オリジナルパッケージ、製造中に気をつけること~印刷②~

前回はこちら
というわけで続き物になりました。
製造中に気を付けることシリーズです。
今回も印刷編でして内容としては、
印刷現場の温度と湿度が印刷に与える影響についてになります。

さて、オフセット印刷は水とインキを使用して印刷しているのですが、
滞り無く印刷するためには水にもインキにもある程度の流動性が求められます。
水は通常の水よりも流動性が有り表面張力の弱い水、湿し水、を使用することによって
水の盛り上がりを平坦にしてインキの乗る印刷部分とそれ以外との境界線をなめらかにします。

また、インキは現場の温度を一定に保つことで(25℃前後が良いとされています)
流動性・粘度を出してトラブルの起こりにくい状態にします。
しかし、いかにエアコン等を使用し、極力外気温を入れないようにしても
どうしても夏場は温度が高くなりますし、冬は低くなります。
さて、そうなるとインキの粘度が高くなったり低くなったりするので
夏場と冬場に同じ感覚で同じ商品を印刷すると色の差があったりするので注意が必要です。
また、印刷後のインキの乾燥についても当然ながら温度が高い方が早く乾燥するので
冬場に急ぎの仕事で印刷した翌日に表面加工やトムソンに回したらまだ乾燥していなかった!
なんてことも起こりえます。怖いですね。

次に湿度ですが、こちらは50~60%が良いとされております。
湿度は高くなりすぎると紙に吸収される水分が多くなりますので
あまりに水分を吸収しすぎるとインキの乾燥が遅くなることはもちろん、
紙の腰が無くなり、伸縮が大きくなりますので見当ズレなどのトラブルにも繋がります。
逆に湿度が低すぎると紙と紙の間で静電気が発生して
1枚ずつ紙を印刷ユニットに送らなければならないのに2枚送ってしまうこともあります。
これらもエアコン等で管理をしますが、どうしても夏場は高く・冬場は低くなりがちです。

 

ちなみにUVインキの場合は紫外線を照射することで速乾させるので、
逆に紫外線を浴びない限りは乾燥しないので油性インキほどには湿度に影響されません。
ただ流動性は油性インキよりも高いので温度が上がりすぎには油性インキよりも
気を配る必要があります。

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ