側)の赤線青線部分が貼り合わされて、最終
的には、右図のような状態で納品となります。

さてここで、『オール組立箱→両サイド貼あり組立箱』がなぜコストダウン
になるか?ということですが、普通に考えれば【B】の方が『貼り工程』が
追加される分、高くなるのではないかとなるわけですが・・・・・その通り
です(笑)。資材の箱という意味では通常【B】の方が高くなります。

ただ、この組立箱は『組み立て』て使用するものなので、組み立てられた
状態までのコストで比較しないと意味がありません。
従って、両サイドを貼りされることによって、組み立てやすくなるので、その
分の組立工賃は安くなります。ので、その差額分以下で、『両サイド貼り』
が出来れば、トータルコストは安くなるということです。

ので、普通に考えれば、手作業より機械貼りの方が安くなるはず!です。

では、逆に安くならない場合というのは・・・・・
① 小ロットの場合
② 組立代が安い(?)場合

①についてはお分かりだと思いますが、例えばロットが100ヶであれば、
組み立て代に@30.0かかったとしても¥3,000円なので、機械貼りの
方が高くつきますね。
②については、おそろしく安い人件費のところをご存知か?もしくは、実質
的に人件費がかかりにくいところですね。たとえば、店舗毎に組み立てて
使用する、かつ、店舗にはヒマな時間があるので、その間にアルバイトの
人に組み立ててもらう等々でしょうか?

どちらにしても、組立までの総コストで判断する必要があります。

それだけじゃない『オール組立箱→両サイド貼あり組立箱』の差

この2点の差は、貼り工賃と組立工賃の差額だけだと考えがちですが、
そうではありません。一番最初の図面をもう一度よく比較して頂ければと
思いますが、展開寸法が『両サイド貼り』の方が小さくなるのです。
しかも、蓋・身式というくらいですら、『蓋』と『身』各々が小さくなれば・・・
展開寸法が小さい⇒紙の取都合が良くなる可能性がある⇒コストが安く
なる可能性がある。ということですね。

今回も出てきました『可能性がある』という話。
そうです!【展開寸法が小さい=紙の取都合が良くなる】とは限らない
ということですね。ただ、先程も言いましたが、蓋&身なので、可能性が
高いとも言えるでしょう。

蓋・身式組立箱の場合、強度を必要とすることも多いので、紙厚も厚い
ものが使われることが多いです。ので、少し小さくなるだけで、結構な
コストダウンにつながることがありますので、組み立て箱をお考えの時は
是非『オール組立箱』と『両サイド貼あり組立箱』の2パターンで見積を
取るようにしてみて下さい。

見積を取ること自体に費用は掛かりませんので(笑)

蓋の高さを調節しよう!


確かに、『オール組立箱→両サイド貼あり組立箱』に変更するだけでは
取都合が変わらず、思ったほどの差額が出ないこともありますし、そもそも
内寸自体を変えられないのだから、大幅なコストダウンは無理だろうと思わ
れるかもしれません。

我々も、紙寸自体は変えられないので、『あと2mm短ければなぁ』なんて
思うことがあります。

そんな時に、有効な方法が『蓋の高さを変える』ということです。
上記の写真をご覧いただければお分かり頂けるかと思います。
この差を分かりやすくしたのが下の図です。

 

天地・左右ともに、結構小さくなるのがお分かりかと思います。

この図は、各々両サイド貼りでの高さ変更ですが、『オール手組身式の
組み立て箱』の場合でも同様に小さくなります。
さらに言うと、『オール組立式』⇒『両サイド貼り、かつ、蓋の高さ変更』を
行えば、かなりの縮小になり、ここまですれば紙の取都合は、そのほとんど
の場合によって良くなります。

ただ、見栄えが・・・と危惧する方もおられると思います。

しかしながら、上記写真はかなり蓋の高さを短くしていますが、例えば
その差が、2~3mmならどうでしょう?見栄えと比較しても許容できるレベル
ではないでしょうか?
そして、この2~3mm短くするだけでも、取都合がよくなる場合があります。

だまされたと思って、是非一度ご一考下さい。

とはいっても、この部分はパッケージ屋さん(=印刷会社)の方でないと
分かりにくい部分ではあります。
ので、良心的なパッケージ屋さんとお付き合いされるということが必須の
条件にはなりますが・・・・・

弊社は、いつでもお客様の立場でお考えします!何かございましたら
是非ご一報お待ちしております。

 

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