オリジナルパッケージ、製造中に気をつけること~印刷①~

オフセット印刷はインキを版からブランケットへを転写し、転写されたインキを
今度はブランケットから紙へと転写することでインキを紙へと印刷します。
そして、用いられる版にはデザイン部分(インキを乗せる部分)に撥水性が備わっており
それ以外には逆に親水性が備わっている。
油であるインキは先だって水を通り親水性部分に水が付着した部分には反発して付着せず
デザイン部分にのみ付着する。そのためデザイン部分にのみ印刷が行える。
こうしてオリジナルのパッケージが印刷される。

こんばんは、鹿太郎です。冒頭「印刷の方法」の内容を掻い摘んで書きましたが、
今回はこの親水性と撥水性を持つ「版」について
印刷中やその前後に気をつけなければならない一つの現象である
「版傷」について紹介したいと思います。

~版傷~
その名の通り版に傷がついてしまうことを指しますが、
原因としては版を移動させる際に擦れたり保管の仕方に問題があったり
ブランケットにごみがついていたり等々が考えられますが、
まったく問題にならないこともあれば、軽度~重度のクレームにもなりえるものです。

つまり版に傷がついてその部分の親水性が損なわれれば
当然水が付着しなくなるので、その部分にインキがついてしまいます。
インキがつけば当然紙にもその部分にインキがついてしまいます。
後加工のトムソンで切り落とされる部分、
すなわちパッケージと関係の無い部分であれば特に問題はありませんが、
これがパッケージ部分であれば…
もしそれがデザインの根幹を成す部分であれば…
というわけです。

こういった現象を早期に発見するために印刷中も
抜き取りチェックを行いますが、発生させないことが一番大事ですので
刷版の移動や管理には十分気をつける必要があります。

そしてもし版傷に気が付いたらプレートクリーナー等を塗って
親水性を与えてやれば、再び使用できます。

というわけで今回は版傷の紹介でした。
ちなみに今回のタイトル、まるで続編があるかのごとく
①と銘打っていますが続き物になるかは不明です。
ただ話しのネタとしての空間は相当広い部分であり
機会があればどんどん紹介していきたいとは思っておりますので
そのときは、ご一読いただければ幸いです。

 

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