たこ焼きの容器用のパッケージについて

food_takoyaki-1パッケージといっても実に様々な種類があります。
7月頃に書いた「一般的な形状の化粧箱の展開図とその役割」でも
使用頻度の高いパッケージを何点か紹介しましたし、
その発展系として、「蓋身式のパッケージの展開図」では
文字通り蓋身式のパッケージという括りにおいての
何種類かの形状を紹介しております。

パッケージの形状というものは↑の2つの記事でも、
むしろ当ブログのほとんどにおいて、紹介しておりますように
様々な意図や用途に合わせて、色数も表面加工も貼りの形式も
最もそれに適したものを作ることが重要です。

そこで今回は掲題の通り、弊社にて製造しております
とある「たこ焼き」の箱の仕様等を紹介してみたいと思います。

たこ焼きの容器用のパッケージの表面加工について

たこ焼きの容器として使用しますので、
当然ながら油分やら湯気やらに対する耐性が求められます。

耐油性や耐水性などを付与する表面加工といば
極薄の透明フィルムを貼りつける「PP貼り」や
耐油性・耐水性を付与するために施される「ハービル」
また、そもそも原紙製造においてそれらに耐性を持つように
製造された「TS」「TM」といった原紙等があります。

これらの中から現在製造しているたこ焼きの容器として
使用しておりますのは「ハービル加工」になります。
これを原紙の裏側(箱の内側のたこ焼きを置く側)へを塗布し
たこ焼きの油や湯気への対策としております。

ハービルになった経緯としましては
油分・水分に対する耐性の持たせたかの差が一因としてあります。

「PP貼り」は油分・水分を弾くことで原紙への影響を抑えて
それらへの耐性を持たせている加工です。

弾きますので、湯気は箱の内側に溜り水滴となります。
この「水滴が着く」という現象が蓋をあけたときに
蓋の内面に水滴が見えることや
たこ焼きに水滴が落ちることなどを嫌ったようです。

ハービルも弾くのですが、その性質の差からか
ある程度原紙に吸収しますので
問題となるほどの水滴は発生しなかったようです。

また、他に比べて単価が安かったことも
やはり重要な要素だったのかと思います。

表面加工については「パッケージの表面加工であるビニール引きについて
でも何点か上げております。
色々な差がありますので、よろしければ一度ご覧下さい。

ところで、書いていて気づきましたが表面加工と言いながら
箱の内面に加工しておりますね。
まあ箱の内面から見た表面ということで(笑)

たこ焼きの容器用のパッケージの貼り形式について

さてさて本日の本題です。
たこ焼きの容器として使用するにあたり
求められるパッケージとはどんなものでしょうか。

まず、組立の容易さとある程度重ね置きが出来ることがあります。
さらに店頭で次から次へとたこ焼きを箱詰めするために
たこ焼きを充填する作業がより容易なものが求められそうです。

となりますと、注文がくる毎にトムソン式の箱などを
組み立てるような手間をかけることは到底現実的とは言えません。

また、たこ焼きは箱形状でいうところの「高さ」が非常に小さいことから
箱の「高さ」が低い方がより適していると言えるでしょう。

ということでこれらに対応した貼り形式といえば
「一般的な形状の化粧箱の展開図とその役割」で言うところの
四隅貼箱が該当するかと思います。

これは「高さ」が低く製造でき、蓋の開閉部が大きく取れることから
充填作業も容易です。
さらにあらかじめ四隅が貼られていることから
組立て作業もワンタッチで出来るうえにある程度の重ね置きも可能です。

では四隅貼りで決定でしょうか?
いや実はもう一つ懸念材料が残っております。

それは、散々↑でも書いておりますように
「油分やら水分に対する耐性」なります。

4隅貼の箱はその貼り合せる4隅が、
それぞれ糊で接着しているだけであることから、
どうしても4隅から水分や油分が漏れ出してしまいます。
そのため水分や油分の多い商品、今回でいえばたこ焼きですが、
を入れる箱としてはすこし不十分であると言えます。

そこで、それらを解決するための貼り加工が
「8点貼り」や「W貼り」と呼ばれる加工になります。

これは形状的にはぱっと見た感じ、ほとんど4隅貼りと変わりませんが
その貼り方は4隅貼りとは明確に違います。
すなわち貼り合せる箇所で切り離している部分が一切無いのです。

このため、4隅貼りで問題のあった
水分や油分の漏れが大きく改善されています。

さらに切り離している部分が無いことと、8箇所も貼り合せることから
箱自体の強度も上がっており、より多く重ね置きすることができます。

ただしこの貼り形状は汎用の貼り機械で出来るものでは無く
それ専用の貼り機械を使用しての加工となりますので
どこでも出来るということではありません。

たこ焼きの容器用のパッケージ。とはいえ…

さて、ここまで弊社で製造しておりますたこ焼き箱の容器について
その加工形状などの紹介をしていきました。
油分や水分に対応し、かつ店頭での充填作業などから
上記のような仕様となっておりますが、
別の得意先様でコロッケの箱も製造しているのですが
こちらでは箱詰めから食べられるまでが非常に短い時間であることと
箱自体が4個以上購入のお客様にしか使用しない。
=使用頻度が少ない。ということから
より安価に製造できる地獄底箱にて販売されております。

このように油分があるとはいえ、そのパッケージの使用環境によっては
何も全て8点貼りを使用する!ということでも無いようです。

やはりそれぞれのお客様に合った製造をしていくことが肝要なのでしょう。

 

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